マダガスカルの治安は良い?注意が必要な地域やポイントを解説
アフリカ南東に浮かぶ世界で4番目に大きい島が「マダガスカル」です。
豊かな自然と独自の生態系が魅力で、「アジアに一番近いアフリカ」とも呼ばれています。
本記事ではマダガスカルの治安について紹介していきます。
本記事を読んでマダガスカルの治安への理解を深めていきましょう。
マダガスカルは基本的に治安が良い国
マダガスカルは、アフリカの中でも政治が安定していて紛争が少ない国です。
しかし、長年貧困問題を抱えており、スリや強盗などの犯罪が度々起こっています。
- マダガスカルの危険レベルはレベル1
- マダガスカルの治安は悪くなってきている
これからマダガスカルに旅行を考えている人向けに、治安状況を解説していきます。
マダガスカルの危険レベルはレベル1
外務省が発表している海外安全情報では、マダガスカル全域は危険レベル1です。
危険レベル1は、「十分注意してください」と記載されています。
外務省が発表している海外の危険レベルは、以下のように4段階に分類されています。
- 危険レベル1:十分注意してください
- 危険レベル2:不要不急の渡航は止めてください
- 危険レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)
- 危険レベル4:退避してください。渡航は止めてください(退避勧告)
危険レベル1は渡航そのものは問題ありませんが、現地では犯罪に巻き込まれないよう注意が必要です。
マダガスカルの治安は悪くなってきている
新型コロナウイルスが流行してからマダガスカルの経済状況は悪化し、貧困が深刻化しているからです。
外国人観光客はお金を持っていると認識されているので、スリや強盗のターゲットにされやすくなっています。
生活に困った人がスリや強盗するケースが増えているので、マダガスカル全体の犯罪件数が増加しています。
マダガスカルで注意が必要な犯罪
マダガスカルで注意が必要な犯罪は、以下の3つです。
- スリ・引ったくり・強盗
- 誘拐
- テロ
基本的に海外旅行で気を付けなければならないといわれている犯罪は、マダガスカルも同様に注意する必要があります。
とくに外国人観光客は標的になりやすいので、詳しく解説していきます。
スリ・引ったくり・強盗
外国人観光客だけでなく、裕福なマダガスカル人も被害に遭っています。
財布などの貴重品は、ポケットに入れずにバッグの中に入れるようにしましょう。
また、バッグは背中で背負わずに体の正面で持つことも忘れてはいけません。
誘拐
誘拐の目的は身代金なので、マダガスカル人だけでなく外国人観光客も狙われます。
人気のない場所には行かないようにし、声をかけられた際は警戒しましょう。
テロ
一般市民が集まるレストランやショッピングモールが標的になることもあるので、常に最新の治安情報を確認しておくことが大切です。
マダガスカルに限らず、海外旅行では自分の身を自分で守る意識を忘れずに過ごしましょう。
マダガスカルで注意が必要な地域や場所
マダガスカルは全体的に治安が良いのですが、旅行者は気を付けておくべき場所があります。
とくに注意が必要な地域や場所は、以下の4か所です。
- 空港
- 首都アンタナナリボ市周辺
- バッテリービーチ
- マダガスカル西・南部各地
それぞれの場所で気をつける点について解説していきます。
空港
料金が安いので利用したいと思われがちですが、案内される場所は治安が悪い地域が多く、注意が必要です。
いくら安くても、治安が悪くてゆっくり眠れなくては意味がありませんよね。
マダガスカルで宿泊施設を探す際は、専門店を利用すると犯罪に巻き込まれる確率が低くなります。
首都アンタナナリボ周辺
特に観光地として有名なアナラケリー市場、独立大通り、独立広場は人が多いのでスリや引ったくりの件数も多い場所です。
持ち歩く現金は最低限にし、常に周囲への警戒を怠らないように注意しましょう。
バッテリービーチ
マダガスカルの南西部にあるバッテリービーチは、過去に外国人に対する武装強盗、殺人や誘拐が起こった場所です。
日本だけでなく、多くの国の大使館がバッテリービーチに近づかないよう警告しているので、不用意に近づくのは避けましょう。
バッテリービーチ周辺は閑静な場所で魅力的ですが、外国人観光客にとっては安全とは言えませんね。
マダガスカルでビーチを満喫したい場合は、以下の場所がおすすめです。
- サントマリー島
- ノシベ
- ノシコンバ
ビーチで遊ぶ際は、貴重品の管理を怠らないようにしましょう。
マダガスカル西・南部各地
ダハロはマダガスカル南西部を中心に活動しているので、この地域へ行く際は特に警戒しましょう。
ダハロは村の襲撃や強盗を繰り返しており、銃を所持しているので非常に危険な組織です。
現在では南部や西部に限らず活動の幅を広げ始めているため、他の地域を観光する際も油断は禁物です。
マダガスカルで犯罪に巻き込まれないための対策
マダガスカルで犯罪に巻き込まれないためには、以下の対策が必要です。
- 不要不急の夜間外出を控える
- 集団で行動する
- デモや集会に近寄らない
- 旅行の日程や宿泊施設を家族や知人に知らせておく
マダガスカルでは、昼間でも単独行動をせずに集団で行動しましょう。
人数が多くなると、犯罪に巻き込まれる確率が下がるためです。
外務省も十分注意が必要とホームページに記載しているので、滞在中は常に警戒を忘れてはいけません。
マダガスカルでは一人歩きに注意し防犯意識を持とう
パスポート、現金、スマートフォンなどの貴重品は管理を徹底しましょう。
また、できるだけ一人で出歩かないようにするのも大切です。
大きな犯罪に巻き込まれることは少ないものの、一人でうろうろしているとスリやひったくりなどの被害に遭いやすいです。
とくに海外旅行初心者の人は軽犯罪に巻き込まれやすいので、団体で動くようにしてください。
一緒に旅行する人がいない場合は、ツアーを利用して大人数で一緒に歩くようにすると良いでしょう。
ガイドさんがそばにいれば、大きな危険も伴いません。
マダガスカルは美しいビーチが多くて魅力的な国ですので、思いっきり魅力を楽しめるように、安全対策をしながら楽しんでみてください。