タンザニア観光の見どころや注意点|おすすめエリアは?

タンザニア観光の見どころや注意点|おすすめエリアは?

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ネイチャーガイド今長谷

こんにちは!ネイチャーガイドの今長谷です。

雄大な自然と野生動物の宝庫である「タンザニア」。

ンゴロンゴロ自然保護区やキリマンジャロなど、世界的に有名な観光地が数多く存在します。

本記事ではタンザニアの人気観光エリアやタンザニア観光の注意点などをまとめました。

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  • タンザニア観光と言えば動物と自然
  • タンザニア観光のベストシーズンはいつ?
  • タンザニア観光で気を付けておきたい病気
  • 日本からタンザニアへのアクセス方法
  • タンザニアの観光エリアは4つ
  • タンザニア観光で必ず行っておくべきスポット

ぜひ、旅行計画を立てる時の参考にしてくださいね。

タンザニア観光と言えば動物と自然

タンザニアの正式名称は「タンザニア連合共和国」。
アフリカ大陸の東部に位置し、自然豊かな風景と野生動物が魅力の国です。
タンザニアの面積は約94.5万平方キロメートルで、人口は2021年で約6,100万人。※
面積は日本の約2.5倍であるのに対し、人口は約二分の一です。※
タンザニアは人口よりも動物のほうが多いともいわれています。

また、タンザニアにはアフリカ一高いキリマンジャロ山(5,895m)や、世界で2番目に大きいビクトリア湖(5.9万平方キロメートル)があり、アフリカの中でも特に雄大な自然を有します。
ヌーやシマウマ、ライオンなど、美しく雄大な自然だけではなくそこに暮らす野生動物も魅力的です。

タンザニア観光のベストシーズンはいつ?

南半球にあるタンザニアの気候は、日本の季節とは真逆です。
1〜2月が最も暑く、8〜9月は最も涼しくなります。

また、タンザニア国内でも地域により多少ずれはあるものの、3月〜5月が大雨季、11月〜2月までが小雨季といわれています。
年の平均気温は20℃程度で、年間を通してそこまで気温の変化がないのが特徴です。

タンザニア観光には、雨が降らない乾季である1月〜2月や6月〜10月がベストシーズンといえるでしょう。

日本からタンザニアへのアクセス方法

2023年現在、日本からタンザニアへの直行便は運航されていないので注意してください。

タンザニアへアクセスする方法は主に以下の3つです。

  • エミレーツ航空でドバイ経由
  • カタール航空でカタール経由
  • エチオピア航空でアディスアベバ経由

ヨーロッパを経由する方法もありますが、時間がかかるので注意が必要です。

カタール航空とエチオピア航空は、キリマンジャロ空港への便もあります。

また、広大な国土を持つタンザニアは、観光エリアによっては飛行機や車の利用が必要です。タンザニアの発着地点や移動時間も考慮して旅行計画を立てましょう。

タンザニアの観光エリアは4つ

タンザニアの観光エリア4つを紹介します。

  • 自然遺産が点在する「アルーシャ」
  • アフリカ大陸最高峰の山がある「キリマンジャロ州」
  • 美しいビーチが魅力の「ザンジバル」
  • 野生動物が観察できる「リンディ」

観光エリアによってはマリンスポーツや登山などが楽しめます。

ぜひタンザニアを観光する際の参考にしてくださいね。

自然遺産が点在する「アルーシャ」

アルーシャは、タンザニア北部にある観光都市です。
セレンゲティ国立公園やンゴロンゴロ保全地域など、自然を体感するには最適のスポットです。
ただ、有名な観光スポットなので、リゾートホテルなどの宿泊施設もあります。
自然を楽しみながらものんびりできるので、観光にはおすすめです。

アフリカ大陸最高峰の山がある「キリマンジャロ州」

標高5,895mあるアフリカ大陸最高峰の山「キリマンジャロ」をはじめ、壮大な自然が魅力のキリマンジャロ州。
自然豊かなエリアでは、ハイキングを楽しみながら野生動物の生息や壮大な滝地を探索できます。

また、山だけではなくイルカ・ホエールウォッチング、ボートツアーなど、海上でのアクティビティが充実しているのがキリマンジャロ州の特徴です。
海も山も楽しみたい人には、ぜひおすすめの観光エリアですよ。

美しいビーチが魅力の「ザンジバル」

ザンジバルは、美しい海岸線で有名なアフリカ東部の島です。
シュノーケリングなどができるリゾートもあり、ザンジバルの自然を満喫できます。景色の良いホテルからは、ザンジバルの町並みや美しい海岸線を一望できるのも魅力の一つです。
ザンジバルでは、サーフィンや、水上スキー・ジェットスキーなどのマリンスポーツも楽しめますよ。

また、ビール工場見学ツアーや料理教室などの体験もでき、ザンジバルの文化に深く触れあえるのも魅力です。

野生動物が観察できる「リンディ」

タンザニアの南東部に位置するリンディは、美しい海岸線と雄大な自然が魅力です。

リンディ周辺では、野生動物を観察したり、美しい海岸線を散策したりできます。
リンディへのアクセスは、ダルエスサラームからフライトで向かうのが一般的です。
近隣にはザンジバル島などの観光地もあるため、リンディ訪問を機に周辺地域の観光も楽しめるでしょう。

