日本人が意外と知らないイタリア独自の文化
イタリアに限らず、海外旅行に行く際は、その国の文化を知っておきましょう。
当然ながら日本の文化とは異なるので、日本と同じ感覚で行動してしまうと、トラブルになる可能性があります。
そこで今回は、日本と違うイタリア文化について解説します。ぜひイタリア旅行に行く際は、事前知識として必ず知っておきましょう。
イタリアはコミュニケーションの文化が違う!
イタリアと日本では、コミュニケーションの文化も大きく異なります。日本では、マナーや礼儀を大事にするため、どちらかというと落ち着いた雰囲気で挨拶するのが一般的でしょう。
しかし、イタリアは情熱の国であるため、コミュニケーションが活発で、感情表現も豊かです。身振り手振りしながら、体を大きく使って話すのが特徴。
そのため、初めてイタリア旅行に行く際は、イタリア人のテンションの高さや感情表現の豊かさに驚いてしまうかもしれませんが、イタリア人にとってはそれが普通です。
ちなみに、イタリアでの挨拶として「Ciao(チャオ)」が有名ですが、あまりCiaoはおすすめしません。「こんにちは」や「さようなら」など、どのようなシーンにも対応できる言葉ですが、基本的にCiaoは親しい間柄で使われる言葉です。目上の人やそれほど親しくない相手が使うと失礼にあたるケースもあるので注意してください。
参考までに、イタリアで使われる挨拶は、以下の3つです。
- おはようございます…ブゥオンジョルノ
- こんばんは…ブゥオナセーラ
- さようなら…アッリーヴェデルチ
もちろん、現地で親しくなった間柄であればCiaoでも問題ありません。
イタリア人の挨拶はキス・ハグ・握手
イタリアの挨拶文化で日本人が気を付けておくべき点として、スキンシップがあります。イタリア人はスキンシップがとても積極的で、挨拶の際にキスやハグ、握手などをします。
ただ、キスといっても、唇が触れるようなキスではありません。両頬を左右交互につけて「チュ」という音を鳴らすようなものです。
とはいえ、日本人の感覚では、驚いてしまうでしょう。しかし、心配はありません。キスやハグをするのは、イタリア人のなかでも親しい間柄の人だけです。
間違っても、初めて会った観光客にキスを求めることはありません。ただ、握手程度は求められるので、握手には気持ち良く応じましょう。
ただ、キスといっても、唇が触れるようなキスではありません。両頬を左右交互につけて「チュ」という音を鳴らすようなものです。
とはいえ、日本人の感覚では、驚いてしまうでしょう。しかし、心配はありません。キスやハグをするのは、イタリア人のなかでも親しい間柄の人だけです。
間違っても、初めて会った観光客にキスを求めることはありません。ただ、握手程度は求められるので、握手には気持ち良く応じましょう。
日本とイタリアで大きく異なる街の文化
イタリアと日本では、街のルールや文化も異なります。日本では考えられないようなルールもあるので、必ず確認しておきましょう。
とくに気になる治安については、そこまで心配する必要はありません。日本と同等ではないものの、基本的にイタリアの治安は良いです。ただし、海外旅行でよく起きるスリや置き引きの可能性はあるので、持ち物には十分注意してください。
そのほか、イタリアの街文化で知っておくべき知識について、3つを解説します。
とくに気になる治安については、そこまで心配する必要はありません。日本と同等ではないものの、基本的にイタリアの治安は良いです。ただし、海外旅行でよく起きるスリや置き引きの可能性はあるので、持ち物には十分注意してください。
そのほか、イタリアの街文化で知っておくべき知識について、3つを解説します。
イタリアには24時間コンビニがない!
海外旅行に行く際に「困ったら現地で買えば良い」と思ってしまう人もいるかと思いますが、イタリア旅行については注意してください。なぜなら、イタリアには24時間のコンビニがないからです。もちろんスーパーはありますが、24時間営業はしていません。
そのため、必要なものがあれば必ず荷物に入れておくか、昼間の営業しているうちに購入しておきましょう。深夜にフラっと外出して、欲しいものを手に入れられる国ではないと覚えておいてください。コンビニに近い存在としては、商店のような便利屋さん「タバッキ(Tabacchi)」というお店があります。
「軽くお腹がすいたときはどうしているの?」と思う人もいるでしょう。そこでイタリアでコンビニのように使われているのが、バール(Bar)です。町中にバールがあるイタリアでは、自動販売機すらほとんどありません。
イタリア現地の人は、ほぼ毎日訪れる場所なので、まさに日本でいうコンビニのような感覚で利用されています。一点注意してほしいのが、バールでは立ち飲みと座り飲みで値段が代わります。
値段はそのときによって変わりますが、座り飲みの方が若干高くなるので、立ち飲みの人と同じものを頼んで値段が高いと感じても、ぼったくりではないと覚えておいてください。
そのため、必要なものがあれば必ず荷物に入れておくか、昼間の営業しているうちに購入しておきましょう。深夜にフラっと外出して、欲しいものを手に入れられる国ではないと覚えておいてください。コンビニに近い存在としては、商店のような便利屋さん「タバッキ(Tabacchi)」というお店があります。
「軽くお腹がすいたときはどうしているの?」と思う人もいるでしょう。そこでイタリアでコンビニのように使われているのが、バール(Bar)です。町中にバールがあるイタリアでは、自動販売機すらほとんどありません。
イタリア現地の人は、ほぼ毎日訪れる場所なので、まさに日本でいうコンビニのような感覚で利用されています。一点注意してほしいのが、バールでは立ち飲みと座り飲みで値段が代わります。
