ネパールの世界遺産一覧|魅力や行き方まで解説
ネイチャーガイド今長谷
ネイチャーガイドの今長谷です!
今回はネパールの世界遺産それぞれの魅力や行き方について解説します。
ネパール旅行に行く際には、ぜひ今回の記事を参考に世界遺産を楽しんでください。
→ネパール 絶景のエベレスト街道&パラクピーク登頂ツアーの詳細はこちら
ネパールには、全部で4つの世界遺産があります。
サガルマータ国立公園 | 世界自然遺産 | 1979年登録 |
カトマンズ渓谷 | 世界文化遺産 | 1979年登録 |
チトワン国立公園 | 世界自然遺産 | 1984年登録 |
仏陀の生誕地ルンビニ | 世界文化遺産 | 19997年登録 |
エベレストのあるサガルマータ国立公園
サガルマータ国立公園は、世界で最も高い山のエベレストを含む公園です。
7000m~8000mある数々の山が登録されており、登山家の憧れの地としても知られています。
山をはじめとした広大な自然の中には日本では見られない動物も沢山生息しており、ここでしか見られない動物に出会えるかもしれません。
また、登録範囲にシェルパ族の集落も含まれており、ここに暮らすシェルパ族は登山客のポーター役を務めることもあります。
20以上のシェルパ族の村があるので、民族文化を知るという点でも魅力的です。
7000m~8000mある数々の山が登録されており、登山家の憧れの地としても知られています。
山をはじめとした広大な自然の中には日本では見られない動物も沢山生息しており、ここでしか見られない動物に出会えるかもしれません。
また、登録範囲にシェルパ族の集落も含まれており、ここに暮らすシェルパ族は登山客のポーター役を務めることもあります。
20以上のシェルパ族の村があるので、民族文化を知るという点でも魅力的です。
サガルマータ国立公園が世界遺産に登録された理由
サガルマータ国立公園が世界遺産として登録されたのは1979年です。
登録理由は、山々や氷河、渓谷にエベレストなどあらゆる美しい自然の景観があること、そして絶滅寸前の動物も多く生息していることの2つ。
さらに、サガルマータ国立公園はかつて大陸同士が衝突して形成された場所であり、地層から地球の歴史を垣間見れることも一つの理由です。
登録理由は、山々や氷河、渓谷にエベレストなどあらゆる美しい自然の景観があること、そして絶滅寸前の動物も多く生息していることの2つ。
さらに、サガルマータ国立公園はかつて大陸同士が衝突して形成された場所であり、地層から地球の歴史を垣間見れることも一つの理由です。
サガルマータ国立公園のベストシーズン
サガルマータ国立公園は登山やトレッキングがメインとなり、安定した気候の3月~4月、10月~11月頃がおすすめです。
ただし、どの時期に行くとしても山岳地帯では防寒対策が必須なので、登山やトレッキングの際には防寒対策を忘れないようにしましょう。
ただし、どの時期に行くとしても山岳地帯では防寒対策が必須なので、登山やトレッキングの際には防寒対策を忘れないようにしましょう。
ネワール族によって築かれた唯一の文明都市カトマンズ渓谷
カトマンズ渓谷は1979年に世界遺産に登録されました。
ネワール族によって築かれた文明都市として、保護されています。
地盤が弱いため地震の被害を受けやすい場所であり、2015年の大地震では大きな被害を受けましたが現在は修復作業が進んでいます。
地盤が弱い一つの理由として、神話によるとこのカトマンズ渓谷は元々大きな湖だったそうなのです。
しかし、文殊菩薩によって湖が切り開かれて人が住めるようになったとされています。
実際にカトマンズ渓谷から湖床跡が見つかるなど、神話の信ぴょう性を高めています。
ネワール族によって築かれた文明都市として、保護されています。
地盤が弱いため地震の被害を受けやすい場所であり、2015年の大地震では大きな被害を受けましたが現在は修復作業が進んでいます。
