マチュピチュへの行き方はどこ経由?個人で行く場合とツアーの比較も

マチュピチュへの行き方はどこ経由?個人で行く場合とツアーの比較も

ペルーの観光名所であるマチュピチュへの行き方について解説します。
日本からペルーへの行き方は何通りかあるので、観光に行く際には、一番利用しやすい方法を検討して計画しておきましょう。
また、ペルーの首都からマチュピチュまでの行き方や、個人で行く場合とツアーとの比較についても解説します。

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ペルーと日本の時差について知っておこう

ペルーに限らず、海外旅行に行くのであれば、事前に時差を知っておきましょう。
時差を知っておけば、時差ボケ防止にも役立ちます。
日本とペルーの時差は、約14時間。
日本よりもペルーが14時間遅れています。
つまり、日本がお昼の12時であれば、ペルーでは前日の夜22時です。
比較的時差が大きいので、行きも帰りも時差ボケ対策を考えておきましょう。

ペルー観光にビザは必要ない!

ほとんどの場合、海外旅行にはビザが必要です。
しかし、ペルーに行く場合はビザは必要ありません。

ペルーでの滞在期間が継続して90日を超えない観光目的の入国の場合は、事前に査証(VISA)を取得する必要はありません。

引用元:入国査証・滞在許可について | 在ペルー日本国大使館

ただし、アメリカ経由でペルーに入国する場合は、アメリカの電子渡航認証システム「ESTA」を取得する必要があります。
ESTAの申請は、渡航の72時間前までに専用のウェブサイトで行ってください。
ESTAの申請を忘れてしまうと、アメリカ経由ではペルーに入国できません。

ESTAって何?

ESTA(エスタ)とはVisa Waiver Program(VWP)の一環で、短期の米国渡航に必要な入国審査制度です。
アメリカへ渡航する場合には、ESTAの申請が必須になります。
有効期限は2年なので、2年以内であれば、制限なく何度でもアメリカへの渡航が可能。
米国国土安全保障省(DHS)の規定により、ESTA(エスタ)認証が拒否された場合は、ビザを取得しなければアメリカへの渡航はできません。

日本からマチュピチュへの行き方

日本からマチュピチュのあるペルーまでは、直行便が出ていません。
そのため、必ずどこかの国を経由する必要があります。
主な経路は、以下の7通りです。

  • 羽田→ロサンゼルス→リマ→クスコ
  • 羽田→ニューヨーク→リマークスコ
  • 成田→ロサンゼルス→リマ→クスコ
  • 成田→ヒューストン→リマ→クスコ
  • 成田→メキシコシティ→リマ→クスコ
  • 成田→マドリード→リマ→クスコ
  • 関西→ロサンゼルス→リマ→クスコ

上記のように、まずは日本からいずれかを経由してリマへ向かいます。

リマからクスコへは標高に注意!

リマについたら、ホルヘ・チャペス国際空港で国内線に乗り継いで、クスコのアレハンドロ・ベラスコ・アステテ国際空港へ向かいます。
ここで注意したいのが、クスコの標高です。
クスコの標高は、富士山の頂上とほぼ同じ高さの3,400m。
寝不足などで空港へ降りたつと、体調不良に陥るケースもあります。
そのため、時間に余裕がある場合は、クスコで一泊して体調を整えておいた方が良いです。
ちなみに、リマからクスコへは、バスでの移動も可能。
しかし、約23時間もバスに乗らなければいけない上に、標高約4,000m以上の山道を走ります。
高山病対策ができているか、標高の高い場所に慣れている人でなければ、バスに乗っているだけでも辛いので、初心者にはおすすめしません。

クスコからマチュピチュの行き方

クスコについたら、マチュピチュのふもと、マチュピチュ村に向かいます。
クスコからマチュピチュ村への主なルートは、電車移動です。
ほとんどの場合、クスコより低地のオリャンタイタンボまで移動して、そこから列車に乗ります。
走っているのは「ペルーレイル」と「インカレイル」の2つ。

