
ウユニ塩湖はどこにある?具体的な行き方から個人で行く場合の確認事項
絶景スポットとして知られているウユニ塩湖ですが、実際にウユニ塩湖に旅行で行くとなるとルートに迷ってしまうケースもあります。
ツアーなどで行くのであれば問題ないですが、個人でいくとなるとウユニ塩湖までたどり着けない人もいるかもしれません。
そこで、ウユニ塩湖の場所やルートなどについて紹介します。
現地到着までに時間はかかりますが、無事たどりつければ、この世とは思えないほどの絶景を堪能できます。
ウユニ塩湖ってどこにあるの?
ウユニ塩湖は、アンデス山脈に囲まれた広大な土地にあります。
南米のボリビア西部にある都市ウユニから車で1時間ほどですが、日本から向かうとなると長旅になります。
なぜなら、ウユニ塩湖は日本のほぼ裏側に位置しているからです。
基本的な行き方としては、日本からアメリカ、アメリカを経由してボリビアのラパス、さらに空路または陸路で都市ウユニに向かいます。
日本からアメリカまでで約13~15時間、アメリカからラパスまでで丸一日なので、到着するまでには2~3日かかると計算しておいた方が良いでしょう。
「さすがにそこまでの長旅は難しい」と感じた場合には、日本のウユニ塩湖もおすすめです。
ウユニ塩湖と言えば本場はボリビアですが、日本のウユニ塩湖と呼ばれるスポットがあります。
日本のウユニ塩湖として知られているのは、次の5つです。
- 千葉県木更津市の江川海岸・久津間海岸
- 和歌山県田辺市の天神崎
- 香川県三豊市の父母ヶ浜
- 大分県豊後高田市の真玉海岸
- 熊本県宇土市の長部田海床路
なかでも香川県の父母ヶ浜は、「日本のウユニ塩湖」として人気があります。
『日本の夕陽百選』にも選ばれているスポットなので、本場ボリビアでは見られない景色も堪能できるでしょう。
ウユニ塩湖へのルート
ウユニ塩湖には、日本からの直行便はありません。
そのため、アメリカなどを経由してウユニ塩湖へ向かいます。
ルートとしては以下の流れです。
- 日本からアメリカ
- アメリカからラパス
- ラパスからウユニ
日本からは、アメリカのマイアミまたはペルーのリマが代表的な経由地となっています。
ウユニ塩湖までの具体的な行き方
日本からウユニ塩湖までの具体的な行き方を紹介します。
ウユニ塩湖への旅を計画している人は、参考にしてください。
まずは日本からボリビアへ向かうために、ペルーのリマ、またはアメリカのマイアミへ向かいます。
代表的なルートで言うと、アメリカのマイアミです。
米系航空会社「AA:アメリカン航空」「UA:ユアイテッド航空」「DL:デルタ航空」を利用するのが良いでしょう。
日本からマイアミまでは約15時間の長旅になります。
次に、マイアミからボリビアのラパスへ向かいましょう。
ラパスへは、アメリカン空港が運行しており、約7時間かかります。
ここまででおよそ22時間。
一日経過してしまうので、マイアミのあたりで一泊してからラパスへ向かうと良いです。
ラパスからウユニに向かうには、航路と陸路があります。
空路であれば、約1時間、陸路であれば約10時間です。
航路の場合は、ボリビアのTAM航空、アマゾナス航空、ボリビアーナ航空からフライトが出ています。
ただし、TAM航空は直行便ではなく、運行している曜日も決まっているので、事前に確認しておきましょう。
陸路の場合は、長距離バス、または列車を使います。
長距離バスの場合は、21時頃出発の夜行バスがほとんどです。
悪路となるため、夜の冷え込みに注意してください。
列車の場合は、ラパスからオルーロまでバスで行き、オルーロから列車に乗り換えます。
所要時間は約7時間ですが、海外の景色を楽しみたいのであれば、列車移動も一つの手段と考えて良いでしょう。
ウユニに到着したら、ここからさらにウユニ塩湖に向かいます。
ウユニ空港からウユニ塩湖までは、直線で約80kmです。
そのため、バスやタクシー、ツアーで行く方法しかありません。
最もおすすめなのは、ツアーに申し込む方法。
車などを自分で手配する必要もない上に、やはりツアーの方が安全です。
旅先で想定外のトラブルに巻き込まれても、添乗員がいるので安心できます。
ツアー会社は多数ありますが、内容や料金はほとんど変わりません。