地盤が弱い一つの理由として、神話によるとこのカトマンズ渓谷は元々大きな湖だったそうなのです。
しかし、文殊菩薩によって湖が切り開かれて人が住めるようになったとされています。
実際にカトマンズ渓谷から湖床跡が見つかるなど、神話の信ぴょう性を高めています。
カトマンズ渓谷7つの見どころ
カトマンズ渓谷には、7つ世界遺産が登録されています。
- ダルバール広場
- ボダナート
- パタン
- スワヤンブナート
- パシュパティナート
- バクタプル
- チャング・ナラヤン
いずれも歴史を感じられる建物ばかりで、神秘的な雰囲気を持っています。
ただし、地震の影響によって現在は立ち入り禁止とされている場所もあるので、観光に行く際は注意しながらまわってください。
カトマンズ渓谷が世界遺産に登録された理由
カトマンズ渓谷が世界遺産に登録された理由としては、以下の3つが挙げられます。
- ネワール族の文化が反映されており、独特な文化が作られている
- 16世紀~18世紀のマッラ時代に築かれた美しい宮殿・寺院・仏塔などが地方独特の建築様式である
- いくつかの宗教が融合して、芸術やっ儀式などの文化を見られる
上記のように、カトマンズ渓谷が登録されている理由は、宗教やその歴史を反映させた独特の文化を見られる点が大きいです。
カトマンズ渓谷への行き方
カトマンズ渓谷の入り口は、トリブパン国際空港になります。
トリブパン国際空港からカトマンズ市内までは約6kmで、タクシーやバスを使うのが一般的な方法です。
また、カトマンズ渓谷の一つひとつの世界遺産も離れているので、移動にはバスやタクシーを利用します。
トリブパン国際空港からカトマンズ市内までは約6kmで、タクシーやバスを使うのが一般的な方法です。
また、カトマンズ渓谷の一つひとつの世界遺産も離れているので、移動にはバスやタクシーを利用します。
ネパールのジャングルチトワン国立公園
チトワン国立公園は、インドとの国境地帯にある広大な自然が広がる自然保護区です。
元々は沢山の野生動物が生息していましたが、自然破壊によって野生動物が激減してしまったため、保護の目的で1973年に国立公園として指定されました。
個体数は少なくなっているものの、現在でも珍しい野生動物がチトワン国立公園で暮らしています。
チトワン国立公園でとくに人気なのが、象の背中に乗るジャングルサファリ。
日本ではできない体験なので、チトワン国立公園に行った際は、ぜひエレファントサファリを体験してください。
元々は沢山の野生動物が生息していましたが、自然破壊によって野生動物が激減してしまったため、保護の目的で1973年に国立公園として指定されました。
個体数は少なくなっているものの、現在でも珍しい野生動物がチトワン国立公園で暮らしています。
チトワン国立公園でとくに人気なのが、象の背中に乗るジャングルサファリ。
日本ではできない体験なので、チトワン国立公園に行った際は、ぜひエレファントサファリを体験してください。
チトワン国立公園のベストシーズン
チトワン国立公園のベストシーズンは、乾季の11月、日本の冬の時期がおすすめです。
乾季がおすすめの理由は2つ。
1つ目は、乾季の方が道路が安全であることです。
雨季に行ってしまうと、土砂崩れなどの危険性があり、最悪の場合は通行止めになる恐れがあります。
2つ目の理由は、乾季の方が動物に出会いやすい点です。
雨季が終わって公園内の水も引くため、動物に出会えるチャンスが多くなります。
乾季がおすすめの理由は2つ。
1つ目は、乾季の方が道路が安全であることです。
雨季に行ってしまうと、土砂崩れなどの危険性があり、最悪の場合は通行止めになる恐れがあります。
2つ目の理由は、乾季の方が動物に出会いやすい点です。
雨季が終わって公園内の水も引くため、動物に出会えるチャンスが多くなります。
チトワン国立公園が世界遺産に登録された理由
