ニュージーランドのベストシーズンはいつ?季節ごとのおすすめスポットも紹介
ネイチャーガイド今長谷
ニュージーランドは、日本と同じように四季があります。
そのため、どの時期に行っても観光を楽しめます。
今回は、そのなかでもとくにおすすめの時期を紹介するので、ニュージーランド観光に行く際の参考にしてください。
合わせて、季節ごとのおすすめスポットも紹介します!
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ニュージーランドの春夏秋冬
ニュージーランドは、日本と同じように四季のある国です。
しかし、ニュージーランドは南半球に位置しているので、日本とは季節が反対になります。
- 春…9月~11月
- 夏…12月~2月
- 秋…3月~5月
- 冬…6月~8月
上記にように四季が分かれているので、日本と同じ感覚で行かないように注意しましょう。
以下では、ニュージーランドの春夏秋冬ごとのおすすめスポットや服装について解説します。
ニュージーランドの春は桜が見られる!
とくにクライストチャーチのハグレー公園では、満開の桜を堪能できます。
9月~10月にかけて満開になるので、ぜひ海外の桜を楽しんでください。
ただし、服装には注意しましょう。
基本的には暖かいですが、最低気温は0℃近くまで下がる場合もあります。
1日の気温の変化が極端なので、ジャケットなども持っていくようにしましょう。
ニュージーランドの夏はバラが満開!
とくにクライストチャーチの植物園にあるバラはとても広大な面積に綺麗なバラがビッシリ。
幻想的な雰囲気もあり、非日常空間を楽しめるのでおすすめです。
服装については、基本的には半袖で問題ありません。
ただし、最低気温は10℃あたりまで下がることもあるので、軽く羽織れるものを用意しておきましょう。
ニュージーランドの秋は黄色の紅葉が美しい
クロムウェルという場所では、真っ黄色に染まった「黄葉(おうよう)を楽しめます。
とくに、クロムウェルの湖に反射した黄葉はとても美しく、写真スポットとしてもおすすめです。
服装については、冬場よりも少し暖かいものの、最低気温は5℃程度まで下がります。
夜はかなり冷え込む可能性があるので、防寒着を持っていきましょう。
ネイチャーガイド今長谷
バラや黄葉、さらに写真でよく見かけるルピナス。実はこれらをニュージーランドらしいと呼ぶのは少し抵抗があります。これらの花や植物は全て人間が持ち込んだ移入種なのです。ニュージーランドの原生種はマウントクックリリーやデイジー、サウスアイランドエーデルワイスなどの白い花が多いのが特徴です。木では南極ブナがニュージーランドを代表しています。美しいものが良いのか、原生種が良いのか・・考えさせられるところですね。
ニュージーランドの冬は世界遺産が見られる!?
冬の空はとても澄んでいて、満天の星空を堪能できます。
なかでもおすすめなのが、テカポ湖の星空です。
テカポ湖の星空は、世界一美しいと言われており、世界初の星空世界遺産として登録申請されています。
ただし、冬場の最低気温は氷点下に達することもあるので、野外で星空を見るときはしっかりと防寒グッズを持っておきましょう。
ニュージーランドの月別おすすめイベント
ニュージーランドでは、月別にお祭りやイベントを行っています。
季節だけではなく、イベントに合わせて観光に行くのも良いでしょう。
とくにおすすめのイベントを以下にまとめました。
月 | イベント | 場所 |
2月 | ワイン&フードフェスティバル | オークランドのデボンポート |
11月末の1日 | オークランドサンタパレード | オークランドのクイーンストリート |
6月末~7月初旬の10日間 | ウインター・フェスティバル | クイーンズタウン各地 |
1月下旬の10日間 | ワールドバスカーズフェスティバル | クライストチャーチ |
2月中旬~3月中旬 | クライストチャーチ・フラワー・フェスティバル | クライストチャーチ |
