スイスのシンボル「マッターホルン」の魅力と観光の楽しみ方

スイスのシンボル「マッターホルン」の魅力と観光の楽しみ方

スイスのシンボルとして知られている「マッターホルン」。
アルプス山脈に属する名峰で、登山家はもちろん、写真家や観光客からも人気を集めています。
スイスへ旅行するなら欠かせないスポットのひとつです。
スイス旅行でマッターホルンに行く際は、ぜひ今回の記事を参考にしてください。

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スイスのマッターホルンの魅力

スイス|世界遺産|スイス旅行@ブループラネットツアー
スイスのマッターホルンは、ヨーロッパの中央部にある標高4478mのアルプス山脈のひとつです。
マッターホルンはドイツ語で「牧草地の角」という意味を持ち、世界で広く使われています。
また、山頂にはスイスとイタリアの国境が通っており、スイスでは「モン・セルバン」、イタリアでは「モンテ・チェルビーノ」とそれぞれ違う呼び方をされています。
そんなマッターホルンの魅力について紹介しましょう。

美しい三大北壁

夕焼け|マッターホルン|アルプス|スイス|世界遺産|スイス旅行@ブループラネットツアー
マッターホルンはピラミッドの形に近いと例えられるほど美しい三角の形をしています。
世界的にも珍しい4つの斜面を持つ山で、アルプスの山としては珍しい独立峰です。
マッターホルンは世界中の多くの人がその姿に魅了されています。
角度によってまた違った魅力を堪能できるのがマッターホルンの魅力でもあります。
マッターホルンの切り立った北壁は、アイガーおよびグランド・ジョラスと合わせ、「三大北壁」と呼ばれています。

海外ハイキングの名所

海外でハイキング始めるならスイスは欠かせません。
スイスのハイキングでは、歩くだけでなく、登山鉄道やロープウェイなどの乗り物で近づくことができるのも特徴です。
特に夏のシーズンは、スイスの山々と高山植物など、絵本に出てくるような美しい緑の牧草を眺めることもできます。
残雪も完全に消えてしまうことも多いため、ハイキングをメインに楽しみたい方は、8月がおすすめです。

スイスのマッターホルン周辺の展望台

スイスへ旅行に来たなら、マッターホルン周辺の展望台を巡ってみましょう。
それぞれ違った角度で、色んな魅力を堪能できますよ。

ゴルナーグラート

ゴルナーグラート|ツェルマット|アルプス|スイス|世界遺産|スイス旅行@ブループラネットツアー
ゴルナーグラートは、マッターホルンの麓ツェルマットから登山列車で約30分、標高3089mのところにある展望台です。
そこから眺められるのはマッターホルンだけでなく、モンテ・ローザやドムなど、4000m級の高峰を鑑賞できます。
展望台の下を見下ろすと、スイスのアルプスで3番目に長いゴルナー氷河も見られます。
天気のいい日には残雪の白い山と青空のコントラストを眺めながら食事なんてこともできますよ。

マッターホルン・グレッシャー・パラダイス

マッターホルン・グレッシャー・パラダイスは、ヨーロッパで一番高い場所にある標高3883mの展望台です。
ロープウェーを2回乗り換えて、更にエレベーターで展望台へ向かいます。
目の前に広がるのは38峰の4000級の山々の壮大な景色が目の前に広がります。
そのほか、マッターホルン・グレッシャー・パラダイスは、氷河の下15mに造られた氷河宮殿を見学することもできます。

スネガ パラダイス

ツェルマットからケーブルカーでわずか3分で行ける、地上から最も近い標高2288mの展望台です。
マッターホルンの稜線が美しく見える角度で景色を堪能することができます。
併設されたレストランにはテラスがあり、観光客や家族連れなど多くの人々で賑わっています。

ロートホルン

スネガパラダイスからケーブルカーでさらに20分上った場所にある展望台です。
標高3103mにあり、マッターホルンが最も尖って見える展望台として知られています。
4000m級のアルプスの山々と、フィンデルン氷河を360度ぐるりと眺めることができます。