朝10時頃に車に乗り出発します。
ただし、ほとんどのツアー会社は日本語が話せません。
英語のガイドさんがいる場合もあるので、ツアー会社を選ぶ際に英語のガイドさんがいるかどうかも基準にすると良いでしょう。
ウユニ塩湖までのルートを決めたら、後はウユニ塩湖到着を待つだけです。
ボリビア隣国からウユニ塩湖への行き方
せっかく長期間休日をとって旅行に行くなら、他の国も楽しみたいという人もいるでしょう。
ボリビアの周りには、チリやペルー、アルゼンチンなどもあるので、海外旅行が好きな人にとっては訪れてみたいですよね。
そこで、ボリビア隣国を訪れた際のウユニ塩湖への行き方も解説します。
具体的に、ボリビアの隣国となるのは、以下の5つの国です。
- チリ
- ペルー
- アルゼンチン
- パラグアイ
- ブラジル
まずは、チリからの行き方です。
チリからはサンペドロ・デ・アタカマからウユニへの3泊4日のツアーを利用していくのが一般的です。
ペルーからはウユニへの直行バスがないので、ペルーのクスコやプーノからコパカーナを経由するバスの乗り、ラパスで乗り換えてウユニへ向かいます。
アルゼンチンからは、まずボリビアと隣接しているラ・キアカという町に向かいます。
ラ・キアカからボリビア側のビジャソンに行き、そこから列車またはバスでウユニへ向かいます。
パラグアイからは多少複雑です。
まず、パラグアイの首都アスンシオンからボリビアのサンタクルスという街までバスで移動します。
しかし、アスンシオンとサンタクルスまでの道は、南米一の悪路と呼ばれており、エンジントラブルに見舞われるケースも多いです。
トラブルがなくても24時間、トラブルに見舞われた場合は40時間以上かかるケースもあるので、おすすめのコースとは言えません。
ブラジルからウユニへ向かう場合は、一度パラグアイに入ってウユニへ行くルートが一般的です。
ブラジルから直接ボリビアへ向かうケースはほとんどありません。
ウユニ塩湖へ個人で行く場合の確認事項
ウユニ塩湖へは、個人でも行けます。
しかし、個人で行くのであれば、下調べや用意を必ず行っておきましょう。
まず重要となるのが、予算です。
航空費やホテル代なども考えると、予算は30万円ほど用意しておくと良いでしょう。。
とはいえ、為替相場の影響は大きいので、ウユニ塩湖へ行く際は、為替相場を確認しておいてください。
次に確認しておきたいのが、日程です。
ウユニ塩湖に行くまでは、約2日かかるので、行きに2日、帰りに2日と考えると、最低4日は必要になります。
さらにトラブルなどを想定して、行き来に5日かかると計算すると、6日~7日見ておくのがベストです。
しかし、6日ではウユニ塩湖やその周辺を楽しめるのは1日だけになってしまうので、ウユニ塩湖や周辺をしっかり楽しみたいのであれば、8日ほどの休みをとっておくべきです。
また、ウユニ塩湖の絶景は、必ずしも訪れた時に見られるわけではありません。
ウユニ塩湖の絶景は、雨季でないと見られないのです。
雨季の始まりや終わりの時期は年によって異なるため、「この時期なら絶対に大丈夫」という時期がありません。
さらに、天候によっても景色は若干左右されます。
これらの環境も考慮すると、自由にウユニ塩湖を見られる日を1日だけではなく、数日作っておいた方が良いでしょう。
そして、旅行で重要になるのがホテルです。
海外は日本と比べて不衛生である場合が多いので、ホテルは事前に調査した上で予約しておきましょう。
当日泊まれるホテルもありますが、決して綺麗なホテルではありません。
日本からウユニ塩湖までは長旅なので、しっかりくつろげるホテルを、事前に予約しておきましょう。
ウユニ塩湖に行くならツアーがおすすめ
ウユニ塩湖に行くのであれば、個人で手配するよりも、ツアーがおすすめです。
ウユニに行くまでには飛行機も乗り継ぎしなければいけないので、個人では手配が面倒になります。
ツアーであれば面倒な航空券の手配からホテルの手配まですべてお任せです。
さらに日本語が使えるガイドも同行してくれるので、安心して旅を楽しめます。
せっかくのウユニ塩湖への旅行で、何かしらのトラブルに巻き込まれてしまっては意味がありません。
安全に思いっきりウユニ塩湖を楽しむために、ぜひツアーを利用してみてください。