せっかくのイタリア旅行！やっぱり本場イタリアの美味しい食べ物を味わおう。

イタリアと言えば、やはり本場の生ハムは欠かせません。生ハムは古代ローマ発祥といわれており、歴史の深い食べ物なのです。
プロシュートやパンチェッタなど、様々な種類の生ハムがありますが、基本的には豚のもも肉を乾燥、熟成させたものになっています。なかでもパルマ産生ハムは世界三大生ハムの一つと言われているので、ぜひ味わってください。

今では世界中で誰もが食べるピッツァですが、本場はイタリアです。イタリアを代表する国民食として、多くの人に愛されています。
イタリアのピッツァは、モチモチと厚みのあるナポリ風ピッツァと薄くてサクサクしたローマ風のピッツァに分かれているので、ぜひ本場の土地でどちらも味わってみてください。
日本でもナポリ風ピッツァなどは食べられますが、日本のピッツァとはやはり味が違インます。

ピッツァと並んで世界各国で愛されているのが、パスタです。日本でパスタというと麺状のパスタを思い浮かべると思いますが、実際はマカロニやペンネ、ラザニアなど、大きさや形状が異なる700種類以上のパスタがあります。
ソースも、ペペロンチーノやペスカトーレなど、地域によって多種多様です。発祥の地で食べるパスタは、雰囲気も相まって格別になるので、ぜひ味わってみてください。

日本でもよく食べられるミネストローネも、発祥はイタリアです。イタリア語では「具だくさんのスープ」という意味があり、実際に沢山の野菜が煮込まれています。
イタリアではおふくろの味として親しまれていて、各家庭で独特な作り方をしているケースもあります。日本でも定着している味なので、ぜひホっとしたいときにミネストローネを食べてみてください。

イタリアの主食を知っているでしょうか。主食として、パスタを思い浮かべるかもしれませんが、実はパスタは主食ではありません。イタリアでパスタはおかずとして食べられています。
では、実際にどのようなものが主食として食べられているのか、以下で解説します。

イタリアの基本的な主食は、パンです。パンのなかでも、とくにフォカッチャが有名で、多くの家庭で親しまれています。
基本的な食べ方は、パスタと合わせて、パスタのソースをからめながら食べたりオリーブオイルにつけて食べます。
イタリアのパンは塩分が少ないので、まさに日本のお米のような食べ方をされるのです。

イタリア旅行の経験がある人は、グリッシーニを見て「なんだろう？」と思った人もいるのではないでしょうか。グリッシーニは、細長い棒状のパンで、イタリアのレストランではほとんど出てくる主食です。
グリッシーニは、そのまま食べてもおいしいですが、本場イタリアの味を楽しむなら、オリーブオイルをつけたり生ハムを巻いて食べたりしてみましょう。

イタリアの定番の食べ物と主食について解説してきましたが、それぞれは日本でも珍しくありません。ただ、せっかくイタリアに行くなら、やはりイタリアらしい食べ物を食べておきですよね。
そこで、日本ではなじみのないイタリアの食べ物を3つ紹介します。
ぜひイタリアのレストランに行った際には、食べてみてください。

ブルスケッタは、イタリアでは軽食としてコース料理の前菜で出されます。家庭でも手軽に作れるので、イタリアのポピュラーな食べ物といえるでしょう。
薄くスライスしたバゲットに、塩コショウやオリーブオイル、トマトソースやアンチョビなどを乗せて食べる簡単な料理で、軽食にはちょうど良いボリュームです。地方によって若干の違いがあるので、いろんな地域でブルスケッタの食べ比べをしてみるのも良いでしょう。
また、基本的にブルスケッタのパンにはガーリックをすりこませるのですが、ブルスケッタとよく似た料理のクロスティーニであれば、ガーリックをすりこませていません。
ガーリックが苦手な人は、ぜひクロスティーニを食べてみてください。

イタリア料理のなかでも、日本人が好きそうな料理として、フリットがあります。フリットは、日本の天ぷらに似た料理なので、日本食が好きな人でも美味しく感じられるでしょう。
レストランでは、一般的に単品で出てくることはないので、複数形の「フリッティ」とメニューに書かれているケースが多いです。
イカのフリッティやズッキーニの花のフリッティなど、日本では食べられない揚げ物もあるので、揚げ物好きな人はぜひ味わってみてください。

オッソブーコは、ミラノ発祥の料理で、子牛の煮込み料理になります。子牛のすね肉を長時間煮込んだ料理なので、骨の髄まで美味しく頂けます。
もちろんお肉もトロトロです。基本的にはトマトで煮込まれていますが、レストランによって煮込み材料が異なるので、旅の間にいくつかの味の違うオッソブーコを食べてみてください。

イタリアは、スイーツでも有名です。イタリアの街にはカフェも多いので、ぜひスイーツも味わってみてください。
イタリアのスイーツは日本でも有名なものばかりですが、ぜひ本場の味を体験しましょう。

日本でも有名なティラミスは、イタリア発祥のスイーツです。イタリアでは王道中の王道スイーツなので、どこのレストランにいってもデザートメニューにティラミスがあります。
ちなみに、イタリアでティラミスがどのような意味をもっているか知っているでしょうか？ティラミスは「私を引っ張り上げて」や「私を元気づけて」という意味があるのです。ぜひイタリアの美味しいティラミスを食べて、旅の疲れを癒してください。

イタリアでは、ジェラートも有名です。日本では、アイスクリームのようなイメージかもしれませんが、イタリア語で「凍ったもの」という意味があるので、牛乳や果実などを凍らせて食べる氷菓子の総称として使われます。
とくに本場イタリアで食べるジェラートは、素材本来の味わいが楽しめます。映画『ローマの休日』では、オードリー・ヘップバーンも美味しそうにジェラートを食べていたので、ぜひ映画のワンシーンを真似て本場の地でジェラートを楽しんでください。

美味しいイタリアを味わい尽くすために、ぜひ定番の食べ物からイタリアならではの食べ物、スイーツまで楽しんでください。
今回紹介した食べ物は、基本的にどこのレストランにもある食べ物なので、お目当ての食べ物に辿り着かないことはないでしょう。
ただ、それぞれの地域やレストランによってこだわりが違うので、ぜひイタリアの様々な場所で味わってみてください。