ガラパゴス諸島のベストシーズンはいつ?
ガラパゴス諸島は、1年を通して楽しめる観光地です。
どの時期に行っても楽しめるでしょう。
そのため、どの時期がおすすめかは「あなたが何を目的にガラパゴス諸島に行くか?」によって異なります。
そこで今回は、ガラパゴス諸島の気温や気候、年間の特徴について解説します。
ガラパゴス諸島の特徴を知って、自身に合っている時期を選んで観光に行ってください。
ガラパゴス諸島の年間平均気温
ガラパゴス諸島は、年間を通して温かいです。
以下で、年間の平均気温を表にまとめました。
月 | 平均最高気温 | 平均最低気温 |
1月 | 28.0℃ | 24.4℃ |
2月 | 29.6℃ | 23.2℃ |
3月 | 30.6℃ | 22.7℃ |
4月 | 29.5℃ | 22.7℃ |
5月 | 27.9℃ | 22.1℃ |
6月 | 26.0℃ | 19.1℃ |
7月 | 24.6℃ | 19.8℃ |
8月 | 24.2℃ | 19.1℃ |
9月 | 24.3℃ | 19.6℃ |
10月 | 25.3℃ | 19.5℃ |
11月 | 25.8℃ | 20.4℃ |
12月 | 26.7℃ | 20.9℃ |
上記のように、年間の平均気温は20℃前後です。
気温が下がる時期でも19℃前後と、とても温かいのが特徴。
日本との大きな違いで言うと、四季がなく雨季と乾季に分かれていることです。
気温的には、暑すぎたり寒すぎたりすることがないので、日本人でも過ごしやすい環境と言えるでしょう。
ガラパゴス諸島の雨季の特徴
この時期は、暑い季節が続きます。
とくに1月~3月は湿気の多き季節なので、ジメっとした嫌な暑さを感じるかもしれません。
とくに3月は湿気が多く、65~80%と言われています。
湿気の多い暑さが苦手な人は、雨季を避けた方が良いでしょう。
ガラパゴス諸島の乾季の特徴
とくに11月は最も乾燥している時期になります。
また、乾季の時期には、エルニーニョ現象やラニャーニャ現象が数年単位で起こるので、注意しておきましょう。
ガラパゴス諸島の年間特徴
先述したように、ガラパゴス諸島は年間を通した楽しめるスポットです。
しかし、それではどの時期にガラパゴス諸島に行くべきか悩んでしまうでしょう。
そこで、月ごとの特徴を以下にまとめました。
ガラパゴス諸島への旅行を計画する際の、参考にしてください。
月 | 平均気温 | 晴天時間 | 平均降雨量 | 平均水温 | 特徴 |
1月 | 22~30℃ | 5.3時間 | 25mm | 24.5℃ | 雨季の始まり |
2月 | 24~30℃ | 7.5時間 | 25mm | 25℃ | 海水の温度が高くなる |
3月 | 24~31℃ | 6.0時間 | 51mm | 25℃ | 降水量が多い時期 |
4月 | 24~31℃ | 7.5時間 | 38mm | 25℃ | 水の透明度が高い時期 |
5月 | 22~28℃ | 5.2時間 | 19mm | 24.5℃ | 様々な動物の繁殖期 |
6月 | 24~26℃ | 4.4時間 | 6mm | 23℃ | 霧雨シーズン |
7月 | 20~26℃ | 2.8時間 | 13mm | 22℃ | 鳥類の行動が活発になる |
8月 | 19~26℃ | 3.3時間 | 6mm | 21.5℃ | ダイビングシーズン |
9月 | 19~26℃ | 2.9時間 | 13mm | 22℃ | ガラパゴス諸島で最も寒い時期 |
10月 | 20~26℃ | 3.8時間 | 6mm | 22.5℃ | ゾウガメの産卵期 |
11月 | 21~26℃ | 3.5時間 | 13mm | 23℃ | アシカの産卵期 |
12月 | 22~27℃ | 4.0時間 | 13mm | 22.5℃ | 野生動物に出会いやすい |
以下では、月ごとの動物の動きや注意点についても解説します。
ガラパゴス諸島1月~3月の動物の動きと注意点
ガラパゴス諸島の1月~3月には、以下のような動物の動きを観察できます。
- アカアシカツオドリ、アオツラカツオドリの繁殖
- ウミガメの営巣
- ウミイグアナ、リクイグアナの交尾
- アメリカグンカンドリ、オオグンカンドリの営巣