有名なのは「ペルーレイル」で、3タイプの車両があります。

  • 豪華な食事付きの「ハイラム・ビンガム」
  • 軽食付きの「ビスタドーム」
  • お菓子付きの「エクスペディション」

どの車両も混雑するので、予約必須です。
予約方法は、以下のとおり。

  1. ペルーレイル公式サイトにアクセス
  2. 旅程を選択
  3. カレンダーで行きと帰りの日、人数を選択
  4. 「FIND TRAIN TICKETS」をクリック
  5. 車両クラスの都合の良い時間帯を選んで「AVAILBILTY」をクリック
  6. 下部へスクロールして「Continue」をクリック
  7. 確認画面で再度「Continue」をクリック
  8. 名前などの情報を入力
  9. 支払い画面が表示されたら、手続きをして完了

もう一つのインカレイルは、1日に3往復しか運航していません。
車両は以下の3種類。

  • プレジデンシャル(貸し切り車両で数百万かかります)
  • 豪華な食事付きのファーストクラス
  • エグゼクティブクラス

インカレイルの予約方法は、ペルーレイルの予約方法とほとんど同じです。
ちなみに、クスコからマチュピチュ村までは、歩いても行けます。

一つは、バスで水力発電所まで行き、そこから10kmの道を歩くルート。
歩く時間は大体3~4時間なので、歩き慣れている人であれば、そこまで辛く感じないかもしれません。

もう一つは、民間のバスを乗り継いで、KM82地点と呼ばれる場所から28kmの距離を歩くコースです。
こちらは徒歩6~8時間もかかるルートなので、初心者にはおすすめしません。

マチュピチュ村からマチュピチュまではすぐ!

無事マチュピチュ村に辿り着いたら、マチュピチュはすぐそこです。
マチュピチュ村からシャトルバスが出ており、30分ほどで到着します。
バスは約10分おきに運行しているので、一つ逃しても問題ありません。

マチュピチュへ個人で行く場合の確認事項

マチュピチュに個人で行く場合は、必ず以下の4つの予約を行っておきましょう。

  • クスコまでの航空券
  • クスコからマチュピチュ村への列車チケット
  • マチュピチュの入場券
  • 宿泊するホテルの予約

もちろん、アメリカ経由でペルーに行く場合は、ESTAの申請も忘れないでください。
日本からマチュピチュ村までの行き方は、先述したとおりです。
そして、個人でマチュピチュに行く際に、忘れてはいけないのが、マチュピチュの入場券。
マチュピチュの入場券は、当日でも可能ですが、ワイナピチュにも登りたい場合は、早めに予約しておきましょう。
また、時間毎の入場制限があるので、早朝チケットなどは早めの購入をおすすめします。

個人でガイドを付ける場合はどうする?

マチュピチュの遺跡観光は、ガイド同伴が必須です。
ツアーであればガイドも一緒に申し込めますが、個人の場合はどうしたらよいのかわかりませんよね。
しかし、安心してください。
現地でもガイドは見つけられます。
現地でガイドを見つけて交渉すれば問題ありません。

ワイナピチュへの入山についても知っておこう 

ワイナピチュに入山する際も、事前の予約が必要です。
入山開始時間は、7時と10時の1日2回で、それぞれ200人ずつの入山制限が設けられているので、予約しなければ入山できません。

マチュピチュへは個人とツアーどちらを選ぶべき?

マチュピチュ観光について、個人とツアーで、どちらが良いとは一概には言えません。
単純に費用だけで言うならば、個人で一つひとつのチケットを予約した方が安く済みます。
しかし、航空券にホテルにマチュピチュのチケットなど、個人で行く場合はかなりの手間がかかります。
そのため、利便性で考えるのであれば、ツアーの方が良いです。
とくにマチュピチュ観光初心者の場合は、すべて手配してくれるツアーの方がミスなく観光を楽しめるでしょう。

マチュピチュ観光への行き方を解説しましたが、個人ですべてのチケットなどを手配するのはかなり困難です。
そのため、マチュピチュ観光へ行くなら、ツアーを選びましょう。
何度かマチュピチュ観光に行って慣れてきたら、クスコからマチュピチュまで歩いたり、個人ですべてを手配してみたりといった楽しみ方も良いかもしれませんね!
ただ、初めてマチュピチュ観光へ行く場合は、無理をせずにツアーを使ってください!

今長谷
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