ネパールの言語は何語?日本人でも覚えやすいネパール語の特徴

ネパールの言語は何語?日本人でも覚えやすいネパール語の特徴

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ネイチャーガイドの今長谷です!

ネパールは120以上の民族が暮らす多民族国家です。
そのため、多くの言語が入り乱れています。
とはいえ、ネパールにも公用語として「ネパール語」があり、ネパール語の特徴は日本と似ている部分もあるのです。
そこで今回は、ネパール語の特徴から、観光で覚えておきたいネパール語まで紹介します。

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ネパールで話されている言語は10言語以上

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ネパール国勢調査によると、ネパールでは全123の言語が使われているそうです。

以下は、主にネパールで使われている母語になります。

  • ネパール語
  • マイティリ語
  • ボジュブリー語
  • タール語
  • タマン語
  • ネワー語
  • バジーカ語
  • マガール語
  • ドテリ語
  • ウルドゥ語
  • アワディー語

そのほかにも使われている言語はあります。

民族の数も多く、ネパール政府により認定されている民族は計59。

認定されていない民族組織も含めると、全部で64もあるといわれています。

ネパールの言語使用状況

数多くの民族と母語が入り乱れるネパールでは、言語の使用状況も異なります。

国会・官公庁 ネパール語
憲法 ネパール語(英語の公式翻訳あり)
初等・中等教育 ネパール語が基本ではあるが英語で学ぶ私立学校も増えている
高等教育 ほとんど英語・一部ネパール語
ニュース放送 主にネパール語
国勢調査 質問項目はネパール語・調査結果発表は英語
新聞 主にネパール語
オンライン新聞 主に英語
雑誌 主にネパール語
屋外広告・標識 主にネパール語だが、都市部の観光客が多い地域では英語が多い
映画 ヒンドゥー語のインド映画が多数
主にネパール語

(参考:多言語状況データベースネパール

上記のように、基本的にはネパール語が使用されていますが、英語を使用されるケースも多いです。

ネパールは英語が盛んに使われる国

上記で紹介したように、ネパールでは英語が盛んに使われています。
このようにネパールで英語が使用できる理由は、ネパールの教育事情にあります。
ネパールでは、初等教育の5歳の頃からネパール語と英語の授業が始まるのです。
一部の私立学校においては、すべての授業を英語でおこない、校内の公用語も英語だそうです。
そのため、ネパールには英語を使える人が沢山いるので、観光時にネパール語を使えなくても問題はありません。
ただし、英語がスムーズに通じるスポットは限られます。

ネパールで英語が通じるスポット

ネパールには英語が通じる人がたくさんいますが、そのなかでも以下のスポットであれば、ほとんど英語で通じると考えて良いです。

  • 空港
  • 観光スポット
  • 観光地のホテル
  • 観光地のショップ
  • 都市部のレストラン
  • 公共交通機関
  • タクシー

基本的に観光客が多く訪れるスポットでは、英語が通じます。

場所によっては、決して流暢な英語ではない場合もありますが、単語で何を言いたいかはわかるレベルです。

観光スポットであれば「ネパール語以外まったく通じない」といった状況にはならないと考えて良いでしょう。

覚えておきたいネパール語

ネパールでは英語も通じると解説しましたが、ネパール語を覚えておいて損はありません。
以下で、とくに覚えておきたいいくつかのネパール語を紹介するので、いくつか覚えておきましょう。

挨拶や日常会話で使えるネパール語

ネパール旅行で使える日常会話のフレーズをいくつか紹介します。

英語が通じるとはいっても、やはり現地の言葉で声をかけたほうが喜ばれるので、タイミングを見て使ってみてください。

  • おはよう…ナマステ
  • わたしの名前は〇〇です…メロナム〇〇ホ(メロ:私は、ナム:名前、ホ:です)
  • はい…ホ
  • いいえ…ホイナ
  • ありがとう…ダンニャバード
  • どういたしまして…スワガッチャ
  • 美味しい…ミトチャ
  • ごめんなさい…マフガルヌス
  • おやすみなさい…スバラットリ
  • また会いましょう…フェリベトゥンハイ

