マダガスカルの気候は?観光に行くベストシーズンを紹介

マダガスカルの気候は?観光に行くベストシーズンを紹介

マダガスカルは南半球に位置しており、標高、緯度によって3つの気候帯に分かれます。
旅行に行くにあたり、どの時期に行くのがいいのか気になりますよね。
そこで今回は、マダガスカルの気候について、また旅行のベストシーズンを紹介しましょう。

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マダガスカルの気候

マダガスカルは日本の1.6倍の大きさの島国で、島の東部、中央部、西部で気候が異なります。

沿岸部は蒸し暑い熱帯性気候、内陸部の高地は温暖な気候、南部は半砂漠で乾燥した気候です。

  • マダガスカルの気候には、以下のような特徴があります。
  • 年間通して、最高気温は25℃以上
  • 最低気温は一番低い時期で10℃程度
  • 日本の6~9月頃は現地に近い気温
  • 一日の気温差が大きい
  • 乾燥のイメージが強いが、雨季のピークでは日本の梅雨並み
  • 休眠期(乾季)はほとんど雨が降らない

また、地域によって差があるため、以下でそれぞれの気候について紹介しましょう。

【中央部】アンタナナリボなど

マダガスカルの首都であるアンタナナリボは、標高1,400mほどの高原に位置しています。

年間を通して涼しく過ごしやすいのが特徴。

月ごとの最低気温、最高気温は以下の通りです。

平均最低気温 (℃) 平均最高気温(℃)
1月 17,3 26,6
2月 17,3 26,5
3月 17,0 26,5
4月 15,4 25,5
5月 13,2 23,7
6月 10,9 21,2
7月 9,9 20,6
8月 10,3 21,7
9月 11,4 24,2
10月 13,6 26,0
11月 15,2 27,0
12月 16,7 27,2

【西部】モロンダバなど

マダガスカルの西部に位置するモロンダバは基本的に熱帯性気候です。

高温で乾燥しているのが特徴。

月ごとの最低気温、最高気温は以下の通りです。

平均最低気温 (℃) 平均最高気温(℃)
1月 23 32
2月 23 32
3月 23 32
4月 21 32
5月 17 30
6月 15 29
7月 14 29
8月 15 29
9月 18 30
10月 20 31
11月 22 32
12月 23 32

【北部】ディエゴ・ス・アレスなど

マダガスカルの北部に位置するディエゴ・ス・アレスは、高温で乾燥しています。

年に900ミリ程度しか雨が降らない場所もあるほど、降雨量が少ないのが特徴。

月ごとの最低気温、最高気温は以下の通りです。

平均最低気温 (℃) 平均最高気温(℃)
1月 22,8 30,2
2月 22,7 30,2
3月 22,9 30,6
4月 22,6 31,0
5月 21,6 30,4
6月 20,2 29,3
7月 19,6 28,7
8月 19,4 28,7
9月 20,0 29,5
10月 21,2 30,5
11月 22,5 31,5
12月 22,9 31,4

【南西部】イサロ国立公園など

マダガスカルの南西部に位置するイサロ国立公園がある地域では、乾燥地帯で砂漠化が進んでいます。

月ごとの最低気温、最高気温は以下の通りです。

平均最低気温 (℃) 平均最高気温(℃)
1月 18 32
2月 18 32
3月 17 32
4月 16 31
5月 14 30
6月 12 28
7月 11 26
8月 12 25
9月 15 26
10月 17 28
11月 18 30
12月 18 32

マダガスカルの季節

マダガスカルの季節は、雨季と乾季に分かれています。

雨季(11月~4月) 日本でいう夏に当たる時期。一年の雨のほとんどが雨季に降りますが、一日中雨が降ることはあまりない。
乾季(5月~10月) 冬に当たる時期。雨はほとんど降らず、最低気温が10℃を下回ることもある。

