イタリアの世界遺産58カ所一覧!とくにおすすめのスポット3選

イタリアの世界遺産58カ所一覧!とくにおすすめのスポット3選

イタリアは街並みがとても美しいため、ただ歩くだけでも異国情緒溢れる雰囲気を楽しめます。
美術館が多く点在しているイタリアですが、街こそが芸術といっても過言ではありません。
そこで今回はイタリア都市別のおすすめの街並みを紹介します。
ぜひイタリア旅行に行く際は、カメラを持って街並みを沢山思い出に残してください。

→チロル&ドロミテとイタリアを巡るツアーの詳細はこちら

イタリアの世界遺産一覧

イタリアの世界遺産は、シチリアやカンパニア州、トスカーナ州など、イタリア全土に広がっています。

以下全58か所、全てがイタリアの世界遺産に認定されています。

世界遺産名 世界遺産登録年
ヴァルカモニカの岩絵群 1979年:文化遺産
サン・パオロ・フォーリ・レ・ムーラ大聖堂 1980年・1990年:文化遺産
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院 1980年:文化遺産
フィレンツェ歴史地区 1982年:文化遺産
ヴェネツィアとその潟 1987年:文化遺産
ピサのドゥオモ広場 1987年:文化遺産
イサン・ジミニャーノ歴史地区 1990年:文化遺産
マテーラの洞窟住居と岩窟教会公園 1993年:文化遺産
パッラーディオ様式の邸宅群 1994年・1996年:文化遺産
シエナ歴史地区 1995年:文化遺産
ナポリ歴史地区 1995年:文化遺産
クレスピ・ダッダ 1995年:文化遺産
ルネサンス期の市街とポー川デルタ地帯 1995年・1999年:文化遺産
デル・モンテ城 1996年:文化遺産
アルベロベッロのトゥルッリ 1996年:文化遺産
ラヴェンナの初期キリスト教建築物群 1996年:文化遺産
ピエンツァ市街の歴史地区 1996年:文化遺産
ヴァンヴィテッリの水道橋とサン・レウチョ邸宅群 1997年:文化遺産
サヴォイア王家の王宮群 1997年:文化遺産
パドヴァの植物園 1997年:文化遺産
ポルトヴェーネレ、チンクエ・テッレ 1997年:文化遺産
モデナの大聖堂、トッレ・チヴィカ及びグランデ広場 1997年:文化遺産
ポンペイ・エルコラーノ・トッレ・アヌンツィアータの遺跡地域 1997年:文化遺産
アマルフィ海岸 1997年:文化遺産
アグリジェントの遺跡地域 1997年:文化遺産
ヴィッラ・ロマーナ・デル・カサーレ 1997年:文化遺産
スー・ヌラージ・ディ・バルーミニ 1997年:文化遺産
アクイレイアの遺跡地域と総主教聖堂バシリカ 1998年:文化遺産
ウルビーノ歴史地区 1998年:文化遺産
ディアノ渓谷国立公園 1998年:文化遺産
ヴィッラ・アドリアーナ 1999年:文化遺産
エオリア諸島 2000年:自然遺産
ヴェローナ市 2000年:文化遺産
聖フランチェスコ聖堂と関連遺跡群 2000年:文化遺産
ティヴォリのエステ家別荘 2001年:文化遺産
ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々 2002年:文化遺産
ピエモンテとロンバルディアのサクリ・モンティ 2003年:文化遺産
オルチア渓谷 2004年:文化遺産
チェルヴェテリとタルキニアのエトルリア古代都市群 2004年:文化遺産
シラクーザとパンタリカの岩壁墓地遺跡 2005年:文化遺産
パラッツィ・デイ・ロッリ 2006年:文化遺産
マントヴァとサッビオネータ 2008年:文化遺産
レーティシュ鉄道アルブラ線・ベルニナ線と周辺の景観 2008年:文化遺産
ドロミーティ 2009年:自然遺産
サン・ジョルジオ山 2010年:自然遺産
イタリアのロンゴバルド族:権勢の足跡 (568-774年) 2011年:文化遺産
アルプス山系の先史時代杭上住居跡群 2011年:自然遺産
トスカーナ地方のメディチ家の邸宅群と庭園群 2013年:文化遺産
エトナ山 2013年:自然遺産
ランゲ・ロエロ・モンフェッラート 2014年:文化遺産
ノルマン様式のパレルモおよびチェファルとモンレアーレの大聖堂 2015年:文化遺産
イヴレーア、20世紀の産業都市 2018年:文化遺産
コネリアーノとヴァルドッビアーデネのプロセッコの丘 2019年:文化遺産
14世紀パドヴァのフレスコ画 2021年:文化遺産
ボローニャのポルチコ群 2021年:文化遺産
ヨーロッパの大温泉都市群 2021年:文化遺産
カルパティア山脈などの欧州各地のブナ原生林群 2007・2011・2017・2021年:自然遺産
サンマリノ歴史地区とティターノ山 2008年:文化遺産

