スイス観光は都市の魅力にも注目｜まわっておきたいおすすめの都市

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豊かな大自然が美しいスイスは、アルプスの山々など迫力のある景色を楽しめる都市が多いです。
しかし、スイスで魅力的なのは自然だけではありません。
スイスには重厚な歴史的建物や世界遺産に登録されている旧市街地などがあり、趣がある雰囲気も楽しめます。
そこで今回はスイスの魅力を都市別に紹介します。
ぜひスイス旅行に行く際の参考にして、沢山の思い出を残してください。

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2019年にはスイス3都市が「世界で最も住みやすい都市」にランクイン

スイスのチューリヒ、バーゼル、ジュネーブの3都市は、「世界で最も住みやすい都市ランキング」の上位に入りました。
世界ナンバーワンは同じ欧州のウィーンですが、ランキングの2位はチューリヒ、 9位はジュネーブ、そしてバーゼルも10位とスイスからは3都市もランクインしています。
スイスの評判を高めている要因として、「国内の政治が安定している」「犯罪率が低い」「給与が高額」などが挙げられます。
また、スイスは優れた人材が多く、世界でも魅力的な国のひとつです。
2020年の「国連の世界人材競争力ランキング」では5年連続で首位の座をキープ。※
国外人材活用や教育職の待遇、大学・職業教育の評価などの項目で首位を獲得、生徒当たりの教育予算支出も2位にランクインするなどさまざまな項目で高い評価を得ています。

スイスの人口が多い都市とその魅力

次に、スイスの人口が多い都市とその魅力についてまとめました。
美しい景色が広がっているだけではなく、国連本部が設置されているなど国際都市としても有名な街が多いです。
スイスでどの街を訪れるか悩んだ際にはぜひ参考にしてください。

スイス最大の都市チューリッヒ

チューリッヒは、スイス最大の近代都市です。
銀行や大学が集まっており、いつも活気に満ちています。
一方でチューリッヒのリマト川の西岸にある「リンデンホーフの丘」という小高い丘から街を一望でき、美しい自然を感じられるのも魅力です。
また、チューリッヒ国立博物館にはスイスの歴史と文化に関する多くの資料が展示されています。ステンドグラスが有名なフラウミュンスター教会も人気の観光スポットです。

レマン湖畔にある小さな国際都市ジュネーヴ

ジュネーブは、国際機関の本部や国連欧州本部などがあるスイスの国際都市です。
美しいレマン湖と旧市街が魅力で、観光客や地元民が多く賑わっています。
旧市街には、宗教改革初期の指導者カルヴァンが本拠とした寺院「サンピエール大聖堂」があり、歴史的な建造物も数多く存在しています。
ジュネーブは、レマン湖の南側に位置する街のため、日当たりが良く、フランスの山「モンブラン」を日常的に見ることができるのも魅力の一つです。

フランスとドイツに隣接する三国国境の古都バーゼル

バーゼルは、スイス、ドイツ、フランスの３国にまたがる都市であり、異なる文化や言語が混在する国際的な雰囲気が魅力の都市です。
バーゼルには、美術館や博物館が多くあります。
中でも「バーゼル市立美術館」は、1671年に一般公開された、世界最古の市民による公立美術館です。
モネ、ゴッホ、ベックリンなど、さまざまなアーティストの作品が展示されています。
また、バーゼル市立美術館のすぐ近くにある「バーゼル大聖堂」もおすすめの観光スポットです。
バーゼル大聖堂には、2つの高い塔があり、ライン川対岸の旧市街やドイツ南部までの景色を一望できます。