- リクガメの産卵
- ガラパゴスコバネウ、ペンギン、オオフラミンゴの営巣と繁殖
注意点として、この時期は太陽の日差しがとても強いので、日焼け止めを必ず持参するようにしてください。
ガラパゴス諸島4月の動物の動きと注意点
ガラパゴス諸島の4月には、以下のような動物の動きを観察できます。
- アカアシカツオドリ、アオツラカツオドリの繁殖・営巣
- アオウミガメの営巣
- ウミイグアナ、リクイグアナの営巣
- アメリカグンカンドリ、オオグンカンドリの営巣
- ガラパゴスアホウドリの交尾始め、営巣
- オオグンカンドリの交尾と営巣
- リクガメの産卵
- アメリカグンカンドリ、オオグンカンドリの営巣
- リクガメの産卵
- ガラパゴスコバネウ、ペンギン、オオフラミンゴの営巣と繁殖
1~3月と同様、日差しが強い時期なので、注意してください。
ガラパゴス諸島5月の動物の動きと注意点
ガラパゴス諸島の5月には、以下のような動物の動きを観察できます。
- アカアシカツオドリ、アオツラカツオドリの繁殖、営巣
- アオウミガメの営巣シーズン終わり
- ウミイグアナ、リクイグアナの繁殖
- ガラパゴスアホウドリの営巣
- アメリカグンカンドリ、オオグンカンドリの営巣
- オオグンカンドリの交尾と営巣
- リクガメの産卵
- ガラパゴスコバネウ、ペンギン、オオフラミンゴの営巣と繁殖
5月は快適な天候が続きます。
猛暑もなく、過ごしやすい季節と言えるでしょう。
ガラパゴス諸島6月の動物の動きと注意点
ガラパゴス諸島の6月には、以下のような動物の動きを観察できます。
- アカアシカツオドリ、アオツラカツオドリの繁殖、営巣
- ガラパゴスアホウドリの営巣
- アメリカグンカンドリ、オオグンカンドリの営巣(ノースセイモア島のみ)
- ガラパゴスコバネウ、ペンギン、オオフラミンゴの営巣と繁殖
5月と同様、6月は快適な天候が続きます。
ガラパゴス諸島7月~11月の動物の動きと注意点
ガラパゴス諸島の7月~11月は、海洋生物が活発になるシュノーケリングに最適な時期です。
イルカやクジラの観察にも適しています。
その他、以下のような動物の動きを観察できます。
- アオアシカツオドリの営巣
- アカアシカツオドリ、アオツラカツオドリの繁殖、営巣
- ガラパゴスアホウドリの営巣
- アメリカグンカンドリ、オオグンカンドリの営巣(ノースセイモア島のみ)
- カリフォルニアアシカの子育て
- ガラパゴスオットセイの子育て
- リクガメの産卵(サンタクルス島のみ)
- ガラパゴスコバネウ、ペンギン、オオフラミンゴの営巣と繁殖
7~11月は風の強い時期ですが、気にするほどではありません。
ガラパゴス諸島12月の動物の動きと注意点
ガラパゴス諸島の12月は、野生動物との出会いに期待できる時期です。
12月を狙っていけば、多くの野生動物を見られるかもしれません。
主な動物の動きは、以下のとおりです。
- アオアシカツオドリの営巣
- アカアシカツオドリ、アオツラカツオドリの繁殖
- ガラパゴスアホウドリの営巣
- アメリカグンカンドリ、オオグンカンドリの営巣(ノースセイモア島のみ)
- アオウミガメの交尾
- ウミイグアナ・リクイグアナの交尾
- カリフォルニアアシカの子育て
- ガラパゴスオットセイの子育て
- ガラパゴスコバネウ・ペンギン・オオフラミンゴの営巣と繁殖
注意点として、この時期は太陽の日差しがとても強いので、日焼け止めを必ず持参するようにしてください。
1月に近づき、日差しが強くなり始める時期なので、この時期も日焼けに注意してください。
ガラパゴス諸島は年間を通してベストシーズン
常に動物の動きも活発なので、いつの時期に行っても「はずれ」と感じられるような観光にはならないでしょう。
しかし、満足できる旅行にするためには「ガラパゴス諸島で何をしたいのか」「どの動物を見たいのか」によっても異なります。
いくら動物の動きが活発と言っても、全ての動物をどのシーズンでも見られるわけではありません。
また、シュノーケリングやダイビングにおいては、水温に注意した方が良いです。
ぜひ今回紹介して年間の気温や水温、特徴などを参考にしながら、あなたに合ったガラパゴス諸島のベストシーズンを見つけてください。