
五感で巡るモロッコ旅行!市場・砂漠・迷宮都市を満喫する世界探訪

今長谷
こんにちは!ネイチャーガイドの今長谷です。今回の旅は、まるで千夜一夜物語の世界に飛び込んだようなモロッコ。青く塗られた幻想的な街並み、どこまでも広がる黄金色の砂漠、迷宮のようなバザール、そして異国情緒あふれる美食。五感をフルに刺激する、夢のような旅になりました。
今回の旅では、上質なホテルでの滞在、砂漠の高級キャンプ、絶品モロッコ料理、そして写真好きにはたまらない絶景が盛りだくさん!さらに、月の満ち欠けに合わせた日程で、満天の星空や幻想的な砂漠の風景を楽しむことができました。迷宮都市フェズや世界遺産も巡る、刺激的なモロッコ旅をレポートします。
異国情緒あふれるモロッコへ!アクセス方法と旅のベストシーズン
モロッコはアフリカ大陸の北西端に位置し、ヨーロッパと中東の文化が入り混じるエキゾチックな国。日本からのアクセスは、トルコ航空などを利用し、イスタンブール経由でカサブランカへ。フライト時間は合計で約15時間ほどですが、異国へのワクワク感で、あっという間に感じられます。

ベストシーズンは5月頃。カラリとした陽気で観光に最適ですが、砂漠は昼と夜の寒暖差が激しいため、防寒対策は必須。昼間はTシャツで快適でも、夜は厚手のジャケットが欲しくなるほど冷え込みます。都市部では穏やかな気候が続きますが、内陸部や山岳地域では気温が大きく変わるので、重ね着できる服装が理想的です。モロッコは地域によって気候が大きく異なるため、事前に訪れるエリアの天候をチェックすることをおすすめします。
まるで夢の中!幻想的なシャウエンブルーの街を歩く
シャウエンの街に足を踏み入れた瞬間、目の前に広がるのは、息を呑むほど美しい青の世界。壁も階段もドアも、すべてが青に染まり、まるで青の絵画の中に迷い込んだかのよう。最初の一歩を踏み出すだけで、心が奪われる感覚に包まれました。

細い石畳の路地を進むと、青い扉の向こうからはモロッコの家庭の香ばしいスパイスの香りが漂い、壁際にはカラフルな絨毯や陶器が所狭しと並べられています。時折、猫がのんびりと歩いては日なたで気持ちよさそうに伸びをし、静寂の中にも命の温かみを感じる街。

朝早く訪れると、人影もまばらで、しんとした静けさの中に鳥のさえずりが響きます。朝日がゆっくりと昇ると、青い壁がやわらかな光を受けて、どこか神秘的な雰囲気に変わる。その瞬間、世界が青のグラデーションに包まれているようで、思わず時間を忘れてしまいました。
昼近くになると、観光客の姿も増え、市場の店主たちが活気よく呼び込みを始めます。市場には、手織りのスカーフやカラフルな陶器、手作りの革製品が並び、どれも職人の手仕事の温もりを感じるものばかり。「試してみるかい?」と親しげに声をかけられ、手に取ると、ふんわりとした質感や繊細な模様が手仕事の美しさを物語っています。
少し坂道を登ると、シャウエン全体を見渡せる展望スポットがあり、そこからの景色は圧巻。青の街並みが緑の山々に囲まれ、太陽の光を受けて、まるで宝石のように輝いて見えます。夕暮れ時にはオレンジ色の空が広がり、青の街並みとのコントラストが幻想的な風景を生み出します。

今長谷
シャウエンの魅力は、その美しさだけではなく、ゆったりと流れる時間と温かい人々の暮らしにあるのかもしれません。足を止め、ゆっくりと街の空気を感じながら歩くことで、青の街の魅力をより深く味わうことができるはずです。
果てしなく広がる砂丘と満天の星!サハラ砂漠で過ごす幻想的な夜

砂漠の入口に立った瞬間、目の前に広がる果てしない砂丘に圧倒されました。どこまでも続く黄金色の波紋が、風に吹かれて形を変えていく。足を踏み入れると、サラサラと細かい砂が靴に入り込み、その感触がじんわりと伝わります。
空の色が刻々と変化していく。オレンジから紫へと染まる夕暮れ時、砂丘の陰影がくっきりと浮かび上がり、静寂の中に自分が溶け込むような感覚に包まれました。
空の色が刻々と変化していく。オレンジから紫へと染まる夕暮れ時、砂丘の陰影がくっきりと浮かび上がり、静寂の中に自分が溶け込むような感覚に包まれました。