チトワン国立公園が世界遺産として登録されている理由は、主に以下の3つです。
- 緑豊かな公園が観光地となっている
- テライ平原とシワリク丘陵などに生息する固有の動植物が見られる
- 絶滅危惧種の保護区であり、豊かな生態系が保護されている
自然の広大さや野生動物の多さなどの点が、大きな理由となっています。
仏陀の生誕地ルンビニ
ルンビニは、ネパール南部にある小さな村ですが、釈迦の生誕地として仏教の四大聖地とされています。
具体的な生誕の時期は諸説ありますが、紀元前7~5世紀頃にこの地で釈迦が誕生したとされているのです。
マヤ・デヴィ寺院を中心にアショーカ王が巡礼の際に建立した石柱やなどが残るエリアはルンビニ聖園として整備されており、今でも多くの巡礼者が訪れます。
具体的な生誕の時期は諸説ありますが、紀元前7~5世紀頃にこの地で釈迦が誕生したとされているのです。
マヤ・デヴィ寺院を中心にアショーカ王が巡礼の際に建立した石柱やなどが残るエリアはルンビニ聖園として整備されており、今でも多くの巡礼者が訪れます。
仏陀の生誕地ルンビニへの行き方
首都カトマンズかルンビニへ行くには、まずカトマンズからバイワラという町へ向かいます。
カトマンズからバイワラまでは、飛行機で35分、バスで9時間ほどです。
バイワラに到着したら、ルンビニまではバスで1時間、タクシーで30分ほど。
また、ルンビニは広大な敷地に観光スポットが点在しているので、レンタルサイクルがおすすめです。
カトマンズからバイワラまでは、飛行機で35分、バスで9時間ほどです。
バイワラに到着したら、ルンビニまではバスで1時間、タクシーで30分ほど。
また、ルンビニは広大な敷地に観光スポットが点在しているので、レンタルサイクルがおすすめです。
ルンビニの聖園を訪れ際のポイント
ルンビニで必ず訪れておきたい場所が、マーヤー聖堂やアショーカ王の石柱、ブスカリニ池などのある聖園です。
ブスカリニ池は仏陀の産湯として使われていたとされており、仏陀の生誕に関する石碑も置いてあります。
さらに、聖園の奥には菩提樹の木があり、袈裟を着た修行僧が瞑想をしており、とても神秘的な雰囲気に包まれています。
ただし、聖園は靴を脱いで歩かなければいけません。
その際、地面がかなり熱くなっているので注意して歩きましょう。
また、周辺には蚊が多いので、肌を露出しない服装がベストです。
そのほか、野犬や野生のサルも生息しているので、もし見かけても触らないようにしてください。
ブスカリニ池は仏陀の産湯として使われていたとされており、仏陀の生誕に関する石碑も置いてあります。
さらに、聖園の奥には菩提樹の木があり、袈裟を着た修行僧が瞑想をしており、とても神秘的な雰囲気に包まれています。
ただし、聖園は靴を脱いで歩かなければいけません。
その際、地面がかなり熱くなっているので注意して歩きましょう。
また、周辺には蚊が多いので、肌を露出しない服装がベストです。
そのほか、野犬や野生のサルも生息しているので、もし見かけても触らないようにしてください。
数々の神秘に触れられるネパールの世界遺産
ネパールの世界遺産は今では知ることのできない謎に包まれているようなスポットばかりです。
広大な自然や神の生まれた場所など、すべてが神秘的なので、それぞれを巡るだけでも癒しの旅になるでしょう。
しかし、一つひとつの世界遺産は決して近い場所にあるわけではないので、すべてをまわる場合は数日間滞在する必要があります。
もし長期の旅行ができない場合は、スポットを絞って訪れたほうが良いかもしれません。
広大な自然や神の生まれた場所など、すべてが神秘的なので、それぞれを巡るだけでも癒しの旅になるでしょう。
しかし、一つひとつの世界遺産は決して近い場所にあるわけではないので、すべてをまわる場合は数日間滞在する必要があります。
もし長期の旅行ができない場合は、スポットを絞って訪れたほうが良いかもしれません。