ケニアの文化について知る|スポーツ・エンタメ・宗教・民族など
ネイチャーガイド今長谷
こんにちは!ネイチャーガイドの今長谷です。
ケニアは独自の文化が根付いている国です。
とくにイメージとして強いのは、民族ではないでしょうか。
自然の多いケニアでは、多くの民族も暮らしています。
今回は、その他にも沢山ある、ケニアの知っておきたい文化について解説します。
ぜひケニアへの旅行を検討されている方は、現地に行く前の予習として、文化について知っておきましょう。
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ケニアってどんな国?
一般的に「ケニア」と呼ばれていますが、正式名称は「ケニア共和国」です。
国土面積は日本の約1.5倍で、人口は5,377万人ほど(2020年)。
国全体でコーヒーやお茶、園芸作物などの農産物生産が中心となっている産業国です。
また、サバンナ地帯のイメージを持つ人も多いですが、実際には国土の一部にしかすぎません。
ケニアで知っておきたい文化8つ
ケニア観光に行く前の予備知識として、お伝えしておきたい文化を8つ紹介します。
- 自然文化
- 宗教文化
- 言語文化
- 民族文化
- エンタメ文化
- 習慣
- スポ―ツ文化
- 礼儀
とくに、習慣や礼儀などは、観光地でも役に立つ知識なので覚えておいてください。
以下でそれぞれの文化について具体的に解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
ケニアの壮大な自然
ケニア国内にはアフリカを代表する多くの国立公園や国立保護区があり、動物サファリを楽しめるスポットも多くあります。
トレッキングや渓流釣りなど、アウトドアを楽しむには最適の国です。
また、インド洋に面した海岸地方には、珊瑚礁と白砂の美しい海を持つ高級リゾート地などもあります。
しかし、昨今では人口や観光客の増加による野生生物へのストレスや生息地域の縮小が問題となっています。
これらの自然や動物を守るために、観光客も配慮しなければいけません。
ケニアの宗教的多様性
ケニアは、多くの宗教が混在している国です。
主に以下のような宗教があります。
- プロテスタント
- カトリックが
- イスラム
- 伝統宗教
- ヒンドゥー
キリスト教徒が多くを占めていますが、上記のようにイスラムやヒンドゥーもいます。
だからといって観光時に気を付けることはとくにありませんが「ケニア=特定の宗教」というわけではないので、もしも宗教に関連する会話などになった場合は、多少気を付けておいた方が良いでしょう。
ケニアの言語文化、スワヒリ語と英語の共存
元々は英語が公用語として使われていましたが、2010年の憲法改訂により英語とスワヒリ語の2つとなりました。
従来にしたがって英語も多く使われているので、ケニア観光の際には、英語を使えれば意思疎通の問題はないでしょう。
ただし、一部地域では民族言語が使われることもあります。
民族言語では、キクユ語やルヒヤ語と呼ばれる言語があります。
ケニアの民族文化、42の民族が共生する国
ケニアの大きな特徴として、多民族国家であることが挙げられます。
ある調査では、42にもおよぶ民族があると発表されました。
なかでも主な民族は、以下のとおりです。
- キクユ族
- ルヒヤ族
- ルオ族
- カレンジン族
- カンバ族
- キシイ族
- メルー族
そのほかにも、アフリカ系民族、イギリス系やインド系の民族もいるそうです。
ケニアのエンタメ文化、音楽とダンスの豊かな表現
上記で解説したように、ケニアは民族の多い国であるため、民族ごとに異なるスタイルのリズムやダンスがあります。
なかでも特徴的なのは、ポリリズムや多声の合唱です。
ドラムやリュート、マラカスなどのパーカッションが使われることも特徴の一つです。
観光客も守りたい右手での握手と食事習慣
まずは、挨拶です。
ケニアでは挨拶が重視される文化があるので、観光旅行者も挨拶を徹底しましょう。
挨拶の方法は、握手です。右手で握手をするだけなので、積極的におこなってください。
ここで「右手」と伝えましたが、ケニアでは「右手」が一つのキーワードになります。
食事をする際も、右手を使うことが一般的です。
左手は伝統的に清潔ではないとされるために、使用しません。
ケニアで人気のスポーツ文化
ケニアでは、スポーツ文化も盛んです。
とくにケニアで人気のスポーツは、以下のとおりです。
- 長距離走
- 悪化―
- ラグビー
- バスケットボール
上記のなかでも、とくに人気が高いのは、長距離走とサッカーです。
ケニアでは多くの長距離ランナーを輩出しており、国際大会やオリンピックなどでもケニアの選手が活躍しています。
サッカーにおいては、国内リーグであるケニア・プレミアリーグ(Kenyan Premier League)が盛んであり、多くのサッカークラブが存在します。
フレンドリーさと礼儀を兼ね備えたケニアの人々との交流
とくにケニアは、礼儀正しさを重視する国です。
礼儀に反してしまうと、観光旅行者として喜ばれません。
しかし、ケニアならではの特別な礼儀があるわけではなく、重要なのは相手の意見を尊重し、敬意を持って接することです。
この点においては日本の礼儀と大きく変わらないので、しっかりと現地の人の意見を聞くようにしましょう。
しかし、厳格な人が多いわけではなく、ケニアはフレンドリーな人が多いです。
積極的なコミュニケーションをとりながらも、礼儀を大事にして接しましょう。
ケニアの文化で知っておきたい注意点
ケニア文化のなかでも、旅行の際に知っておくべき注意点について解説します。
以下の2つは、ケニアという国を知る上でも、旅行に行く上でも知っておくべき文化です。
- ケニアの治安
- ケニアの健康・医療
トラブルに巻き込まれたり大きな病気にかからないためにも、渡航前に確認しておいてください。
ケニアの治安状況と観光客の注意点
観光旅行客が近づいてはいけないような一部地域もあるので、十分に注意しましょう。
とくにソマリアとの国境地帯、北東地域ガリッサ郡ダダーブ難民キャンプ周辺地域及びガリッサ周辺においては、外務省からも「退避してください。渡航は止めてください。」の指示が出ています。
観光スポットにおいてはそれほど気にする必要もありませんが、盗難や詐欺などのトラブルは起こりやすいです。
ケニアだけに限りませんが、日本と同じ感覚でいるとすぐに貴重品が盗られてしまうので、必ず貴重品を肌身離さないようにしてください。
ケニアの健康・医療
とくに重要視しておきたいのは、マラリアです。
マラリアは予防接種ができるので、渡航前に必ず受けておきましょう。
また、コレラや下痢になる可能性もあるので、適切な水と食品の摂取に気を遣ってください。
もし現地で何かしらの怪我や病気になった際は、都市部の医療施設であれば不安はありません。
都市部の医療施設であれば、比較的設備が整っています。
しかし、地方や辺境地域では医療設備が整っていないので、海外旅行保険の加入を検討しておきましょう。
ケニアの文化を知って安全な旅を楽しみましょう
ネイチャーガイド今長谷
ケニア旅行に行く前には、事前に文化を知っておくと良いです。
日本とは異なる文化やマナーがあるので、現地に行って戸惑ったりトラブルになったりする可能性も軽減できます。
もしどうしても不安が残る場合は、ツアーを検討してください。
ガイドのいるツアーであれば、その場で文化やマナーについて教えてもらえます。
とくに、病気などの心配もあるケニアでは、ツアーガイドがいることはとても心強いので、ぜひ初めてのケニア旅行は、ツアーをご利用ください。