美しい聖母マリア大聖堂があるローザンヌ

ローザンヌは、スイスのヴォー州の州都で、美しいレマン湖と旧市街が魅力的です。
ローザンヌ旧市街の丘の上に建つ「聖母マリア大聖堂」は、ゴシック様式の荘厳な建物。
バラ窓と呼ばれる巨大なステンドグラスが有名でとても綺麗な教会です。
また、オリンピック委員会が運営する世界唯一の「オリンピック・ミュージアム」では、過去のオリンピックコレクションが数多く展示されています。
町の共同墓地にはオリンピックの父と呼ばれたクーベルタン男爵の墓もあります。

旧市街ごと世界遺産に登録されているベルン

ベルンは、スイスの首都。
旧市街が世界遺産に登録されている街として有名です。
尊厳な外観の「ベルン大聖堂」の正面扉につくられた「最後の審判」のレリーフは迫力があります。
ほかにも世界最大級の仕掛け時計の時計塔やベルン植物園などは観光客に人気のスポットです。

スイス観光でおすすめの都市

ほかにも、スイス観光でおすすめの都市をご紹介します。
特に「壮大な自然美」を楽しめるスポットとして有名な都市をピックアップしました。
各都市の特徴についてまとめたのでぜひ参考にしてください。

清らかな空気とウィンターリゾートが魅力のツェルマット

ツェルマットは、１年を通じて雄大なアルプスの山々や氷河を満喫できる街です。
ツェルマットは、マッターホルンをはじめとするアルプスを一望できます。
冬季は、スキーやスノーボードなどが楽しめるウィンターリゾートとして多くの人々が訪れます。
また、ツェルマットではアルプスの環境を守るため、ガソリン車の乗り入れが禁止されており、電気自動車や馬車で交通がカバーされています。環境にやさしい街としても有名です。

世界最古の木造橋があるルツェルン

ルツェルンはスイス連邦発祥の地と言われています。
ルツェルンの観光名所は、「カペル橋」と呼ばれる欧州最古の木造橋や、フランス革命の際に戦死したスイス人兵の慰霊碑「ライオン記念碑」です。
郊外には昔から住んでいたといわれる竜などのさまざまな伝説をもつ「ピラトゥス山」やアルプス観光の先駆けとして昔から発展した「リギ山」もあります。

湖に挟まれた自然豊かなインターラーケン

インターラーケンは、世界遺産にも認定されている山「アイガー」「メンヒ」「ユングフラウ」の麓に広がる街。街は「トゥーン湖」と「ブリエンツ湖」の2つの湖に挟まれており、アルプスの山々へ行く際の出発点として人気です。
「ハーダー・クルム展望台」は、インターラーケンの北にある展望台でケーブルカーを使って行けます。
展望台からは「アイガー」「メンヒ」「ユングフラウ」などのアルプスの山並みのほか、「ブリエンツ湖」「トゥーン湖」など自然豊かなインターラーケンの町並みを一望できます。

オードリー・ヘップバーンが通ったカフェがあるサンモリッツ

サンモリッツは、高級リゾート地。鉱泉が湧き出ていることでも知られている街です。
サンモリッツにある「ピッツネイル展望台」は、特に人気の観光スポットで、ケーブルカーとロープウェイを乗り継いで、気軽に行くことができます。
展望台からは、アルプスのダイナミックな山容が見渡せ、晴天であれば遠くにマッターホルンが見えることもあり、まさに絶景です。
また、サンモリッツにある「ハンゼルマン」は世界中に知られている人気の洋菓子店です。オードリー・ヘップバーンやダイアナ妃も通ったと言われています。

スイスを代表する古城「シヨン城」があるモントルー

湖畔沿いの地域は「スイスのリヴィエラ」ともいわれ、温暖な気候で古くから王侯貴族や著名人などに人気です。
水面に浮かんでいるようにみえる「シヨン城」はレマン湖のほとりの岩上に建てられ、中世にサヴォイア公の居城として使われていた歴史を誇ります。レマン湖に浮かぶ幻想的な姿が多くの詩人や画家を魅了し、19世紀には詩人・作家のバイロン卿が書いた「シヨンの囚人」が大ヒットしました。