マダガスカルで観光で知っておきたい有名なもの

マダガスカルで観光で知っておきたい有名なもの

アフリカ大陸の東に位置する島国「マダガスカル」。
マダガスカルには、固有種が多く生息し動植物の宝庫と言われています。
また、イランイランやバニラなどの芳香植物も多く、魅力的な観光地です。
本記事ではマダガスカルの有名なものをご紹介します。

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マダガスカルではサルやカメなど、多くの固有種動物がみられます。
また、芳香植物やチョコレートなども有名でお土産選びも楽しめますよ。
本記事を読んで、マダガスカル旅行の参考にしてみてくださいね。

マダガスカルで有名な動物

カメレオン|マダガスカル旅行@ブループラネットツアー

マダガスカルで有名な動物を4種類ご紹介します。

  • ベローシファカ
  • ホウシャガメ
  • パンサーカメレオン
  • アカトマトガエル

マダガスカルには、ここにしかいない固有種が数多く存在します。

固有種の中には生息数が減少している動物もいます。

マダガスカルに行った際にはぜひ探してみてくださいね。

ベローシファカ

シファカ|マダガスカル旅行@ブループラネットツアー
ベローシファカは、マダガスカル島だけに生息する特別な種のサルで、インドリ科に属しています。彼らの手のひらは発達しており、木の枝をしっかりとつかんで、巧みに移動することができます。

一方で、ベローシファカの後ろ足は非常に長いのが特徴です。そのため、地上では四肢を使った通常の歩行が難しくなっています。

代わりに、彼らは独特の方法で移動します。地面では、腕を左右に広げてバランスを取りながら、長いしっぽを使って横方向に跳躍するのです。
実は、世界中の霊長類の中で、2本の足で横に飛び跳ねる動物はベローシファカだけです。この珍しい移動方法は、彼らが長い年月をかけて獲得した、特別な適応力の表れなのかもしれません。

ホウシャガメ

マダガスカル南部だけに生息する固有種であるホウシャガメは、その美しい姿と希少性から、特別な存在として知られています。
ホウシャガメの最大の特徴は、甲羅に放射状に広がる模様です。この模様は、まるで星空を思わせるような美しさを持っており、別名をマダガスカルホシガメと呼ばれる所以となっています。

オスのホウシャガメは、メスよりもやや大きく、甲長(甲羅の長さ)は最大で約40cmにもなります。彼らは草食性で、草や果実、花などを食べて生活しています。

しかし、近年、ホウシャガメは絶滅の危機に瀕しています。その主な原因は、生息環境の破壊と、ペット用としての乱獲です。美しい甲羅を持つホウシャガメは、世界中のペット市場で高い人気を博していますが、そのことが彼らの生存を脅かしているのです。

ホウシャガメを保護するため、国際的な取り組みが行われています。「ワシントン条約」では、ホウシャガメの商取引に制限が設けられ、違法な捕獲や販売を防ぐための努力が続けられています。

パンサーカメレオン

カメレオン|マダガスカル旅行@ブループラネットツアー
マダガスカル北東部から東部の低地にかけて、パンサーカメレオンの姿をよく見かけます。彼らは、カメレオンの中でも特に大型の部類に入り、成長すると体長は約50cmにもなります。

パンサーカメレオンは、その名の通り、豹のような模様を持つことが特徴です。体色は周囲の環境に合わせて変化させることができ、擬態によって天敵から身を守ります。

また、独立して動く大きな目と、長い舌を使って昆虫を捕らえる姿は、まさにカメレオンの代名詞と言えるでしょう。

アカトマトガエル

マダガスカル島に生息するアカトマトガエルは、この島だけに生息する固有種のカエルです。鮮やかな赤い体色が特徴で、まるでトマトのように見えることから、その名が付けられました。

アカトマトガエルが属するトマトガエル属には、他にもヒメトマトガエルとサビトマトガエルの2種が知られています。

しかし、近年の研究では、アカトマトガエルとサビトマトガエルが実は同じ種である可能性が指摘されています。

トマトガエル属のカエルたちは、その生態や行動について、まだ明らかになっていないことが多いのが現状です。彼らは主に森林の地上で生活していますが、その詳しい生息環境や繁殖方法などは、謎に包まれています。

マダガスカルで有名な物

マダガスカルで有名な物を4つご紹介します。

  • チョコレート
  • ラフィア製品
  • イランイラン
  • スパイス

マダガスカルは、芳香植物やラフィア品、チョコレートなどお土産にぴったりの特産品が数多く存在します。ほかにスパイスも有名で、料理好きな友人へ買い込むのもおすすめです。

ぜひ友人が楽しめるようなお土産品を探してみてくださいね。

チョコレート

マダガスカルのカカオは、世界でも最高品質と賞賛されています。同じ品種のカカオでもワインと同様に土や気候で香りが異なり、チョコレートの種類によって異なる味を楽しめるのも特徴です。

マダガスカル北部の熱帯林で農薬を使わずに栽培されたカカオを使用しているチョコレートもあります。ほかにも、特産のバニラを使ったチョコレートや、ホワイトチョコレートなど種類も豊富です。
マダガスカルを訪れた際には、チョコレートを数種類買ってお土産にしてくださいね。

ラフィア製品

マダガスカルといえば、世界一の品質を誇る天然素材「ラフィア(マダガスカルヤシ)」の産地として知られています。このラフィアは、マダガスカルの特産品として高い評価を得ており、その優れた性質から様々な製品に加工されています。

