スイスで必ず見ておくべき絶景スポット|定番から穴場まで

スイスで必ず見ておくべき絶景スポット|定番から穴場まで

自然が作り出す絶景が見られることで人気の観光地「スイス」。
雄大な山並みや美しい湖、そして歴史的建造物など、絶景スポットが数多く存在します。
本記事ではスイスの絶景スポットについてまとめました。
スイスの旅行を計画している人はぜひ参考にしてみてください。

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スイスで必ず見ておきたい定番絶景スポット

はじめに、スイスで必ず見ておきたい定番絶景スポットについてまとめました。
スイスには氷河や湖など雄大な自然が数多く存在しています。
スイスで定番の絶景スポットを知りたい際にはぜひ参考にしてください。

アルプス山脈定番絶景スポット「マッターホルン」

スイス|世界遺産|スイス旅行@ブループラネットツアー
アルプス山脈で最も有名な山、「マッターホルン」。マッターホルンは、スイスを象徴するシンボルの一つです。
マッターホルンの均整のとれたフォルム、美しさは、多くの人々を魅了しています。
また、標高2757mに位置しているリッフェル湖の水面に映る「逆さマッターホルン」も見逃せない絶景です。美しい自然の中で見られる絶景は、まさに絶好の写真スポットです。

自然の神秘を感じられる「ユングフラウヨッホ」

ユングフラウヨッホ|アルプス|スイス|世界遺産|スイス旅行@ブループラネットツアー
標高3466mのユングフラウヨッホは、アルプス最大最長のアレッチ氷河とともに「世界自然遺産」に認定されています。
氷河の後退により多種多様な植物の進化が見られたり、再現性ある環境循環の例となっていたりすることが「世界自然遺産」に登録されている理由です。
標高3454mにあるヨーロッパ最高地点の鉄道駅に直結しており、展望台やショップなどの複合施設「トップ・オブ・ヨーロッパ」にも行けます。
絶景とさまざまな植物などから、自然の神秘を感じることができるスポットです。

街ごと世界遺産に登録された「ベルン旧市街」

ベルンの街並みは、ヨーロッパで最も古い街並みが残る旧市街として世界文化遺産に登録されています。
ヨーロッパ最長といわれるアーケードや大聖堂、彫像が美しい水飲み場など、歴史を感じられる場所が数多く存在します。歴史的な姿を残しながらも現代都市の機能を兼ね備えているのもポイントです。
また、ベルンの街のシンボルであり、13世紀に建造された西門であるベルンの時計塔は、「ツィットグロッゲ」と呼ばれて親しまれています。時計の造りはとても複雑で、月や星座まで明確にわかるようになっています。

アルプスの自然や町並み氷河が絶景の「アルブラ線・ベルニナ線の車窓」

スイス最大の私鉄であるレーティッシュ鉄道の「アルブラ線・ベルニナ線」。
100年を超える歴史と大自然の中に路線を敷く技術などが評価され、橋やトンネル、そして車窓から見られる風景がすべて世界遺産に登録されています。
アルプスの険しい山々や渓谷、美しい湖、そして壮大な氷河という景観が素晴らしく、車窓からでも十分にその絶景が楽しめます。

芸術家をも魅了する幻想的な美しさ「レマン湖とシヨン城」

スイスにある中央ヨーロッパで第二の大きさを誇るレマン湖。
そのほとりに建つ「シヨン城」は、年間40万人以上の訪城者を誇り、湖に浮いているように見える幻想的な城です。
1816年、シヨン城を訪れた詩人のバイロンは、実在の人物をモデルに、長編叙事詩「シヨン城の囚人」を書き上げました。「シヨン城の囚人」は、20の言語に翻訳される空前の大ヒット作となり、シヨン城の名は世界中に広まるきっかけとなったのです。
さらに、この幻想的な美しさは、ルソーやユーゴーなど多くの詩人や画家を魅了しました。
芸術家にインスピレーションを与え、彼らはシヨン城にまつわる数多くの作品を残しています。

スイスの穴場絶景スポット

次に、スイスの穴場絶景スポットを紹介します。
絶景は見たいけど人が多いところは苦手、知る人ぞ知るスポットを訪れたいという人はぜひ参考にしてください。

車も入れない小さな港町「ガンドリア」

ルガーノ湖畔にある小さな美しい港町「ガンドリア」。
「ガンドリア」は自動車通行が禁止の小さな村で、狭い坂と石畳の路地や階段が続く趣ある雰囲気が魅力です。

また、「サン・ヴィジーリオ教会」や「サンロッコ礼拝堂」のほか、見事なフレスコ画やスタッコ装飾が残る歴史的な街としても知られています。
年間を通して温暖な気候のため、かつて栽培されていたオリーブの歴史を訪ねる散策路もあります。