値段はそのときによって変わりますが、座り飲みの方が若干高くなるので、立ち飲みの人と同じものを頼んで値段が高いと感じても、ぼったくりではないと覚えておいてください。
イタリアの喫煙ルールに注意
喫煙者の方は、海外旅行中でもタバコを吸いたい人もいるでしょう。ただし、イタリアは公共の場所や建物内での喫煙が禁止されています。そのため、宿泊したホテルで喫煙所を探しても、見つかりません。
しかし、外での喫煙ルールは定められていないため、当然のように歩タバコも行われています。ローマやフィレンツェでは至る所のごみ箱に灰皿がついているので、ぜひそちらを利用してください。
しかし、外での喫煙ルールは定められていないため、当然のように歩タバコも行われています。ローマやフィレンツェでは至る所のごみ箱に灰皿がついているので、ぜひそちらを利用してください。
知っておきたいトイレルールの違い
海外旅行で最も困るのが、トイレルールです。日本は比較的トイレのルールが緩いため、至るところに公衆トイレが設置されてあり、もちろん無料で使えます。
しかし、イタリアでは公衆トイレを無料で使えません。イタリアの公衆トイレにはスタッフが常にいて、チップを払って利用します。チップ料金はトイレの入り口に記載してあるので、必ずスタッフにチップを渡して利用してください。
ただ、チップを払ったからといって、綺麗なトイレを使用できるわけではありません。トイレの周りが水浸しになっていたりトイレットペーパーが散乱していたりするトイレもあります。なかには電気のつかない真っ暗なトイレもあるので、トイレ選びには注意してください。
さらにトイレ事情で知っておきたいのが「ビデ」の存在です。イタリアのホテルのバスルームには、便器のほかに、便器の形と似ている「ビデ」があります。
とても便器と似ていますが、ビデは用を足すものではないので、注意してください。
ビデは基本的に足やデリケートゾーンを洗うために使われます。イタリアでは毎日お風呂に入る習慣がないので、デリケートゾーンを洗う専用のものとして使われているのです。
しかし、イタリアでは公衆トイレを無料で使えません。イタリアの公衆トイレにはスタッフが常にいて、チップを払って利用します。チップ料金はトイレの入り口に記載してあるので、必ずスタッフにチップを渡して利用してください。
ただ、チップを払ったからといって、綺麗なトイレを使用できるわけではありません。トイレの周りが水浸しになっていたりトイレットペーパーが散乱していたりするトイレもあります。なかには電気のつかない真っ暗なトイレもあるので、トイレ選びには注意してください。
さらにトイレ事情で知っておきたいのが「ビデ」の存在です。イタリアのホテルのバスルームには、便器のほかに、便器の形と似ている「ビデ」があります。
とても便器と似ていますが、ビデは用を足すものではないので、注意してください。
ビデは基本的に足やデリケートゾーンを洗うために使われます。イタリアでは毎日お風呂に入る習慣がないので、デリケートゾーンを洗う専用のものとして使われているのです。
イタリアで気を付けておくべき食文化
イタリアの主食は、パンです。ただ、パンをそのまま食べるというよりも、パンをパスタのソースにからめたりオリーブオイルにつけたりして食べます。
このとき、注意しなければいけないのが、パスタを食べるときの音。日本では麺類を音を立てて食べてしまう傾向がありますが、イタリアでは音を立てて食べるのはとても不快に思われます。そのため、パスタをフォークでクルクル巻いてパクッと食べるのですが、このとき、フォークだけを使います。イタリアではスプーンが使われないので、日本のようにスプーンの上でパスタを巻くことはできません。
このとき、注意しなければいけないのが、パスタを食べるときの音。日本では麺類を音を立てて食べてしまう傾向がありますが、イタリアでは音を立てて食べるのはとても不快に思われます。そのため、パスタをフォークでクルクル巻いてパクッと食べるのですが、このとき、フォークだけを使います。イタリアではスプーンが使われないので、日本のようにスプーンの上でパスタを巻くことはできません。
イタリアのテーブルマナー
イタリアのテーブルマナーについても知っておきましょう。レストランなどでは、前菜やメイン料理のように順番に出てくるケースがほとんどですが、一皿目の料理のおかわりはできません。一皿目の料理をおかわりするのは、マナー違反です。
また、イタリアでは一人一皿提供されるのが基本となっており、ピッツァに関しても一人一皿で提供されます。
また、イタリアでは一人一皿提供されるのが基本となっており、ピッツァに関しても一人一皿で提供されます。
日本とは異なるイタリアの文化に注意
日本とイタリアでは、挨拶から街の文化、食文化まで全く異なります。
それぞれを理解していないと、現地の方に失礼だと思われてしまう可能性があるので、事前に確認しておきましょう。
もし細かい文化の違いやマナー、ルールに不安がある場合は、現地の人に聞くか日本人ガイドさんに聞いてみると良いです。
とくに初めてイタリア旅行に行く人は、自分が気づかないうちに失礼な行動をしてしまうかもしれないので、逐一相談しておいた方が良いでしょう。
それぞれを理解していないと、現地の方に失礼だと思われてしまう可能性があるので、事前に確認しておきましょう。
もし細かい文化の違いやマナー、ルールに不安がある場合は、現地の人に聞くか日本人ガイドさんに聞いてみると良いです。
とくに初めてイタリア旅行に行く人は、自分が気づかないうちに失礼な行動をしてしまうかもしれないので、逐一相談しておいた方が良いでしょう。