南アフリカの治安は?外務省による情報や注意点

南アフリカの治安は?外務省による情報や注意点

南アフリカには、自然や文化の観光スポットが多くあることから、美しさや豊かさを感じて楽しめるでしょう。
しかし、南アフリカの治安が必ずしも日本と同じであるとは限らず、冷静な判断や対策が必要です。
今回は、南アフリカの治安について、詳しく解説します。

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外務省海外安全ホームページから見る南アフリカの治安

南アフリカの治安は悪く、地域の安全性は日常的に脅かされているため、日本国内と同じ考えで滞在することは危険です。
ここからは、外務省海外安全ホームページから見る南アフリカの治安について、紹介していきます。

CBD地区の治安

CBD地区の治安は悪く、外務省からは不要不急の渡航を止めるよう勧告が出されている「レベル2」の地域に指定されています。
実際に、CBD地区の街中では殺人・路上や住居侵入の強盗などの犯罪が多発しており、特に日本人旅行者の被害報告は増加傾向です。
CBD地区および周辺は、昼夜・人種を問わず犯罪が日頃から横行しているため、住人も旅行者も日頃から対策や人の動きに注意する必要があります。
また、CBD地区の官公庁周辺などでは、抗議運動が活発的です。
しかし、ゆっくりと行進をする人々が、突如激化して激しい暴動と化す可能性もあるため、できる限り近づかないようにしましょう。

凶悪犯罪の発生件数

南アフリカの凶悪犯罪の年間発生件数は、以下のとおりです。

  • 殺人: 20,000件
  • 凶悪強盗:144,000件
  • 侵入窃盗:206,000件 205,959 件
  • 車上狙い:119,000件
  • 薬物関連:170,000件
  • 性犯罪:53,000件
  • 誘拐:6,600件

※南アフリカ年間犯罪統計資料(2019年4月~2020年3月)より

南アフリカの治安は悪化する一方であり、南アフリカ国民だけではなく、旅行者の外国人への被害が途絶えません。

ただし、犯罪統計資料に計上されていない未遂事件や他の犯罪もあるため、資料よりも件数が多い可能性があります。

全体を見ると、1日に40件以上の事件が発生していることから、南アフリカに滞在する際は、十分な対策や注意を怠らないようにしましょう。

ヨハネスブルグは危険地帯

ヨハネスブルグも危険地帯であり、世界でも最も犯罪件数が多く、危険な都市であるとされています。
外務省からも、不要不急の渡航を止めるよう勧告が出されている「レベル2」の地域に指定されており、ヨハネスブルグの中心地・周辺は特に危険です。
ヨハネスブルグの街中では、失業者を多く見かける地域や各バスターミナル・駅周辺は、近寄らないようにしましょう。
観光客をターゲットにして、複数人による強盗・ひったくりなどの犯罪が横行していたり、犯罪組織のように大勢で襲ってきたりする場合もあります。

ツワネの立ち入りも注意

ツワネ(旧プレトリア)は、ヨハネスブルグに次いで大きな都市であり、立ち入りにも十分に注意しなければなりません。
外務省による、不要不急の渡航を控える勧告が出されている地域です。
ツワネには、南アフリカ最大の国立動物園・博物館や記念碑などの観光スポットが豊富にあります。
しかし、観光に夢中になる観光客に対して、スリ・置き引き・窃盗などの犯罪行為が報告されています。
南アフリカの観光中は、警戒を怠らないようにしましょう。

ダーバンは立ち入らない

南アフリカの治安が悪い地域には、ダーバンも含まれているため、できる限り立ち入らないようにすることが大切です。
ダーバンは、ビーチとして有名なリゾート地であり、ホリデーシーズンには多くの観光客が訪れます。
ビーチでも、観光客をターゲットにした強盗やひったくりの犯罪が多発しているため、周辺や荷物の管理には十分な注意が必要です。
また、ダーバンから少し離れた高速道路でも同様の犯罪が報告されており、中には殺人事件も発生しています。

ケープタウンは十分注意

南アフリカでも人気の高いケープタウンは、車上狙いや窃盗をメインに犯罪が増加しているため、十分に注意しなければなりません。
観光スポットを始めとして、お店が立ち並ぶ場所やタクシー・バスターミナルなど、人が集中する場所はスリなどが多いです。
また、ケープタウンの一部エリアでは、ギャングによる銃撃やドライブバイシューティング(車内からの発砲)が、無差別に行われる被害もあります。
「徒歩だから…」「乗り物に乗っているから…」と、安心しないようにしましょう。
ケープタウンも、ヨハネスブルグに次いで犯罪が横行している地域だと、認識することが大切です。

南アフリカへいく際の注意点

南アフリカへ行く際は、日本よりも治安状況が悪いことを理解しておかなければなりません。
危険から身を守るためにも、事前の情報と対策を考えておきましょう。
ここからは、南アフリカへ行く際の注意点を解説します。

