ケニアで野生動物を楽しもう!ケニアのサバンナで魅力のサファリスポット紹介
ネイチャーガイド今長谷
こんにちは!ネイチャーガイドの今長谷です。
今回紹介するのは、ケニアのサファリ旅行です。日本から遠く離れたアフリカのケニアについては、あまり詳しくない人もいるでしょう。
ケニアでの楽しみといえば、サファリスポットで楽しめる迫力ある野生動物です。今回は、大地と野生動物が楽しめるケニアのサファリスポットにお付き合いください。
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ケニアに旅行に行く方法
日本からはナイロビへの直行便がないので、ヨーロッパか中東を経由してナイロビに向かいます。
中東のエミレーツ航空やエティハド航空を利用するのが一般的ですが、最近はアフリカのハブ空港として発展を続けるエチオピアのアディスアベバ経由も有効な手段です。なんと東京から(ソウルで一旦おりますが)直行便が飛んでいます。
アディスアベバで乗り継げば次はナイロビです。
ケニアで動物を楽しむための事前準備
初めてケニアへ旅行に行く人向けに、事前準備の紹介をしていきます。
ケニアのビザ取得
ケニアの観光ビザは、駐日ケニア共和国大使館のウェブサイトからオンラインで取得できます。
直前で慌てないように、余裕をもってビザを取得しましょう。
黄熱病の予防接種
ケニアに出かける前に確認しておくのが重要です(状況は日々変わりますので必ず最新の情報をご確認ください)
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ケニアとペアで訪れることが多いタンザニアからケニアに入国する場合はイエローカードの提示が求められます。イエローカード(黄熱病の予防接種)は一度取得したら一生有効です。個人的には面倒でも取得して心配なくアフリカを訪れて頂きたいと思います。
但し!!日本での黄熱病の予防接種を受けることが出来る機関は非常に限られ、予約が非常に難しいのも事実です。出発の数か月前には予約をお勧めします。出発までに間に合わなかったら悲劇です。
マラリアの予防薬
服用する場合はケニアへ到着する2日前から予防薬を服用し、滞在中も毎日1錠ずつ服薬します。ケニアへの旅行と聞くと病気が心配になるかもしれませんが、事前に準備をしておけば安心してサファリ旅行を楽しめます。
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マラリアは「ハマダラ蚊」に刺されない以外に対策がありません。
刺されないためには虫よけをご準備(ティッシュタイプや指ポンプ式。ガス式スプレータイプは飛行機への持込・預入ともに不可)頂き、肌の露出を避ける服装をお勧めします。マラリアはアフリカに限らず熱帯地方などを中心に汚染地域が世界中に広がっています。
もちろん、お薬を服用していくのがBESTですが、私は訪れる時期と場所によって要・不要を判断します。ハマダラ蚊が少ない時期やエリアに行くのに服用は必要ないでしょう(個人的な意見です)。
ケニアのサファリで出会える動物
その中でも、迫力のある大型動物は特に人気になっています。
まずは、アフリカの代名詞にもなっているアフリカゾウ。
日本や東南アジアでもゾウに会えますが、ケニアのサファリにいるゾウは体が大きく、その迫力に圧倒されるでしょう。
ゾウと同じくらい有名なのはライオンです。
百獣の王と呼ばれるその雄大な姿は、ケニアのサファリでの楽しみの1つです。
運が良ければライオンが狩りをしている場面にも出会えるかもしれません。
日本ではあまりお目にかかれないのが、バッファローです。
バッファローは群れで行動するので、より迫力を感じられるでしょう。
ただし、群れから外れたバッファローは攻撃的になるので、近づきすぎないように注意が必要です。
サイも、日本の動物園ではあまり出会えない動物です。
現在のケニアでは、シロサイとクロサイの2種類が存在します。
クロサイは臆病な性格と数が減少したため、ほとんど見かけなくなりました。
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BIG5と呼ばれるのがライオン、アフリアゾウ、サイ、バッファロー、そしてヒョウです。彼らとの出会いはやはり興奮します。しかし、日本人に人気があるチータが入ってないのが私はどうも納得いかない。数も少なく、何よりもアスリートのような筋肉質で小さな顔を持つチータが姿を現すとあっという間に4WDが集まってきます。人気があるのは日本人だけじゃないですね。
ケニアで動物を楽しめるサファリスポット7選
それぞれのスポットによって出会える動物も異なるので、目的の動物がいるサファリスポットを探してみてください。
動物天国!マサイマラ国立保護区
ライオンやヒョウなどの肉食動物から、キリンやゾウ、シマウマなどの動物を次々と楽しめます。