ちなみに「ナマステ」は、「おはよう」以外にも「こんにちは」や「さようなら」の意味があります。

基本的な挨拶は「ナマステ」だと覚えておくと良いでしょう。

ネパール観光で覚えておきたいフレーズ

観光中には、現地の人に質問するようなシーンや助けを求めるシーンも出てくるでしょう。

そんな状況のときに、必ずしも英語を使える人が近くにいるとは限りません。

そこで、観光旅行で覚えておきたいネパール語のフレーズをいくつか紹介します。

  • トイレはどこですか…トゥワイレット カハンチャ
  • ちょっといいですか?…エクシンフンチャ?
  • 助けて…グハール
  • 具合が悪い…サンチョバナエ
  • この洋服見せてください…ヨ ルガー デカウヌス
  • これは何ですか?…ヨ ケ ホ?
  • おなかが痛いです…ペートァ デゥキラエコ ツァ
  • これはいくらですか?…ヨ カティ パルチャ?
  • これをください…ヨ ディヌス
  • ネパール語がしゃべれません…ネパリバーサ アウンダイナ

耳なじみのない言葉ばかりですが、英語と比べると言葉の数は多くありません。

そのため、少し勉強すれば日本人でも覚えやすいです。

日本語とネパール語は似ている!?

ネパールでは英語も通じますが、観光までに時間があればネパール語を覚えてみましょう。
ネパール語は日本語と似ている部分があるので、日本人でも覚えられるかもしれません。
以下で、ネパール語と日本語の似ている部分について解説します。

1音の読み方

ネパール語では、インドでも主要言語に使われる「デワナガリ文字」が使われています。
この「デワナガリ文字」は日本語と少し似ている部分があるのです。
たとえば、英語の「A」は「エー」「エイ」「ア」など、単語や使い方によって読み方が変わります。
しかし、日本語の場合は「あ」は「あ」以外の読み方はしません。
「デワナガリ文字」も日本語と同様で、1つの文字に対して1つの読み方しかしないのです。
そのため、言葉さえ覚えれば、発音によって意味が伝わらないといったケースがほとんどありません。

文法の似ている点

ネパール語と日本語では、文法も似ています。
日本語は基本的に「主語・目的語・述語」の順番で話されます。
【例:私は(主語)+お茶を(目的語)+飲みます(目的語)】
ネパール語は、この並びも日本語と同じなのです。
英語の場合は、語順の違いによって覚えるのに苦労しますが、ネパール語は同じ並びであるために、日本人でも覚えやすいでしょう。
また、ネパール語には、日本語にもある尊敬語が存在します。
たとえば「おはよう」などの挨拶で使われる「ナマステ」は、年上の人に使うときには「ナマスカール」と言います。
使われる言葉自体はまったく別物ですが、言葉の基本部分がとても日本語と似ているので、ぜひネパール観光に行く際は、一度ネパール語について勉強してみてください。
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山歩きの時にとっても大事な言葉があります。標高が高いネパールでの山歩きではとにかくゆっくり行動すること。そもそも人々の暮らしものんびりしていて日本人のようなせかせかした生き方ではありません。
そこで使われる言葉が【ビスターリ】。意味は「ゆっくり」です。
歩きながらガイドやポーターたちは何度も何度もビスターリ、ビスターリと話しかけてくれます。

ネパール観光に言語の不安は必要なし!

今回解説したように、ネパールではほとんど英語が通じます。
そのため、簡単な英単語さえ理解できていれば、ネパールで意志を伝えられないケースはほとんどありません。
また、英語が苦手な方は、ネパール観光に向けてネパールの言語を勉強してみるのも良いでしょう。
日本語とネパール語はとても似ている部分があるので、すぐに覚えられるかもしれません。
それでも海外旅行の言語で不安を感じる場合は、ツアーを利用して観光に行きましょう。
ツアーであれば、日本語の通じるガイドが同行してくれるので、言葉の不安はありません。
いざというときや緊急時も日本語で伝わるので、海外旅行での言語が不安な場合は、ぜひツアーを利用してください。
Auther: ネイチャーガイド 今長谷 啓享

自分が行って楽しいと思える旅じゃないと作らない!というポリシーで現地調査・企画・手配を行い、現地の案内まで、ネイチャーガイドとして体験型で少人数のくつろぎの旅を提供。北極圏から南極大陸まで、歴史と文化に溢れる世界遺産からヨーロッパや南米アンデスの山々まで、海外への渡航歴200回以上、パリやベルギーにも駐在経験のある旅人。元山岳ガイドの経験も活かし「自然や世界遺産が好きな方々を体験型で少人数のくつろぎの旅の世界」へ今も日々案内中。