危険な場所に立ち入らない

南アフリカの危険な地域には、スラム街や黒人住居エリア「ヒルブロウ」などがあります。
各場所の犯罪件数は多く、犯罪の被害に遭わないためにも、立ち入らないようにしましょう。
また、人通りが少ない場所や暗がりの路地・道を避けることも大切です。
危険な場所では、昼夜関わらず犯罪が起こったり、夜に犯罪が増加したりしているため、滞在中は危険な場所に立ち入らないように注意してください。
南アフリカへの旅行や滞在に慣れていない場合、事前に外務省のホームページなどから情報を得ておくと安心です。

徒歩よりも車移動

南アフリカの滞在中は、徒歩よりも車移動を心がけましょう。
車を選択する際は、現地の人も利用しているミニバス・タクシーの利用がおすすめです。
徒歩移動の場合、銃やナイフを突きつけられたり、羽交い絞めにされたりして荷物や貴重品を奪われる可能性があります。
持ち物を奪うための脅しではなく、相手に殺傷を行うための武器であるため、対応に気を付けなければなりません。
ただし、車を利用していても強盗被害に遭う可能性も十分にありえます。
不安な人は、南アフリカのツアー参加がおすすめです。

バス・タクシーも注意

南アフリカでは、安全に利用できる公共交通機関はありません。
バス・タクシーを利用しても、カージャックや強盗事件が相次いでいます。
一般道路・高速道路に関わらず、信号待ちや渋滞などで停車している車の窓を割って、座席の荷物を奪っていく事件が起こっているのです。
カージャックや強盗を行う犯罪者は、ほとんどが銃を所持しているため、まずは身の安全を第一に考えましょう。
また、貴重品や荷物はトランクに収納して外から見えないようにしてもらうなど、自分で対策を考える必要があります。

ハイブランドは身に着けない

南アフリカでは、顔立ちの違う日本人は珍しく目立つ存在なため、ハイブランドは身に着けないようにしましょう。
オシャレとして高級な腕時計やネックレス、指輪などを身に付けている場合、犯罪者から「金持ちの外国人だ」と襲われる可能性が高くなります。
また、スマートフォンも高価な物の対象となるため、見えるように携帯しないようにする注意も必要です。
南アフリカへ訪れる際は、できる限りハイブランド品は自宅に置いておくなど、対策をしてください。

荷物から目を離さない

観光中やレストランの食事中、公共の場所などでも荷物から目を離さないようにしておかなければなりません。
スリ・ひったくり・置き引きなどの被害に遭う観光客は多くいるため、必ず自分の手が届く場所へ置く必要があります。
また、飲食店のテーブルなどに置いていたとしても、知らない人が話しかけてきた際も警戒しておきましょう。
フレンドリーな対応に気が緩み、持ち物が盗まれてしまうことも多々あります。
対策として、ファスナー付きや複数の留め具があるカバンの使用を検討しましょう。

宿泊先では必ずドアを施錠

南アフリカへ滞在する際は、セキュリティの高いホテルを選び、必ずドアの施錠を行いましょう。
セキュリティが低く、鍵のついていないホテルでは、部屋へ侵入して強盗や性被害に遭う場合があるからです。
スーツケースや貴重品は、施錠可能なホテル金庫やセーフティボックスへ入れておきます。
宿泊ホテルの部屋に入った後は、すぐにドアが施錠されているかを確認して、貴重品の管理を十分に行ってください。

ATMは極力利用しない

近年南アフリカでは、ATM操作中のスキミング被害などが多発しているため、ATMは極力利用しないようにしましょう。
ATMのカード差込口にスキマーがセットされ、暗証番号を記録できる細工がされています。
また、ATMの操作中に近づいてきたり、話しかけてきたりした際も注意が必要です。
ATM操作の案内を申し出て、暗証番号を盗み見たうえでキャッシュカードを盗み取る手口が横行しています。
ATMを利用しなければならない状況の際は、警備員のいる銀行を選んだり暗証番号の入力時は手で隠したりしましょう。

南アフリカでの日本人向け緊急連絡先

南アフリカで犯罪事件やトラブルの被害に遭った際は、以下の日本人向け緊急連絡先に連絡をしてください。

  • 在南アフリカ日本国大使館:+27-(0)12-452-1500
  • 在ケープタウン領事事務所:+27-(0)21-425-1695

※日本の通信会社を利用した携帯電話からかけた場合、「0」の長押し・「*」を2回押すと「+」が出ます

  • 警察:10111
  • 消防・救急:10177(112)

※救急車の利用は有料

また、カード関係の緊急連絡先は以下です。

  • VISA:(09)+1-303-967-1090(日本語可)

携帯:+1-303-967-1090

  • JCB:(09)81-42-240-8122(日本語可)

携帯:+81-42-240-8122

  • MASTER:(09)-1-636-722-7111(日本語可)

携帯:+1-636-722-7111

※いずれも有料

南アフリカの治安に対して対策を立てておく

南アフリカの治安は、日本よりも悪く犯罪事件が絶えません。
旅行者だから歓迎されるとは限らないと理解して、起こりうる犯罪への対策を行いましょう。
手荷物は手放さない・目を離さない、移動は車やバス・タクシーを利用する、セキュリティの高いホテルを利用するなどをします。
現地で被害やトラブルに遭った際は、冷静な対応と共にすぐに緊急連絡先へ連絡をすることが大切です。
今長谷
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