新月の夜には、無数の星が夜空を埋め尽くし、天の川がはっきりと見えました。「こんなに星が輝いているなんて…!」と、息を呑むような美しさ。月のある夜には、砂丘が銀色に輝き、静かで幻想的な光景が広がります。
砂漠のキャンプでは、キャンプファイヤーを囲みながら地元の音楽を楽しむことができます。焚き火を囲んで聞くモロッコの民族音楽は、異国情緒たっぷりで、まるで時間が止まったかのよう。砂漠の静寂に包まれながら、星を見上げるひとときは、一生忘れられない経験になるでしょう。
砂漠のキャンプでは、キャンプファイヤーを囲みながら地元の音楽を楽しむことができます。焚き火を囲んで聞くモロッコの民族音楽は、異国情緒たっぷりで、まるで時間が止まったかのよう。砂漠の静寂に包まれながら、星を見上げるひとときは、一生忘れられない経験になるでしょう。
静寂と圧倒的なスケールに包まれたサハラの夜。まるで時が止まったかのような、夢のようなひとときでした。
夜の砂漠は想像以上に冷え込むため、防寒対策は必須。朝になると、砂丘の向こうからゆっくりと太陽が昇り、黄金色の光が砂の波紋を浮かび上がらせます。その美しさに、思わず言葉を失いました。
夜の砂漠は想像以上に冷え込むため、防寒対策は必須。朝になると、砂丘の向こうからゆっくりと太陽が昇り、黄金色の光が砂の波紋を浮かび上がらせます。その美しさに、思わず言葉を失いました。

今長谷
そうそう、砂が入りやすいので、靴の上から履けるオーバーシューズがあると便利です。また、湿度が低いため、乾燥対策としてリップクリームや保湿クリームも必須アイテムです。
迷宮都市フェズの市場探訪!香りと色彩に満ちた異国の街歩き

フェズの旧市街(メディナ)に足を踏み入れた瞬間、異世界に迷い込んだような感覚に包まれました。細い路地にはスパイスの香りが漂い、ロバが荷物を運ぶ姿も見られ、どこか昔の時代にタイムスリップした気分になります。
市場には、色鮮やかなスパイスや陶器が所狭しと並び、サフランやクミンの香りが鼻をくすぐりました。店主が「試してみる?」と勧めてくれたスパイスを指につけて嗅ぐと、異国情緒が一層高まります。
市場には、色鮮やかなスパイスや陶器が所狭しと並び、サフランやクミンの香りが鼻をくすぐりました。店主が「試してみる?」と勧めてくれたスパイスを指につけて嗅ぐと、異国情緒が一層高まります。

さらに進むと、革製品の工房が並ぶエリアにたどり着きました。染色場「タンネリ」では、職人が手作業で革を染め上げていましたが、噂通りの強烈な匂い。店先で配られるミントの葉を鼻に当てながら見学しました。
「いくら?」と気に入ったバッグを手に取ると、店主は「あなたには特別価格!」と満面の笑み。ここでは交渉が当たり前。「それは高すぎるなぁ」と笑いながら値段を交渉し、半額ほどでようやく合意しました。
「いくら?」と気に入ったバッグを手に取ると、店主は「あなたには特別価格!」と満面の笑み。ここでは交渉が当たり前。「それは高すぎるなぁ」と笑いながら値段を交渉し、半額ほどでようやく合意しました。

今長谷
フェズの市場は、ただのショッピングスポットではなく、歴史と文化が息づく場所。迷宮のような路地を歩きながら、次はどんな驚きが待っているのかワクワクする体験になりました。
活気と歴史が交差する赤の街!マラケシュの魅力を満喫
マラケシュは「赤の街」とも呼ばれ、オレンジがかったレンガ色の建物が印象的な、モロッコ屈指の活気あふれる都市です。街を歩くだけで、文化や歴史のエネルギーを全身で感じることができます。
ジェマ・エル・フナ広場は、昼と夜でまるで別の表情を見せる場所。昼間はカフェでくつろぐ人々がのんびりと過ごし、夕方になると屋台がずらりと並び、スパイスの香りが漂い始めます。太鼓のリズム、蛇使いのパフォーマンス、熱気あふれる人々の声が混ざり合い、まるで生きた劇場のような雰囲気に包まれます。
ジェマ・エル・フナ広場は、昼と夜でまるで別の表情を見せる場所。昼間はカフェでくつろぐ人々がのんびりと過ごし、夕方になると屋台がずらりと並び、スパイスの香りが漂い始めます。太鼓のリズム、蛇使いのパフォーマンス、熱気あふれる人々の声が混ざり合い、まるで生きた劇場のような雰囲気に包まれます。
歴史的な建築物も見どころの一つ。街のシンボルであるクトゥビア・モスクのミナレットは、シンプルながらも堂々たる存在感。また、バイア宮殿では、精巧なモザイク装飾が施された部屋を巡りながら、王族の暮らしに思いを馳せることができます。
文化と活気に満ちたマラケシュ。モロッコの魅力を存分に感じながら、旅の締めくくりにぴったりの街でした。
文化と活気に満ちたマラケシュ。モロッコの魅力を存分に感じながら、旅の締めくくりにぴったりの街でした。
スパイス香る市場と伝統料理!モロッコグルメの魅力を堪能