ラフィアは、主にバッグやポーチ、麦わら帽子などの素材として使われます。手触りがソフトでありながら、非常に丈夫であるのが特徴です。また、使い込むほどに艶が出てくるので、長く使うほど味わいが増していきます。

マダガスカルのラフィア製品は、素材の良さだけでなく、そのデザイン性でも人気があります。伝統的な編み方を活かしつつ、現代的なデザインが取り入れられており、色鮮やかな製品も多く見られます。特に女性へのお土産として、ラフィアのバッグや小物は喜ばれること間違いありません。

イランイラン

マダガスカルの自然が育んだ芳香植物の中でも、イランイランは特別な存在として知られています。この花は、マダガスカル本島の北西に浮かぶ小さな島「イシ・べ」で盛んに栽培されています。

「イシ・べ」は、その芳しい香りから「香水の島」とも呼ばれています。島中に広がるイランイランの畑からは、甘く魅惑的な香りが漂い、訪れる人々を魅了してやみません。
まるで、天然の香水に包まれているかのような感覚に浸ることができるでしょう。イランイランの香りには、特別な効果があると言われています。

その香りは、ロマンティックな気分を高め、女性の魅力を引き立ててくれるのだとか。古くから、イランイランは愛と美の象徴として親しまれてきました。

「イシ・べ」で栽培されたイランイランは、アロマオイルや石鹸などに加工され、マダガスカルを代表するお土産として人気を集めています。

スパイス

マダガスカルは、多種多様なスパイス類が栽培されています。これらのスパイスは、マダガスカルの豊かな土壌と気候に恵まれ、高品質なものが育ちます。

現地の人々は、長年培ってきた知恵を活かし、丁寧にスパイスを育てています。マダガスカル産のスパイスは、料理好きの友人へのお土産としても大変喜ばれます。

特に、ブラックペッパーは、その強い風味と香りが特徴で、料理に深みを与えてくれます。また、ラヴィンサラは、独特の香りを持ち、肉料理やスープなどに用いられます。これらのスパイスは、マダガスカルの市場やお土産店で手頃な価格で購入できます。

マダガスカルで有名な場所

マダガスカルで有名な場所を3つご紹介します。

  • アンタナナリボ
  • モロンダバ
  • ベレンティ自然保護公園

マダガスカルは、世界第4位の大きさを誇る島国です。

その自然環境はまさに絶景の宝庫と言われています。

マダガスカルを訪れた際には、ぜひ壮大な自然とのつながりを感じてみてくださいね。

アンタナナリボ

アンタナナリボは、マダガスカル共和国の首都です。
地元の人からはタナと呼ばれ、マダガスカルのほぼ中央に位置しています。

街の中は石畳の坂や階段が多いため、散策しながら坂を上りましょう。
そこから見る街や、メリナ王朝の女王宮跡からの眺めは一見の価値ありますよ。

また、アンタナナリボには「Analakely Market」と呼ばれる活気あるマーケットがあります。
さまざまなフルーツや野菜だけでなく、スパイスなどなんでも揃うマーケットです。
同じお店でたくさん買うとおまけをしてくれる場合もあるのでコミュニケーションをとって値下げに挑戦してみるのも良いでしょう。

アフリカならではのドレスやアクセサリーも手に入ります。ここで衣服を購入し、アフリカファッションでぜひ観光してみるのもおすすめですよ。

モロンダバ

モロンダバは、マダガスカルの西海岸に位置する町です。
町から車で30分ほど行くと、星の王子さまで有名な「バオバブ街道」があります。
美しい並木道の「バオバブ街道」は、サン=テグジュペリの童話「星の王子さま」に登場するバオバブの木々が立ち並ぶ場所です。
バオバブは「精霊の宿る木」とも言われ、神秘的な雰囲気を持っています。
バオバブには、幹が太く、見る人を圧巻指せるようなボリューム感がありますよ。

特に、夕陽に照らされたバオバブの群生地は、あまりの美しさから「バオバブの夕景」とも称され、訪れる人を魅了しています。この時間帯には、農作業を終えた牛の群れが見られる場合もあり、のどかな大自然を感じられるでしょう。

ベレンティ自然保護公園

ベレンティ自然保護公園は、マダガスカル南部のフォート・ドーファンから約4時間の距離にある、自然の宝庫です。

公園内では、様々な種類のキツネザルをはじめ、ホシガメなど多くの小動物を観察することができます。特に、ベレンティ公園で有名なのが、人馴れしたワオキツネザルです。
時折、人間に近寄ってきて、体に触れたり、肩に乗ったりすることがあります。これは、野生動物と直接触れ合える貴重な機会と言えるでしょう。

ただし、こちらから積極的に触ろうとすることは控えましょう。あくまでも、彼らの自然な行動を見守るようにしてください。

豊かな自然が魅力のマダガスカル

マダガスカル島には、キツネザルなどの固有種の動物や「星の王子様」で知られるバオバフの木など多くの自然が存在しています。
マダガスカルを訪れた時は、有名な自然動物や風景を満喫して、かわいい小物やチョコレートを旅のお土産に買って帰るのがおすすめですよ。
本記事を読んで、マダガスカルを旅行する際の参考にしてみてくださいね。
今長谷
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