タンザニアの様々な文化を知ろう!エンタメから食文化まで紹介
ネイチャーガイド今長谷
こんにちは!ネイチャーガイドの今長谷です。
美しい自然と多様な文化が融合する魅力的な国「タンザニア」。
雄大な自然や生命力にあふれた野生動物、美しいビーチなど、自然の宝庫として有名です。
本記事ではタンザニアの文化を4つにわけてご紹介します。
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- タンザニアで知っておくべき文化
- タンザニアのエンタメ文化は?
- タンザニアの食文化
- タンザニアの習慣
タンザニアは多民族国家のため、さまざまな文化が存在します。
本記事を読んでぜひタンザニアの文化への理解を深めてくださいね。
タンザニアで知っておくべき文化
タンザニアで知っておくべき文化は大きく分けて4つあります。
- 民族文化
- スワヒリ文化
- マサイ文化
- 宗教文化
タンザニアには数多くの民族が居住しており、さまざまな宗教が混在しています。
民族や地域によって文化が異なるのが特徴です。タンザニアの文化をしっかり押さえておきましょう。
多様性の息吹、タンザニアの民族と文化
主な民族として、スクマ族、ニャキューサ族、ハヤ族、チャガ族、ザラモ族などが挙げられます。※
それぞれ独自の文化や言語を持っており、多様性に富んでいるのが特徴です。
そのため、タンザニアでは、他民族・他宗教を受け入れる土壌が培われています。
スワヒリ文化
アラブ・ペルシア系の外来文化と土着のアフリカ農耕文化の融合によって作り上げられました。
スワヒリ人はタンザニアの主要な民族の一つであり、タンザニアでは公用語としてスワヒリ語が使われています。
マサイ文化
色鮮やかな「シュカ」という布をまとったり、女性はビーズや木材で作られた装飾品を身に着けているのも特徴の一つです。
宗教文化
宗教の多様性は文化や祭りにも反映されており、宗教行事は地域ごとに異なるのが特徴です。
いずれの宗教も、地域の社会生活や教育、政治などで重要な役割を果たします。
タンザニアのエンタメ文化は?
タンザニアのエンタメ文化を3つにわけて紹介します。
- 芸術文化
- 音楽文化
- スポーツ文化
タンザニアには、素朴な絵画や活気のある音楽など個性的なエンタメ文化があります。
また、スポーツ面では球技や陸上競技なども人気ですよ。
芸術文化
特に、タンザニアでは、ティンガティンガと呼ばれるエナメル絵画が有名です。
ティンガティンガでは、エナメルペンキと建材の板が使用されており、素朴なタンザニアの動物や村の風景などが描かれています。
音楽文化
地域ごとに独自のリズムや演奏スタイルがあるため、さまざまな音楽を楽しめるでしょう。
スポーツ文化
タンザニアでは「スポーツは男性がするもの」という考えが強く残っており、女性がスポーツに取り組める機会は限られていました。
しかし、2018年に女子陸上競技会がはじめてタンザニアで開催され、男女格差が是正され始めています。
タンザニアの食文化
タンザニアの食文化を4つまとめました。
- タンザニアの主食はキャッサバ・ウガリ
- ウガリの食べ方
- タンザニアでは早過ぎず遅すぎず着席
- タンザニアでは左手を使わない
タンザニアでの主食としてキャッサバとウガリが挙げられます。
また、食事時間や食べ方についてのマナーも日本と大きく異なります。
相手に失礼にならないよう、注意しましょう。
タンザニアの主食はキャッサバ・ウガリ
キャッサバは、熱帯地域で栽培されている常緑低木です。見た目はサツマイモに似ており、タピオカの原料としても使われています。
ウガリは、とうもろこしやキャッサバの粉をお湯で溶いて練り上げたものです。
地域や家庭によって、用いられる穀物の粉や水分量などはさまざまで、粥状~団子状の形をしています。
ウガリの食べ方
ボール状のウガリを皿にのせ、スープにつけて食べたり、マッシュポテトのように皿に盛って野菜や魚、肉と食べたりします。
タンザニアでは早過ぎず遅すぎず着席
日本の場合は、到着に遅れると相手に対し失礼にあたるため、予定時間よりも早めに行く必要があります。
しかし、タンザニアでは、予定時間よりも早めに到着してしまうと、招いた人を侮辱する行為になるので注意してください。
タンザニアでは左手を使わない
左手でのモノの受け渡しや道具の使用はNGです。
そのため、食事の際には左手は使わないようにしましょう。
ウガリを食べるときは、右手のみ使用しひと口大にちぎって食べるようにしてください。
タンザニアの習慣
タンザニアの習慣を2つご紹介します。
- 挨拶
- 行事
タンザニアでは挨拶が重要とされています。相手に失礼にならないようしっかりとマナーを守って行いましょう。
また、タンザニアではさまざまな宗教行事が行われるのも特徴の一つです。
挨拶
左手は「不浄の手」とされているため、必ず右手で行いましょう。
タンザニアでは挨拶が重要視されており、知らない人からでもすれ違いざまに挨拶されることも多いです。特に、年下の人は年上の人に率先して挨拶すべきともいわれています。
年長者には「Shikamoo(シカモー)」という専用の挨拶をしましょう。
また、日本では「気安く声をかけない」という姿勢で経緯を示す場合が多いです。
しかし、タンザニアの場合は、年長者とも気さくに冗談を言い合ったりして、家族のように話をします。
人と人との心の距離が近いのもタンザニア文化の魅力の一つですね。
行事
特に、イスラム教ではラマダンの月に断食を行うのが特徴的です。
ラマダン月の断食では、日の出から日没までの飲食が禁止されています。
約30日間、空腹を経験することでさまざまな欲求を断ち、自己を鍛錬しながら神への献身と奉仕に没頭することが目的です。
また、断食を親族や友人と苦しい体験を共に分かち合い連帯感が生まれます。
断食明けに行われる「イード・アル・フィトル」は国民的な祭りです。
家族・親族、友人・知人達が特別なご馳走を食べたり、音楽を楽しんだりします。
子ども達も、学校がお休みになる上にご馳走を味わえ、お小遣いやお菓子ももらえるため喜びます。
タンザニアの文化を覚えて気持ちの良い旅を
ネイチャーガイド今長谷
タンザニアには、スクマ族やニャキューサ族、ハヤ族、マサイ族などさまざまな民族が暮らしています。
さまざまな宗教が混在しており、地域によって文化が異なるのが特徴です。
本記事を参考に、相手に不快感を与えないよう、文化をしっかりおさえてタンザニアへ行きましょう。