スイスは山と自然の宝庫|スイスの自然を存分に味わえるスポット

スイスは山と自然の宝庫|スイスの自然を存分に味わえるスポット

スイスは山と自然の宝庫です。
観光スポットとして世界遺産に注目されがちですが、本来の見所はこの広大な自然にあるといっても過言ではありません。
そこで、本記事ではスイスで見どころのある山や広大な自然スポットを紹介します。
いわゆる「スイスの観光スポット」では物足りなくなっている方は、ぜひスイスの自然を堪能してみてください。

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スイスで飲み込まれるほどの景色を持つ山岳風景

スイスは、アルプス山脈をはじめとした、いくつもの山があります。
山から見える景色は飲み込まれるほどの圧巻の景色で、他の観光スポットにはない魅力を感じられます。
以下では、6つの山岳風景を紹介するので、ぜひ思いっきり自然を堪能してください。

マッターホルン

スイス|世界遺産|スイス旅行@ブループラネットツアー
マッターホルンは、アルプス山脈に位置する標高4,478mの山です。
スイスの山といえば、真っ先にマッターホルンをイメージする人も多い、定番の絶景スポットです。
また、天気の良い日にリッフェルゼー湖からマッターホルンを見ると、湖に写る逆さマッターホルンを見られます。

クリュ・デュ・ヴァン

フランスとスイスにまたがるジュラ山脈の麓にある、トラヴェール谷にある岩場の絶景です。
かつては氷河があったとされており、現在は氷河があったとされる部分が半円状に削り取られています。
幅1,400m、高さ160mの切り立った岩壁は、まさに飲み込まれるような景色です。

ユングフラウヨッホ

ユングフラウヨッホも、マッターホルンに続く定番の山です。
とくに有名なのは、ヨーロッパ最高地点の鉄道駅「ユングフラウヨッホ駅」。
電車で山に登る体験自体がレアな経験なので、景色だけではなく、ぜひ電車の旅も楽しんでください。

サン・ジョルジオ山

サン・ジョルジオ山は、標高1,096mほどの小高い山です。
マッターホルンやユングフラウヨッホと比べれば小さい山ですが、過去に貴重な化石群が見つかったことから注目されました。
化石のなかには、最大6mの大きさを誇るものや恐竜の祖先といわれるティキノスクス、地球史上最も長い首を持っていたというタニストロフェウスなどの化石も発掘されています。
観光スポットとしての注目度は低いですが、学術的な観点から、研究者や学生などが多く訪れます。

ユーゼイニュのピラミッド

ユーゼイニュのピラミッドは、キノコのような奇岩です。
ローヌ谷から南にのびる支谷のひとつエラン谷、グランド・ディクサンス・ダムの近くにあるユーゼイニュ村にあり、その形から「ユーゼイニュのピラミッド」と呼ばれています。
大自然が作り上げた不思議な景観の一つで、高さは約10~15mほど。
「小さな帽子」と呼ばれている岩の部分は、氷河期の中で約8万年~1万年前にあたる最終氷河期の頃までさかのぼるものといわれています。

スイスの自然では山の次に外せない滝

スイスの自然で見ておくべき場所として「滝」があります。
山の圧巻の景色も良いですが、滝の景色も圧巻です。
山に負けないほど夢中になってしまういくつかの滝を紹介します。

ライン滝

スイスの滝と言えば、ヨーロッパ随一の水量を誇るラインの滝です。
水流を間近でみれば、感動すること間違いありません。
ラウフェン城側の展望台からであれば、上から激しい滝を見下ろすことができます。
よりスリルを求めるのであれば、遊覧船に乗って滝の近くまで行く方法もおすすめです。
転覆しない程度に滝壺のギリギリまで進むので、アトラクション気分で遊覧船を楽しめます。

トリュンメルバッハ滝

トリュンメルバッハ滝は、岩壁から72の滝が流れ落ちるといわれる、ラウターブルンネン谷にある滝の一つです。
この滝からは、名峰で有名なアルプスの氷河群から溶け出す水が、毎秒約2tも流れ落ちます。
ただし、トリュンメルバッハ滝に入るには、入園料が必要です。