タンザニア観光で必ず行っておくべきスポット

タンザニア観光で必ず行くべきスポットを5つ紹介します。

  • ヌーの大移動がみられる「セレンゲティ国立公園」
  • 穏やかな動物が多いアルーシャ「国立公園」
  • 絶滅危機の黒サイがみられる「ンゴロンゴロ自然保護区」
  • ほぼ人間の手が加えられていない「ルアハ国立公園」
  • 標高によって生態系が異なる「キリマンジャロ国立公園」

タンザニアには動物が楽しめる国立公園が数多く存在します。

場所によってみられる動物や気候などの特徴が異なるためしっかり押さえておきましょう。

ヌーの大移動がみられる「セレンゲティ国立公園」

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ケニアの有名なマサイマラと国境で接するセレンゲティ。アフリカの動物と言えばなんとなくケニアが有名ですが、マサイマラよりこちらセレンゲティがはるかに大きいことでもわかるように実はタンザニアこそ本当の野生の王国。種類も数も圧倒してます。

「セレンゲティ国立公園」は、タンザニアの自然遺産になっています。
ここでは有名な草食動物のヌー(グヌー)やシマウマの大移動が見られるのが特徴です。

他にも500種類の野鳥をはじめ、シマウマやインパラ、バッファロー、ゾウ、チーター、キリンなど、約35種類もの大型動物が生息しています。
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何と言ってもセレンゲティに注目が集まるのが7~8月の草食動物の大移動「グレートマイグレーション」。100万頭を越すヌーやシマウマが列をなして移動する風景は壮観です。この大移動はセレンゲティから始まり、国境を越してケニヤへ。さらに時計回りに移動して再び東部からタンザニアに戻ります。美味しい緑を求めた草食動物の移動する姿はタンザニアのサファリのハイライトです。

穏やかな動物が多い「アルーシャ国立公園」

小さなクレーターとみずみずしい森、多くの湖が存在する国立公園「アル—シャ国立公園」。
ライオンなどの大型肉食獣はほとんどいませんが、湖面いっぱいのフラミンゴや水浴びするカバなど、穏やかな風景が広がります。

車を降りて自分の足で歩く事が出来る場所もあり、花や蝶、虫の羽音など動物だけではないタンザニアの魅力にも触れ合えます。

絶滅危機の黒サイがみられる「ンゴロンゴロ自然保護区」

「ンゴロンゴロ自然保護区」は火山が形成した広大なクレーターです。
東アフリカに生息するすべての動物をクレーター内で見られるので、動物好きな人はぜひ行ってみてください。

特に見ておきたいのが、絶滅の危機に瀕していると言われる黒サイです。
世界どこをめぐっても、黒サイはここでしか見られません。
特に絶滅の危機にさらされている黒サイがみられる唯一の場所でもあります。
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あの険しい火山の淵を超えて大きなアフリカゾウが住むンゴロンゴロ。熊本の阿蘇のような巨大なカルデラです。朝早くカルデラに入ればライオンの雌が獲物を狙う姿も見られます。水場も多くシマウマなどの草食動物が湖で水を飲み、よく見るとおおきなカバの姿をたくさん見つけることも出来ます。おもしろい名前ですがタンザニアを代表する野生の王国です。

ほぼ人間の手が加えられていない「ルアハ国立公園」

セレンゲティ国立公園に次いでタンザニアで2番目に大きい「ルアハ国立公園」。

タンザニアの南部に位置し、人間の手がほぼ加えられていない公園として有名です。
そのため、リカオンやレイヨウなどの希少動物たちが生息しています。
公園内には大きな川が流れているため、ゾウやクロコダイル、サイ、水鳥もみられますよ。

標高によって生態系が異なる「キリマンジャロ国立公園」

「キリマンジャロ国立公園」は、標高5895mのキリマンジャロ山の周囲に広がる広大な公園。
この公園では、標高ごとに気候と植生が異なるのが特徴です。
低地はサバンナで、標高1500mにはジャングルが広がっています。
ここはシダ、ツル科などの植物が多く、ヒョウ、ブルーモンキーやオオガラゴなどの霊長類が見られます。
標高3000mになるとツツジ科やマメ科の植物が広がり、野生の草花がみられますよ。

大自然の宝庫タンザニアを余すことなく楽しんでください。

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タンザニアは、広大な自然と多くの野生動物が魅力です。
アフリカ最高峰のキリマンジャロや、美しいビーチのザンジバルなど日本では見られない雄大な自然を楽しめます。ライオンやキリン、ゾウなどの大型野生動物も迫力満点です。

タンザニアは、山・海・野生動物と大自然の宝庫。
今回の記事を参考にぜひタンザニア観光を楽しんでくださいね。

Auther: ネイチャーガイド 今長谷 啓享

自分が行って楽しいと思える旅じゃないと作らない!というポリシーで現地調査・企画・手配を行い、現地の案内まで、ネイチャーガイドとして体験型で少人数のくつろぎの旅を提供。北極圏から南極大陸まで、歴史と文化に溢れる世界遺産からヨーロッパや南米アンデスの山々まで、海外への渡航歴200回以上、パリやベルギーにも駐在経験のある旅人。元山岳ガイドの経験も活かし「自然や世界遺産が好きな方々を体験型で少人数のくつろぎの旅の世界」へ今も日々案内中。