THE 写真映え アメリカ・アンテロープキャニオン

THE 写真映え アメリカ・アンテロープキャニオン

更新情報をお届け!
友だち追加
公式LINEアカウント『旅人の酒場』
写真で見る世界旅行の更新情報もLINEでお届け!
今長谷写真
今長谷

こんにちは!ネイチャーガイドの今長谷です。
アメリカと言えばニューヨークや西海岸、カジノ好きにはラスベガスというイメージですが、アメリカ人の旅行先として最も人気があるのはアメリカ南西部のユタ州からアリゾナ州に広がるグランドサークルだと言われます。壮大な風景が揃うこのエリアで、ひときわ美しい空間が広がるのがスロットルキャニオン。その中でも特に美しいのがアンテロープキャニオンです。

誰でも写真家になるふしぎな空間
スロットルキャニオンの代表 アンテロープキャニオン

スロットルキャニオンとは

広い砂漠にも雨が降ったり、あるいはより高地で降った雨が流れ込むことがあります。やわらかい砂で出来た砂漠はわずかな流れでも浸食が進み、やがてより深く深く大地を削ります。時には信じられないような豪雨がこの溝を流れ下り、天井が空いたトンネルに成長させます。こうしてできたものがスロットルキャニオンです。人がやっと歩けるほどの狭い幅に見上げるような岩壁。日本では観ることが出来ない地形です。

アンテロープキャニオンへ

今長谷写真
今長谷

自然の造形物であるスロットルキャニオンは実は激しい地下空間です。ロープがないと降りることが出来ないような段差もありますし、万が一、急な大雨が降れば濁流から逃れる術はありません。観光というより探検目的で訪れるような場所でもあるのです。但し、アンテロープキャニオンはどなたでも歩けるように整備され、天候に対しても常に監視体制が敷かれ安全に楽しむことが出来ます。
そしてうれしいことにアンテロープは実に美しいのです。

アッパーアンテロープ&ロウアーアンテロープ

一筋の流れではありますがアンテロープには上流側のアッパーアンテロープと、下流側のロウアーアンテロープの二つのスロットルキャニオンがあります。より幅が広くて多くの人が訪れることが出来るため多くの観光客はアッパーを訪れます。時期によっては天井部からの光がスポットライトのように差すので有名です。やっと一人が歩ける幅しかないのがロウアーアンテロープです。狭い分だけ差し込む光も少なく、赤い地層の美し世界が続きます。
ネイチャーガイド今長谷写真
ネイチャーガイド今長谷

両方行ければBESTですが、意外に時間がかかる観光地です。アッパーは入り口から乗り合いの大型4WDで訪れるための順番待ち、ロウアーはもともと狭いので一度に入れる人数が限られるため行ってすぐには入れません。どちらか一つ選ぶなら私はロウアーです。狭い空間歩きはワクワクしますし、岩壁は美しいの一言です。

アッパーアンテロープキャニオン

ロウアーアンテロープキャニオン

ロウアーアンテロープキャニオンに入る

ロウアーアンテロープキャニオンは砂漠に掘られた溝のようです。入口は砂漠に突然現れ、急な階段を慎重に降りると細いトンネルのような空間にたどり着きます。その後はガイドの指示に沿いながら歩き進みます。時間は1時間程度です。歩き終わって振り返ると砂漠の上に小さな割れ目が走っているのみでした。まさかもの下にあの地下空間がるとは到底想像できません。

まさに「映え」の連続

ネイチャーガイド今長谷写真
ネイチャーガイド今長谷

如何でしたか。世界にはいろいろな観光地がありますが、アンテロープキャニオンの美しさはどことも比較ができません。似たような場所を思いつかないのです。ぜひアンテロープキャニオンを訪れて自慢できる「映え」の写真を撮りましょう。

Auther: ネイチャーガイド 今長谷 啓享

自分が行って楽しいと思える旅じゃないと作らない!というポリシーで現地調査・企画・手配を行い、現地の案内まで、ネイチャーガイドとして体験型で少人数のくつろぎの旅を提供。北極圏から南極大陸まで、歴史と文化に溢れる世界遺産からヨーロッパや南米アンデスの山々まで、海外への渡航歴200回以上、パリやベルギーにも駐在経験のある旅人。元山岳ガイドの経験も活かし「自然や世界遺産が好きな方々を体験型で少人数のくつろぎの旅の世界」へ今も日々案内中。