モロッコの市場に足を踏み入れると、スパイスの香りと活気に包まれます。屋台では、鉄板の上でじゅうじゅうと焼かれるケバブや、山積みにされた焼きたてのオリーブパンが並び、通りを歩くだけで食欲をそそられます。ブリワット(具入りのパイ)や、香ばしく揚げられたサモサのようなスナックも人気で、手軽につまめる軽食が豊富です。
レストランでは、モロッコ料理の代表格であるタジンやクスクスが定番。タジンは、スパイスでじっくり煮込まれた肉や野菜が特徴で、蓋を開けた瞬間に広がる香りが食欲を刺激します。クスクスは、小さな粒状のパスタに煮込んだ肉や野菜のソースをかけた料理で、地域ごとに味付けが異なります。
レストランでは、モロッコ料理の代表格であるタジンやクスクスが定番。タジンは、スパイスでじっくり煮込まれた肉や野菜が特徴で、蓋を開けた瞬間に広がる香りが食欲を刺激します。クスクスは、小さな粒状のパスタに煮込んだ肉や野菜のソースをかけた料理で、地域ごとに味付けが異なります。

高級レストランでは1食15~30ドル(2,200~4,500円)ほど、ローカルな食堂では10ドル以下でもボリューム満点の食事を楽しめます。市場の屋台では、焼きたてのパンとオリーブの軽食が5ドル(約750円)ほどで味わえ、庶民の食文化を体験するにはぴったりです。どこで食べても、スパイスの香りが漂うモロッコの料理は、異国情緒を感じさせる魅力にあふれています。
色鮮やかな市場で見つける!モロッコならではのお土産
モロッコの市場を歩くと、色とりどりの雑貨や工芸品が並び、どれも魅力的で目移りしてしまいます。特に、美容にも良いとされるアルガンオイルやローズオイルは、大人気のお土産。オイルの入った小瓶がずらりと並ぶ店先では、店主が「これは肌にいいよ」と誇らしげに説明していました。
スーク(市場)には、オリーブの木で作られた温かみのあるカトラリーや、鮮やかな模様の手織りカーペット、美しいモロッコランプなどが所狭しと並んでいます。ランプの光が反射して店内を幻想的に照らす光景は、思わず見とれてしまうほど。カーペットの店では、職人が丁寧に織り上げた布を広げながら「これは数カ月かけて作った特別なもの」と熱心に語っていました。
アルガンオイル(50ml)は10~20ドル(約1,500~3,000円)、手織りのカーペットは100ドル(約15,000円)~と値段はピンキリ。バザールでは値段交渉が基本なので、店主とのやり取りを楽しみながら、自分だけのお気に入りを見つけるのも旅の醍醐味です。
アルガンオイル(50ml)は10~20ドル(約1,500~3,000円)、手織りのカーペットは100ドル(約15,000円)~と値段はピンキリ。バザールでは値段交渉が基本なので、店主とのやり取りを楽しみながら、自分だけのお気に入りを見つけるのも旅の醍醐味です。
フェズやマラケシュの市場では、どの品も職人の手仕事が感じられ、モロッコの文化が詰まった特別な一品に出会える場所。見ているだけでも心が躍り、手に取るたびに「これを家に飾ったらどんな風になるかな?」と想像が膨らむ、そんなワクワクする時間が広がっていました。
まとめ
いかがだったでしょうか?モロッコは、訪れるたびに異なる表情を見せてくれる魅力的な国です。活気あふれる市場、幻想的な青の街、静寂の砂漠の夜——そのすべてが、旅の記憶に深く刻まれることでしょう。異国の文化に触れ、そこで出会う人々や風景に心が動かされる瞬間こそ、旅の醍醐味ではないでしょうか。

今長谷
そんなモロッコの魅力をもっと多くの方に体験してもらいたいと思い、今年もツアーを企画しました。上質な宿泊施設や砂漠キャンプでの滞在、絶景を楽しむ特別なルートを用意し、安心してモロッコの世界へ飛び込める旅をご案内します。詳細はぜひお問い合わせください。一緒に、異国の空気を感じる旅に出かけましょう!