ギースバッハ滝

ブリエンツ村の対岸にあるのが、ギースバッハ滝です。
アクスアルプの山々へと集まった水が、緑豊かな山中を14層の滝となりブリエンツ湖へと流れ落ちていきます。
滝の流れや周辺も比較的緩やかで、優雅に絶景を楽しめるスポットです。
滝の横にはクラシックホテル「グランドホテル・ギースバッハ」があり、ホテルの部屋やカフェテラスからも滝の流れを見学できます。

シュタウプバッハ滝

氷河によって形成されたU字谷を、岩壁から72の滝が流れる名瀑です。
垂直に切り立った岩山の上から、約300mの高さをまっすぐに流れ落ち、細かい霧のような水しぶきが舞い上がります。

スイスの自然を堪能できるおすすめスポット

ここまでで、スイスの山や滝を紹介しましたが、そのほかにもスイスの自然を堪能できるスポットはいくつもあります。
以下では、とくにおすすめの4つのスポットを紹介するので、山や滝以外の自然を堪能したい方は、参考にしてください。
ただし、危険なスポットもあるので、注意して行きましょう。

ヴィアマーラ渓谷

ヴィアマーラ渓谷は、ヒンターライン谷にあるとても深い渓谷です。
かつてのアルプス越えの難所として知られています。
美しさがある一方で、危険な断崖絶壁でもあります。
ただし、現在ではつり橋や階段が設置されており、観光者でも簡単に歩いていけるようになりました。

トリアン渓谷

トリアン峡谷は、モンブラン山塊の岩を名祖となる源流が削ることで形成された渓谷です。
高さ200mもある渓谷は、多くのクライマーからも愛されています。
さらに、高さ114mの滝も見どころです。

パーク・ゼレガーモーア

パーク・ゼレガーモーアは、チューリッヒ郊外リッファーズヴィールにある大きな植物園です。

その大きさは、スイス最大級といわれており、200種類を超える鮮やかな花々やシダ植物を観察できます。

とくにおすすめなのは、ツツジのシーズンである5月。

約1万本の花が咲き誇り、美しい絶景を見れます。

そのほかのおすすめシーズンは、以下のとおりです。

  • シャクナゲ、ツツジ、アザレア…3月~7月
  • 睡蓮…7月~8月
  • シダ類…3月~10月

苗木の販売もしており、地元の人も多く訪れるスポットです。

グレッチャーガルテン

グレッチャーガルテンは、氷河庭園と呼ばれているスポットです。
1873年にオープンしたパークミュージアムで、2万年前の氷河期にできた巨大な穴や氷河によって運ばれてきた石などを見られます。
スイスの自然だけではなく、歴史に触れられる貴重なスポットです。

ブリッサーゴ諸島

自然や植物が好きな人にぜひおすすめしたいのが、スイスのマッジョーレ湖に浮かぶブリッサーゴ諸島です。
ブリッサーゴ諸島は、スイス唯一の島全体が植物園となる場所。
世界中から約1,500種類の植物や花が集まっており、他では見られない植物も沢山見られます。
3月~10月の間しか開園していないので、開園時期に合わせてスイスへ行ってみてください。

スイスのマニアックな自然を堪能しましょう

スイスには、ルツェレン旧市街やベルン大聖堂のような歴史の残る建築物も多いです。
そのほか、世界遺産として残されているものもあり、どうしても観光ではそちらに注目がいってしみます。
しかし、今回紹介したように、スイスの広大な自然も忘れてはいけません。
山や滝、渓谷に植物園など、スイスで自然を堪能できるスポットはいくつもあります。
このスイスの自然の絶景も、スイス旅行でぜひ味わっていただきたいです。
もし少しでもスイスの有名観光スポットに物足りなさを感じたり飽きを感じたりしているのであれば、今回紹介した自然スポットに訪れてみてください。
今長谷
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