モンサンミッシェルの魅力を堪能する見どころ・おすすめスポットをご紹介

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フランス・ノルマンディー地方にあるモンサンミッシェルとは、サン・マロ湾に浮かぶ古城です。
現在フランスで最も人気を集める観光スポットとして知られ、神秘的で美しい全景が多くの人を魅了しています。
そこで今回は、モンサンミッシェルの魅力を堪能できるおすすめのスポットを紹介します。
フランス旅行の際は、ぜひモンサンミッシェルへ訪れてみてください。

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海に浮かぶ「モンサンミッシェル」の魅力

モンサンミッシェルはかつてカトリック教徒の重要な巡礼地の一つでした。
海に浮かぶその美しい姿から、1979年にユネスコの世界文化遺産に登録されています。
モンサンミッシェルの魅力はどんなところなのか、詳しく紹介しましょう。

特徴的な地形が生み出す絶景

特徴的な地形が織りなす美しい景色もモンサンミッシェルの魅力。
吸い込まれるような空と海の水平線上に佇む島は、まるで物語に出てくるような絶景です。
特に対岸から見る景色がおすすめで、観光客が多く集まる有名なフォトスポットとなっています。

他にも、干潟の砂模様や潮の動きを見るのも楽しみのひとつ。
潮の満ち引きを目の前で眺められ、干潮時に現れる波が作り出した砂模様は、どこか自然の神秘すら感じられます。
修道院の最上階にある西のテラスで、モンサンミッシェルだけでしか見られない絶景を楽しんでみてください。

深い歴史を持つ島（古城）

モンサンミッシェルはさまざまな歴史を持つことでも有名です。
よく知られているのは、14世紀の英仏百年戦争でフランス軍の城塞として使われていたこと。
モンサンミッシェルはその当時、対英の最前線として兵を配備していました。
潮の速さと、満潮時・干潮時の差によって、敵軍である英国軍を寄せつけなかったことから、「大天使ミカエルに守られた不落の砦」として、フランス中で話題となっていたそうです。

また、孤島で逃げ出しにくい環境であると着目され、刑務所として使われていた時代もあります。
それは17世紀末～19世紀までの期間、1万人以上の人が投獄されていたそうです。
この時代のモンサンミッシェルは、美しい景観が荒れてしまったといいます。

しかし、19世紀に入ると名だたる文豪たちを中心とした人達の働きかけから、刑務所が閉鎖され、19世紀後半には遺産として歴史的記念物として再評価されました。

時代の変化と共にさまざまな歴史を歩み続けたモンサンミッシェル。
歴史を知ったうえで訪れると、また違った視点で魅力を堪能できるでしょう。

モンサンミッシェルの見どころスポット

特徴的な地形と環境、そして深い歴史を辿ってきたモンサンミッシェルは、今や多くの観光客が訪れる国内有数の人気スポットです。
「一生に一度は見てみたい世界遺産」とも言われるモンサンミッシェルの魅力を存分に堪能できる見どころやおすすめスポットを紹介しましょう。

潮の満ち引きで表情を変える古城

モンサンミッシェルの最大の見どころは、潮の満ち引きで表情を変える全景です。
満潮時にはモンサンミッシェルが海に映り、海に浮かぶ神秘的な古城として姿を現します。
また干潮時には、モンサンミッシェルへと続く道がくっきりと浮かび、青空と古城のコラボレーションがとても美しいと言われています。
朝日や夕日、夜景とそれぞれまた違った表情を楽しめるのもモンサンミッシェルの魅力です。

深い歴史を持つ「ベネディクト修道院」

モンサンミッシェルといえば「ベネディクト修道院」は欠かせません。
900年代後半から建てられ、ロマネスク建築やゴシック建築など、さまざまな建築様式が混在していることで知られています。
一歩足を踏み入れると、まるで西洋の映画の中にいるような不思議な気分を味わえるはず。
見上げるほど高い天井から降り注ぐ日差しが、空間を幻想的に照らしています。

神々しさ溢れる「サンピエール教会」

「サンピエール教会」は、先ほどの「ベネディクト修道院」のふもとにある、赤いアーチ状の扉が目を引く教会です。
入り口では大天使ミカエル像がまつられており、正面の脇には、英仏百年戦争の英雄であるジャンヌダルク像がお出迎え。
中に入ると、多くのキャンドルとランプが灯されており、ステンドグラスから差し込む光が神々しさを演出しています。
小さな教会ですが、歴史を感じながらも癒される空間となっています。

メイン参道「グランドリュ」

モンサンミッシェルのメインストリート「グランドリュ」にも注目です。
お城の入口からベネディクト修道院を繋ぐ細い参道で、両脇には飲食店やお土産店が立ち並んでいます。
お土産店ではモンサンミッシェル限定品などもあるので、訪れた際にはぜひ記念に購入してください。
また、グランドリュは早朝に訪れると、静寂の中で鳥のさえずりが響き、清々しい気分を堪能できます。

写真映え必須「ガブリエルの塔」

モンサンミッシェルの魅力を堪能するなら、「ガブリエルの塔」も外せません。
英仏百年戦争に軍事目的で作られた塔で、大砲の設置跡が見られます。
島の西部に位置し、「丸い建物に傘のような屋根が可愛らしい」と写真を撮る人が多いようです。
塔からは雄大な干潟も見られ、多くの観光客が足を運んでいます。

「ラ・メール・プラール」のオムレツ

モンサンミッシェルは「ラ・メール・プラール」のオムレツも有名です。
1800年代後半から開業130年以上の歴史あるレストランで、満潮時に島から出られなくなった際、巡礼者に提供したのがオムレツでした。
名物となった「スフレオムレツ」は、ふわふわでにんにくのアクセントが効いた絶品メニュー。
4,000～5,000円とオムレツの価格とは思えないお値段ですが、多くの著名人がオムレツ目当てでモンサンミッシェルに訪れるほど人気を集めています。
時間帯によっては行列になるため、スムーズに観光を楽しみたいのであれば、予約しておくと安心です。

■住所：18 Rue Louise Michel, F-50170 Mont Saint Michel
■営業時間：11:30 – 21:30

モンサンミッシェルの魅力を堪能できる時間帯

モンサンミッシェルの営業時間は季節によって異なります。

5月～8月…9:00〜19:00
9月〜4月…9:30〜18:00

日照時間の短い時期は短縮営業となっています。
しかし、モンサンミッシェルは夕日や夜景も美しいと評判です。
モンサンミッシェル内または周辺には宿泊施設が多くあるので、モンサンミッシェルに訪れる際はぜひ宿泊してみてください。
また、1月1日や5月1日、12月25日など定休日もあるので、訪れる際にはチェックしておくと安心です。

モンサンミッシェル観光で神秘的な魅力に浸ろう

モンサンミッシェルの海に浮かぶ神秘的な姿には、多くの人が魅了されています。
写真映えするスポットであることはもちろん、息を呑む神秘的な美しさが魅力です。
また、歴史を知ったうえで観光すると、また違った魅力にも気付けるかもしれません。
中世の面影が残る、ノスタルジックな雰囲気を満喫してみてはいかがでしょうか。