青く神秘的な「ブラウ湖」

「青い湖」という意味の「ブラウ湖(ブラウゼー)」。色がコバルトブルーからエメラルドグリーンに移り変わる幻想的な湖です。その美しさから多くの地元の住民や観光客を魅了しました。
湖の周辺は、ホテルやレストランもある広大な「ブラウゼー自然公園」として整備されています。
また、その独特な湖の色から、悲しい少女の物語も広がりました。恋人の死を悲しみ、湖に入って亡くなった美しい少女の目が真っ青だったことから、湖の色が青くなったという伝説です。

ハイキングにもおすすめスポット「サオセオ湖」

スイスのグラウビュンデン州にある美しい湖「サオセオ湖」。
周囲を森に囲まれ、湖の色が青と緑のさまざまな色合いに変化する絶景スポットです。
スタート地点であるスファズと呼ばれる集落から「サオセオ湖」まで歩いていくと約4時間かかります。牧草地や森、山小屋などさまざまな景色を楽しめるスポットです。
乗車の予約は必要になりますが、小さなバスで湖の近くまで行くこともできます。

白く可憐な花が咲き誇る「レ・プレイヤード」

「レ・プレイヤード」は、ナルシスの花が咲く丘として知られています。
ナルシスの花は、北上していく日本の桜とは違い、標高が低い方から高い方へ順々に咲いていきます。
標高の低いポイントは4月末から5月中旬、標高の高いポイントは5月中旬から6月初旬が見頃です。
「レ・プレイヤード」は「5月の雪」と呼ばれるほどたくさんのナルシスの花が見られます。

一年を通して南国の花が見られる「サン・グラート公園」

スイス南部のティチーノ州にある「サン・グラート公園」。通常イメージするスイスとは異なり、一年を通して温暖な気候のため南国の花々が見られます。
サン・グラート公園は標高700mに位置し、ルガーノの街並みや湖、山々が一望できる絶景のスポットです。
公園内にはたくさんの花々が咲いており、南国リゾートの雰囲気を楽しめます。

スイスならではの建築絶景

最後に、スイスならではの建築絶景を紹介します。
スイスには素晴らしい自然だけではなく、世界文化遺産に登録された歴史ある建造物も数多く存在しています。
ステンドグラスや時計塔などスイスの建築絶景をぜひご覧ください。

「知の聖地」といわれた「ザンクトガレン修道院」

8世紀に創設された「ザンクトガレン修道院」は、文化と科学知識が集結された学問の総本山として「知の聖地」と呼ばれていました。
18世紀には大聖堂や付属図書館、最古ともいわれる建築設計図などが高く評価され、1983年に世界文化遺産に認定されました。
18世紀に改装された修道院の建物はバロック建築の傑作と呼ばれるほどの美しさです。
特に、膨大な数の貴重本をおさめた修道院付属図書館では、蔵書のほとんどが今でも読めます。

神聖な雰囲気が醸し出される「ベルン大聖堂」

ベルンの旧市街を見渡す丘の上にある「ベルン大聖堂」は、美しいゴシック様式の建築で知られています。
ベルン大聖堂の内部の高い天井と美しいステンドグラスが印象的です。
特にステンドグラスは美しく、神聖な雰囲気を演出しています。
ベルン大聖堂の見どころとして、長さ約101メートルのクロイスターレン鐘楼が挙げられます。ここは360度のパノラマビューを楽しむことができる絶景スポットです。

12世紀に遡る歴史をもつ「サン・ピエール大聖堂」

ジュネーヴの「サン・ピエール大聖堂」は、スイスのジュネーブ市を代表する観光名所の一つです。「サン・ピエール大聖堂」は、ジュネーブの旧市街に位置しており、その建物は12世紀に遡る歴史を持っています。
「サン・ピエール大聖堂」の塔の上は、ジュネーブ湖や旧市街の風景など美しい市内を一望できる絶景スポットです。

世界最大級の時計塔がある「聖ペーター教会」

「聖ペーター教会」の時計塔は直径8.7メートルの巨大な時計盤を持ち、世界で最も大きな時計の一つです。

秒針のない「ゾーダ時計」として有名で、観光客は毎時になると、教会の外からその針を動かす様子を見学できます。教会内部には美しいステンドグラスやバロック様式の装飾がありとても魅力的な場所です。
また、教会内部からはチューリッヒ市内の絶景を一望できますよ。

巨大なステンドグラスが魅力「ローザンヌ大聖堂」

スイスのレマン湖の北側に位置しているローザンヌは、観光地としても人気です。
なかでも「ローザンヌ大聖堂」は、ローザンヌの象徴ともいわれるゴシック様式の大聖堂で、12世紀~13世紀に建てられた歴史的建造物です。
直径9mの薔薇窓と呼ばれる美しいステンドグラスも見どころのひとつ。また鐘楼からはローザンヌの街並みを一望できますよ。

スイスは見渡す限り絶景スポット

スイスの魅力はアルプス山脈に代表される豊かな自然と、歴史を感じられる街並みや建造物です。
交通網が発達しているので、国内移動する際も観光客にも優しく安心して楽しめます。
本記事を読んで、ぜひスイス旅行の計画を立てる際に参考にしてください。