ここは北半球の南極か!巨大な氷山と氷河、そしてオーロラの大地 グリーンランドへ

ここは北半球の南極か!巨大な氷山と氷河、そしてオーロラの大地 グリーンランドへ

今長谷写真
今長谷

こんにちは、ネイチャーガイドの今長谷です。

北欧の島・グリーンランド。緑はないのにグリーンランド、日本中心の地図では左の端に地味に存在するグリーンランド、そして地図上では大陸のように大きなグリーンランド。いくつかイメージはありましたが、ある人から北半球にあって南極のような風景が広がると言われては南極案内人として、そして世界一美しいオーロラが舞うと聞けば各地でオーロラを見て来たオーロラハンターとしては行かないという選択はありませんでした。果たして訪れたグリーンランドで私が確かめた北欧の島での体験記を旅の記録として綴ってみたいと思います。

グリーンランドは一つの国ではなくデンマーク王国の自治領

まずはグリーンランドへ。日本人にはあまりピンとこないですがデンマークに外交と防衛は委ねるものの、自分たちの自治法を持つなど多くの分野ではデンマークとは一線を置くことで独自の道を歩いています。実際にグリーンランド人と話すと自分たちはグリーンランド人、デンマークの人はデンマーク人と呼びます。コペンハーゲンからグリーンランドへ向かう飛行機はもちろん?真っ赤なエアーグリーンランド

カナダとは海を挟んでわずか30kmしか離れていない国

ヨーロッパの国・デンマークの自治領ですし、地図で見るとヨーロッパの北にあるのでグリーンランドはヨーロッパにあるイメージです(それに関しては異論はありません)。ただし、実はグリーンランドは北米大陸のすぐ横にあります。世界最大の島ではありますが緯度が高いほど面積にひずみが出るメルカトル図法ではとても大きな島に見えますが、例えばオーストラリア大陸と比較するとオーストラリアの方が3.5倍も大きくなります。だから島なんですね。見方を変えるとイメージは大きく変わります。
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大地のほとんどが氷床のグリーンランド。

グリーンランドと南極の共通点。それはグリーンランドの大地が見えてきたらそこにありました。氷床。巨大な氷のダムで氷河の供給源。グリーンランドの大地のほとんどは氷床です。海から上空に差し掛かると海には氷山が流れ出し、わずかな・・本当にわずかな海岸線の陸地を過ぎるとひたすら真っ白な大地が島を覆っていました。これが氷床。南極で言えば大陸氷床。グリーンランドと南極にしか存在しない氷の大地でした。海岸の近くでは氷床から数えきれないほどの数の氷河が流れ出ていました。
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たどり着いたのはグリーンランドの首都・ヌーク。世界最大の島に人口は5万6千人余り。ヌークには約2万人が住んでいます。しかし。国際空港もあるおかげか結構都会でした。その国際空港も来年にはイルリサットに新しい空港が開港していまはコペンハーゲンかアイスランドのレイキャビクからくる方法くらいしかないのが一気にアメリア線などが増えると聞きました。勝手ながら・・あまり都会化されて観光客に押し寄せてきてほしくはないなと思いました。

いよいよ氷山とオーロラの街・イルリサットへ

西岸中部の町・イルリサットへ。今回の旅の目的地。ヌークから国内線で約1時間。北緯69度の北極圏にあるグリーンランド3番目の街です。とても小さな街ですがグリーンランドの魅力が詰まった街でした。訪れたのは冬だったので太陽は地平線から顔をだすことはありませんでしたが、だからと言って一日中まっ暗というわけではありません。短い時間ですが昼間はハイキングや氷山クルーズを楽しめました。

オーロラ オーロラ オーロラ!

イルリサットについて今回お世話になる海岸沿いのホテルへ。荷物を降ろしてすでに暗くなった外を窓からの覗く。
そう!これが期待されるからグリーンランドへ来た!そしてこの海岸のホテルを予約しました。

カナダでもアラスカでもアイスランドやノルウェーでも見たオーロラ
しかし、ここのオーロラは街明かりの上に、そして海に浮かぶ氷山を従えて空で踊っていました
空に舞うだけでも美しいオーロラですが、北欧のオーロラにはこれがありますね
華があります

氷山が浮かぶ街のイルリサット。

イルリサットには氷河が海まで流れ込んでいるところにあります。
海には流れ込んだ氷河が氷山となって浮かんでいます。
前の夜にはオーロラに華を添えてくれた氷山が夜が明ければ主役です。
まるで漁船のような小型の船に乗って氷山クルーズを楽しみました。
この雰囲気はまさに南極。違いは人が住む町があることと・・・
南極との違い・・そこであざらしなどを狙う猟師たちの存在
「パ~ン!!」という銃声が鳴り響いていました。
グリーンランドには人の暮らしがある

貴重な移動手段「犬ぞり」

イルリサットには多くの犬たちが住んでいます
というか犬の中に人が住んでいると言って良いくらいの数です
犬は街と街を結ぶ貴重な移動手段である犬ぞりのために飼われています
そもそも街を結ぶ道路というものがほとんどありません
これはかなりカルチャーショックでしたね

氷河の河をみおろす展望台でハイキング

イルリサットの街から少し歩いたところには街に流れ込む氷河の河をみおろす展望台がいくつもあります
その中の一つのセンメルミウで冬のハイキングを楽しみました
アイゼンを履いて往復約2時間。展望台からは河というより氷河という絶景がひろがっていました

グリーンランドのホテルを思いっきり楽しむ

ゴージャスではありませんが、まさに小奇麗なお部屋と食事、そして人懐っこいスタッフ
とても快適な宿でした。問題点は・・オーロラが出すぎて寝る暇がない
出かけなくても部屋のベランダやホテルのバルコニーから美しいオーロラを楽しめました
確かにグリーンランドの風景は南極に少し似てますが、やはり人が住むということが大きく違いとしてありました
夢中になったオーロラの舞い、美しい氷山の間を走ったクルーズ、静かなハイキング、そしてとてもフレンドリーなグリーンランド人
あらたなオーロラを楽しめる北欧の旅が誕生しました
Author: ネイチャーガイド 今長谷 啓享

自分が行って楽しいと思える旅じゃないと作らない!というポリシーで現地調査・企画・手配を行い、現地の案内まで、ネイチャーガイドとして体験型で少人数のくつろぎの旅を提供。北極圏から南極大陸まで、歴史と文化に溢れる世界遺産からヨーロッパや南米アンデスの山々まで、海外への渡航歴200回以上、パリやベルギーにも駐在経験のある旅人。元山岳ガイドの経験も活かし「自然や世界遺産が好きな方々を体験型で少人数のくつろぎの旅の世界」へ今も日々案内中。