マサイマラ国立保護区は早朝と夕方の2回サファリ観光ができるので、どちらも体験すると色々な動物に出会えるでしょう。
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ケニアを代表するマサイマラに行かずケニアに行ったことにはならないほどメジャーなマサイマラ。2~3月に生まれる草食動物の赤ちゃんたちの姿も良いですが、私が好きなのは7~8月の草食動物の大移動「グレート・マイグレーション」の時期。100万頭を越えるヌー(本当はグヌー)と数十万頭のシマウマが緑を求めてタンザニア側のセレンゲティから移動してきます。ワニが待つマラ河の命懸けの河渡りに出会えたら超ラッキーですね。
希少動物の宝庫!サンブール国立保護区
絶滅危惧種に指定されているグレービーシマウマやロスチャイルドキリン、キリンとカピパラの中間のようなゲレヌクまで楽しめます。
通常の動物も多く生息しているので、マサイマラ国立保護区と並んで人気のサファリスポットになっています。
キリマンジャロとサバンナの両立!アンボセリ国立公園
滞在するロッジからもキリマンジャロを見られるので、場所選びをしっかりすれば常時キリマンジャロを楽しめます。
アンボセリ国立公園では、高確率で子連れのゾウに出会えます。
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アンボセリはキリマンジャロの絶景で有名です。確かにそうですがキリマンジャロはタンザニアの山。アンボセリで印象が強いのはアフリカゾウ。数が多くて、しかも勘違いかもしれないですがとても大きなゾウが多いイメージがあります。ハイエナが歩けば遠くでキリンたちが警戒感丸出しだったり、草原の先からチータが歩いてきたりと、本当に動物たちとの出会いが楽しめます。
ボートでサファリ!ナイバシャ湖
モーターボートに乗ってナイバシャ湖を巡るので、水中にいるカバや島に上陸してからキリンやシマウマを楽しめます。
ライオンなどの肉食動物はいないので、島をゆっくりウォーキングしても安全です。
ただし、カバは気性が荒いので、夜間の外出は控えるようにしましょう。
ロッジで野生動物を楽しめる!オルペジェタ動物保護区
予約が必要ですが、キタシロサイに会えるツアーも開催しているので、珍しい動物と触れ合うのに最適なサファリスポットです。
その他にも、アミメキリンや希少なグレービーシマウマなどの動物とも出会えます。
サバンナの真っ只中で寝られる!ロイサバ動物保護区
広大なサバンナの中にロッジが点在しているので、ベランダに設置されたベッドから天体観測を楽しめます。
昼はサファリを楽しみ、夜は動物の声を聞きながら眠れるので、より自然を身近に感じられるでしょう。
夜行性の動物も楽しめる!アバーディア国立公園
ロッジの前にウォーターホールと塩を巻かれた場所があるので、ロッジから集まる動物を楽しめます。
夜間も動物が来るので、昼のサファリでは出会えない動物に出会えるのもアバーディア国立公園の魅力です。
ケニアで動物を楽しめるベストシーズンは?
逆に3月〜5月と10月〜12月は雨季になるので、旅行は控えたほうが無難です。
サバンナでサファリを楽しむ際は、長時間外で過ごすことになります。
ベストシーズンを狙ってサファリを楽しむことで、数多くの動物と出会えるでしょう。
ケニアのサファリで動物を楽しむ際の服装
最も寒い8月の最高気温は21℃程度なので、比較的過ごしやすいのが特徴です。
服装は、長袖長ズボンを基本にして、朝晩はウインドブレーカーを羽織ると快適に過ごせます。
虫刺されのリスクもあるので、肌の露出はあまりおすすめできません。
ケニアで動物を楽しむ際の必需品
まずは、ウインドブレーカーや防寒着です。
ケニアでは朝晩の冷え込みがあるので、体調不良を防止するために衣類で体温調整をする必要があります。
その一方で、日中は日差しが強いので、外でサファリを楽しむためにはサングラスや日焼け止め、帽子などのアイテムも必要です。
遠く離れた動物を鑑賞するためには、望遠鏡は必須アイテムです。
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アフリカのサファリを楽しむのに現地に行って「あ~ライオンだ」「お!アフリカゾウだ」という楽しみ方では出会いや日数にもよりますが正直言って飽いてしまうかもしれないです。多くの種類の動物が住むアフリカのサファリを楽しむにはズバリ予習!! 少しでも多くの動物たちの特徴を覚えて見分けがつくようになって行くとその楽しみは何倍にも何十倍にもなります。
ケニアのサファリを楽しむには準備も入念に!
準備をしていないと、現地で病気にかかることもあるので、気を付けてください。
安心してサファリを楽しむには、ツアーもおすすめです。
とくに初めてケニアに行く際には、ガイドに従った安全なツアーを選びましょう。