シュヴァルツゼー

ツェルマットから高速ケーブルカーで約12分、標高2583mの場所にある展望台です。
近い距離でマッターホルンを眺めることができ、その迫力を体感できます。
駅から少し下るとシュヴァルツゼー湖の奥深い黒色を眺めることもできます。

マッターホルンを堪能するハイキングコース

マッタ^ホルン|昼食|アルプス|スイス|世界遺産|スイス旅行@ブループラネットツアー
マッターホルンをもっと堪能するなら、ハイキングがおすすめです。
登山家だけでなく、ハイキング初心者でも気軽に楽しめます。
観光にきたならぜひマッターホルンのハイキングを楽しんでください。

リッフェル湖周辺コース

ゴルナーグラート展望台へ行く途中にある、リッフェルベルク駅からローテンボーデン駅までのコースは初心者にも人気のハイキングコースです。
ゴルナーグラート鉄道の頂上駅のひとつ下で「リッフェルベルク駅」で下車すれば、「リッフェルベルク~ローテンボーデン間」のハイキングルートを歩けます。
このルートはハイキング初心者にも人気で、途中で姿を見せるリッフェル湖には、逆さに映る「逆さマッターホルン」が見られます。
ハイキングルートの終点「ローテンボーデン駅」周辺には、レストランカフェがあるので、ほっと一息つくのにもおすすめです。

ライ湖周辺コース

ハイキングしたいけど、あまり体力に自信のない人におすすめなのがこのコースです。
標高の低いスネガ展望台から周り、少し歩くと「ライ湖」という湖が現れます。
ライ湖でも「逆さマッターホルン」を見ることができますよ。

3つの湖とエーデルワイスの群生地を巡るコース

ロートホルンの一つ下にある「ブラウヘルト展望台」から始まって、3つの湖を巡るコースもハイキングが好きな人にはおすすめです。
シュテリー湖・グリンジー湖・ライ湖と、どれもマッターホルンを逆さに映す山上湖が美しいと人気を集めています。
特に標高が高い位置にあるシュテリー湖は、遮るものなくマッターホルンを堪能することができます。
さらに、運がよければエーデルワイスの群生に出会えるかもしれません。

マッターホルンを間近で鑑賞コース

マッターホルンを目の前で堪能できるシュヴァルツゼーから周るコースです。
マッターホルンの北壁や氷河から流れる美しい小川も間近に見られます。
また、「黒い湖」と言われているシュヴァルツゼー湖は、深い色の湖と畔にたたずむ白いチャペルのコントラストが美しいと人気を集めています。

マッターホルンのハイキングのベストシーズン

スイスのハイキングは、夏のシーズン(6月から8月)がおすすめです。

【6月中旬】
少しずつ雪解けが始まり、ハイキングトレイル・ロープウェーなどの各駅で乗り物がオープンし始めます。
しかし、その年の残雪状況によって前後する可能性もあります。
早い時間に行くとトレイルが閉まっていることもあるので、事前に調べておきましょう。

【6月末~7月中旬】
夏のシーズンの最盛期に入ります。
スイスの夏はヨーロッパのバカンスシーズンと重なるため、たくさんの人で混雑する時期です。
また、エーデルワイス・アルペンローゼ・エンツィアンの「スイス三大名花」の見頃のシーズンでもあります。

【7月後半~8月頃】
一部の高山植物の見頃が終わり、秋の花が姿を見せ始めます。
また、残雪も完全に消える時期でもあるため、ハイキングをメインに楽しみたい人や混雑を避けたい人はこの時期がおすすめです。

スイスのマッターホルン周辺で自然の美しさに触れよう

スイス旅行に行くならマッターホルン、マッターホルンといえばハイキング、といったように、スイスに来たら外せない観光スポット・コースが人気です。
自然の美しさに癒されるのはもちろん、景色だけでなく、山上の空気も日本とはまたひと味違う感動を味わえるはず。
スイス旅行に来た際は、ぜひマッターホルン周辺を巡ってみてください。