マダガスカルの気候は南東からの貿易風に影響を受けていることから、11月~4月までの雨季は、気温も高めで蒸し暑い季節です。

5月~10月までの乾季は風が強く涼しい気候です。

高地にある首都アンタナナリボの気候は温暖で過ごしやすい季節になります。

 

マダガスカルで最も降水量の多い東部沿岸地帯では、亜赤道気候で湿度が高く、年間降水量は3500ミリにも達します。

モンスーン(季節風)の季節である12月から3月には温帯性低気圧に晒されるのも特徴です。

マダガスカル旅行のベストシーズン

マダガスカル旅行に行くなら、5月から10月の間がベストです。
この時期は過ごしやすい気候であり、雨もほとんど降りません。
できるだけ、1月から3月の間は避けた方がよいでしょう。
それぞれの時期について、マダガスカルの特徴を紹介します。

1月~3月

マダガスカルの真夏であり、雨量が多くなる時期です。

さらに、台風シーズンでもあります。

旅行には避けた方がいい時期でしょう。

4月~9月

マダガスカルの冬であり、過ごしやすい乾季です。

観光旅行に最も適した時期ともいえるでしょう。

10月~12月

マダガスカルの春です。

特に10月中旬~11月下旬は首都アンタナナリボでジャカランダが美しい紫の花をつけることで知られています。

しかし、雨期に入る1月に近づくにつれ、徐々に雨が多くなっていくため、旅行に行くなら10月初旬~中旬ごろまでがおすすめです。

マダガスカルに旅行へ行く際の服装

マダガスカルは島の東部、中央部、西部で気候が異なります。
基本的には暑い国なのですが、安易に薄手な格好にするのはおすすめしません。
それぞれの地域別で、適切な服装について紹介しましょう。

中西部

マダガスカルの首都であるアンタナナリヴなどに行く場合は、基本的には日本の初夏のような服装がいいでしょう。

一年を通して涼しく過ごしやすい気候にあります。

しかし、朝晩は気温が下がるためジャケットやカーディガンなどで、調節しやすい服装を準備しておくのがおすすめです。

ただし、それほど極端に寒くなることはないので、厚手のコートなどを用意しておく必要はありません。上着を持っていくのが面倒に感じる場合は、長袖やパーカーなどでも良いでしょう。

西部

マダガスカル西部は基本的にずっと暑いため、Tシャツで過ごせます。

しかし、日差しが強いため、素肌を出しているとヒリヒリしてくるかもしれません。

訪れる際は、帽子や薄手のシャツなどといった日よけのアイテムは必須です。

日焼け対策として、薄手の長袖シャツを着るようにすると良いでしょう。

北部

マダガスカルの北部も基本的にずっと暑いです。

西部と同じように考えていいでしょう。

ですから、半そでのシャツに日焼け対策をするか、長袖のシャツが適しています。

日差しが強いので、サングラスがあると尚いいかもしれませんね。

また、熱中症対策として帽子なども用意しておきましょう。

南西部

マダガスカルの南西部は、比較的過ごしやすい気候です。

一年を通して長袖シャツで過ごせます。

しかし、朝晩は冷え込むため、上着が一枚あるといいでしょう。

ただし、上着は厚手のものを用意する必要はありません。

トレーナー・パーカー・カーディガンなどを用意していれば問題ありませんので、軽く羽織れるようなものを持っておきましょう。

マダガスカルの気候を知って旅行に行こう

マダガスカルは、基本的に暑い国ではありますが、夏は熱帯低気圧の影響を受け雨が多く降ります。
逆に冬は雨が降ることが少なく乾燥した季節となります。
また、訪問する都市によって気候が変わります。
時期によっても気候は変動するため、旅行で行く際は事前に確認して訪問しましょう。
もしどのような服装で行くべきか悩んだら、ツアーなどを利用して事前に服装を確認しておくと良いです。
実際に現地を知っている人から、具体的なアドバイスをもらえます。
ぜひ入念な確認をして、ストレスのないようにマダガスカルを楽しんでください。
今長谷
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