7月 | ダニーデン キャドバリー チョコレート カーニバル | ニュージーランドの南島の街ダニーデン |
10月末または11月上旬 | ハンタービル・ハンタウェイ・フェスティバル | マナワツ・ワンガヌイ地方の村ハンタービル |
時期によっては開催されないケースもあるので、事前に確認しておきましょう。
ニュージーランドの年間平均気温
ニュージーランドは日本と同じような四季はありますが、基本的には日本よりも寒いです。
以下に年間の平均気温をまとめたので、参考にしてください。
月 | 平均最高気温 | 平均最低気温 |
1月 | 22℃ | 10℃ |
2月 | 22℃ | 9℃ |
3月 | 19℃ | 7℃ |
4月 | 15℃ | 4℃ |
5月 | 12℃ | 2℃ |
6月 | 8℃ | 0℃ |
7月 | 8℃ | -2℃ |
8月 | 10℃ | 0℃ |
9月 | 13℃ | 3℃ |
10月 | 15℃ | 4℃ |
11月 | 17℃ | 6℃ |
12月 | 20℃ | 8℃ |
上記のように、ニュージーランドの夏は最高気温が22℃ほどで、最低気温は10℃ほどです。
日本の夏は30℃近くまであがることもあるので、日本と比べれば、夏でも過ごしやすいと言えるでしょう。
ニュージーランドの気候
日照時間や降水量などを知っておくと、旅行で用意しておくべきものも変わってきます。
以下では、気候の特徴や、時期に合わせた持ち物などについて解説します。
夏の日照時間はとても長い!
決して年間の時間は多くはありませんが、夏場には夜の21時まで太陽が沈まないこともあるほどです。
注意点としては、日焼けに注意してください。
ニュージーランドは大気汚染が少なくオゾン層も薄いため、紫外線が強いです。
とくに春から夏にかけての時期は日焼けしやすいので、日焼け止めを持っていきましょう。
ニュージーランドは雨が多い
ニュージーランドの降水量は、年間を通して多いです。
北部から中央部にかけては冬場に降水量が多く、南部では夏場の降水量の方が多いとされています。
年間の降水量を見ると、以下のようになっています。
- オークランド…1240mm
- ウェリントン…1207mm
- クライストチャーチ…618mm
- クイーンズタウン…748mm
時期や場所によって異なりますが、ニュージーランド観光では雨具は必須と言えるでしょう。
ニュージーランドのベストシーズンは春!?
ニュージーランドは、季節ごとに魅力があるため、一概にいつがベストシーズンとは言い切れません。
しかし、あえてベストシーズンとしてあげるのであれば、春がおすすめ。
なぜなら、春の時期は以下のような特徴があるからです。
- 雪が残っているので雪景色が見られる
- 過ごしやすい気温
- 嵐の時期を避けられる
- 繁忙期直前で静かに観光できる
- 日本のシルバーウィークに重なる
春は天気も安定していますし、雪も残っているので、ニュージーランドのいいとこどりの観光ができます。
さらに、人も少ないので、のんびり過ごせるでしょう。
ただし、10月になってしまうと繁忙期に入るので、春のなかでも9月がおすすめです。
ニュージーランドの旅費が安くなるシーズンは?
ニュージーランドの旅費が安くなるのも、やはり春の9月~11月の時期です。
日本の夏休みシーズンと冬休みシーズンは繁忙期になるため、ツアー料金やチケット代が高くなります。
また、ニュージーランドに限らず、以下の期間は基本的に高くなります。
- 年末年始
- ゴールデンウィーク
- 秋の連休
- 夏休み
ツアーの予約などが難しいどころか、ホテルの予約も難しくなるので、できるだけ他のシーズンを選ぶと良いでしょう。
ニュージーランドは年間を通してベストシーズン
過ごしやすかったり費用が安かったりするシーズンはありますが、どの時期にも魅力があります。
日本と同じように、夏なら海、冬ならウィンタースポーツが楽しめる国なので、目的に合わせてニュージーランドに行く時期を決めましょう。