それぞれの地によって異なる歴史を持つイタリアの世界遺産を巡れば、その土地その土地でさまざまな魅力を体感できるでしょう。

58あるイタリアの世界遺産の中でもとくに有名なスポット

イタリア観光において、58か所あるイタリアの世界遺産の中でも外せない有名なスポットを紹介します。

  • サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院
  • フィレンツェ歴史地
  • ドロミーティ

それぞれの特徴や魅力について解説します。

58か所からどこに行くべきか悩んだら、ぜひ参考にしてください。

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院

イタリアの首都であるローマに次いで第2の都市であるミラノには、1495~1497年にレオナルド・ダ・ヴィンチが描いた絵画「最後の晩餐」があります。
当時、壁画はフレスコ画が一般的でしたが、ダ・ヴィンチはテンペラ画の技法と一点透視図法で描かれたことでも有名です。
「最後の晩餐」は、小説のテーマになったことで一躍有名になりました。
「この中に私を裏切るものがいる」とキリストが最後の晩餐で予言し、それを聞いた12人の弟子たちの動揺を表情から感じられる作品です。
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院の食堂に壁掛けされており、多くの観光客が足を運んでその絵画の素晴らしさを堪能しています。

注意点として、見学する際には予約が必要です。

所在地 Via Giuseppe Antonio Sassi, 3 Milan
開館時間 火~土:7:00~12:55、15:00~19:30

日、祝:7:30~12:30、16:00~21:00

最後の晩餐 8:15~18:45(要予約)

閉館日 月曜日

 

フィレンツェ歴史地区

イタリアの中部に位置するフィレンツェ歴史地区は、ルネッサンス文化発祥の地で、チェントロと呼ばれる中心エリアが世界遺産に登録されています。

今もルネッサンスの華やかさを残しており、「花の都」とも呼ばれています。

フィレンツェ歴史地区では、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂や、サンタ・クローチェ教会、ウッフィツィ美術館など、稀代の建築やアート作品を数多く楽しめる場所です。

特に、ウフィツィ美術館では、メディチ家歴代の美術コレクションを見ることもでき、貴重な時間を過ごせるでしょう。

所在地 サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂

Piazza del Duomo, Firenze

開館時間 月~水、金:10:00~17:00

木、土:10:00~16:30

日:13:30~16:45

※施設や季節などによって変動することがあります

閉館日 なし ※不定休あり

ドロミーティ

自然遺産で欠かせないのが、北イタリアの山塊「ドロミーティ」です。

イタリア北東部、3000m級の山々が連なった絶景を堪能できます。

日本では「ドロミテ」という愛称で人気のある観光地です。

ロープウェイで3,000メートル級の山頂に上がることができ、コルティナ・ダンペッツォ、ドロミテの宝石と呼ばれるカレッツァ湖、空気がキレイで有名なミズリーナ湖の眺めはまさに絶景。

ハイキングやトレッキングのコースもあります。

道が整備されているので、初心者でも楽しめるでしょう。

訪れる際は、イタリアの世界自然遺産をハイキング・トレッキングしてみてはいかがでしょう。

所在地 コルティナ・ダンペッツォの観光案内所

Corso Italia n° 81, Cortina d’Ampezzo

開館時間 営業時間:9:00~19:30
閉館日 なし

 

イタリアはどこを見渡しても世界遺産

真っ赤に輝く太陽と陽気なラテン系といったイメージの強いイタリアですが、穏やかな地中海性気候に育まれた世界遺産の数々は、古い歴史と文化に彩られた魅力的な観光地です。
1度や2度では堪能しきれないイタリアの魅力は、何度でも訪れたくなるはず。
ぜひイタリアに行った際には、世界遺産でたっぷりと魅力を味わってください。
今長谷
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