マチュピチュ観光に行く際の服装と持ち物

マチュピチュ観光に行く際の服装と持ち物

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ネイチャーガイド今長谷

ネイチャーガイドの今長谷です

マチュピチュは雨季と乾季に分かれていて、日本のように四季はありません。
そのため、比較的気温が安定してしますが、決してどの時期に行っても同じような服装で良いわけではないのです。
また、朝晩はやはり冷え込むので、服装は考えておかなければいけません。

そこで今回は、マチュピチュ観光に行く際の服装や、持っていくべき持ち物について紹介します!
観光で失敗しないためにも、参考にしてくださいね!

→絶景のマチュピチュ遺跡展望&ナスカの地上絵ツアーの詳細はこちら

マチュピチュのシーン別服装

マチュピチュに行く際には、「どこに行くか」「どの時期に行くか」で服装を考えると良いでしょう。
以下では、4つのシーンに分けました。

  • マチュピチュの乾季
  • マチュピチュの雨季
  • ワイナピチュ
  • マチュピチュ村

旅行計画を練る際には、それぞれの服装を確認してくださいね。

乾季5~10月の服装

乾季の5月~10月は、比較的温かい気候です。
そのため、上着などは必要ありません。
天気が良い日にはじんわり汗をかくような気温なので、日中であればTシャツ一枚でも問題ないでしょう。
ただし、安全のためにも、足元はトレッキングシューズなどを履いておきましょう。

雨季は11月〜4月の服装

雨季の11月~4月は、冷え込みもある時期です。
天気が悪いと肌寒く感じるシーンもあるので、軽く羽織れるものを持っておくと良いです。
また、乾季と比べて朝晩の冷え込みが厳しいので、アウターを持っていきましょう。
ただし、遺跡ではアウターが邪魔になるケースもあるので、ダウンのようなモコモコしたものではなく、MA-1のようなものが良いです。

マチュピチュ村での服装

比較的標高が高いとはいえマチュピチュ村に冬のような防寒対策は無くても大丈夫です。
但し、季節によっては陽が落ちると少し肌寒く感じるので、軽めのダウンがあると良いでしょう。基本的には動きやすい好きな服装で構いません。

ワイナピチュの峰やワイナピチュの峰に登るときの服装

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半日程度の山とは言え、マチュピチュの峰やワイナピチュの峰に登る際は最低限の装備がないと心配です。
動きやすい服装(階段が多いので伸縮性は重要)、履きなれたスニーカーか軽登山靴(スニーカーは滑りつらいもの&防水性)、そして突然の雨に備えた雨具は必携です。服装ではありませんが十分なお水もお忘れなく(水場はありません)。
観光より多少は山歩きに備えた準備で臨みましょう。

マチュピチュ観光に必要な持ち物リスト

マチュピチュ観光に行く際の、必須&持っておくと便利な物を紹介します。
マチュピチュでももちろんですが、以下で紹介する物は、海外旅行の際に便利な持ち物です。
ぜひマチュピチュ以外の海外旅行に行く際にも、参考にしてください!

クレジットカード

海外旅行で持っておくべきなのは、やはりクレジットカードです。
クレジットカードを持っておくと、以下のメリットがあります。

  • 両替の手間が省ける
  • 現金を持ち歩かないので盗難の被害を抑えやすい
  • お金がなくなる心配がない

マチュピチュ周辺は観光旅行客の多い場所なので、ほとんどの場合クレジットカードを使用できます。
ただ、ローカルなレストランや屋台などでは使えない場合もあるので、多少の現金は持ち歩いておきましょう。

 

ポケットWiFi1

海外旅行において、ポケットWi-Fiは必需品です。
日本で契約しているスマートフォンを海外に持っていくと、海外用の通信に切り替わり、通常よりも高い通信料金が発生してしまいます。
海外用のポケットWi-Fiがあれば、通信料金を大幅に節約できるので、必ず持っておきましょう。
国によっても異なりますが、1日あたり1,000円前後でレンタルできるポケットWi-Fiもありますよ!

尚、スマホの契約によってはポケットWi-Fiよりも使った日だけの請求や金額自体も抑えられたプランが増えてきましたので出発前にご確認ください。

 

変換プラグ・変圧器

海外必須の持ち物として用意しておきたいのが、コンセントの変換プラグや変圧器です。
海外のコンセントは日本と形状が異なる場合があるので、常に持っておくと良いでしょう。
ただ、ペルーは日本と同じAタイプになるので、変換プラグは必要ありません。
しかし、電圧は日本の電圧よりも少し高いのでお使いの機器が100Vの国内専用仕様の場合は変圧器を持っていきましょう(最近のカメラやスマホのほとんどは海外対応仕様です)。

 

ポケットティッシュ

ペルーのトイレ事情は、日本から見るとかなり特殊な場合も見られますです。

  • 便座がない
  • 公衆トイレはほとんど有料
  • 紙はトイレに流さない
  • 水が流れない

すべてのトイレではありませんが、このようなトイレも少なくありません。
トイレットペーパーに関しては、有料トイレに入る際に数センチほどもらえるのですが…場合によっては足りないこともあります。
そういったときのために、ポケットティッシュを持っておくと便利です!
また、どうしても座りたい場合は、使い捨ての便座シートを持っておくと良いでしょう。
いずれにしても使った紙は流さずに置いてある箱に捨てるようにしましょう。
つまり易いのでこれもマナーの一つです。

 

日焼け止め

ペルーは標高が高いと説明しましたが、標高が高いということは、紫外線の影響も受けやすいということです。
とくにマチュピチュ遺跡は太陽を遮るものがないので、紫外線の影響がかなり強くなります。
そのため、日焼け止めを用意しておきましょう。
日焼け止めだけではなく、帽子やサングラスなど、日焼け対策グッズを用意しておくと良いです。

 

虫よけグッズ

日焼け止めと合わせて対策しておきたいのが、虫刺されです。
時期によりますが、マチュピチュにはブヨのような虫が発生する場合があります。
株式会社ティムコがアンケート調査を実施した「虫よけ対策をしっかりしていきたい場所ランキング」では、なんとマチュピチュは1位でした。実体験としてはほとんど感じたことがないので意外です。
対策として、虫よけスプレーを思いつきますが、ガス式のスプレータイプはそもそも飛行機に持ち込めませんのでクリームタイプやシートタイプが良いでしょう。
また、できるだけ肌を露出しない服装も大事です。

 

レインコート/雨具

マチュピチュの天気はとても変わりやすい傾向があります。
そもそもジャングルです。
午前中は晴れていても、急に雨が降り出すなんてこともよくあります。
雨対策としては傘でも良いのですが階段が多いのでバランスを崩しがちになりますし、狭い通路では危険です。特に山歩きがある場合は必ず雨具をご準備ください!

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ペルーの主要観光スポットのほとんどは標高が高くなっています。
クスコ 3,400m
オリャンタイタンボ 2,800m
マチュピチュ 2,400m
高山病は性別も年齢も無関係の体質の問題です。軽い症状は頭痛や吐き気、不眠症などですが、重篤化すると脳浮腫や肺水腫など命の問題になります。
マチュピチュの標高で重篤化することはありませんが、人によっては症状が出ることがあります。
ゆっくりした行動、腹式呼吸の励行、お水を頻繁に飲む、うたた寝をしない、バスタブ入浴を避けるなど対策はあります。
心配な方には「ダイアモックス」というお薬をかかりつけのお医者さんの処方を受けてご準備ください。
その他、現地の食事でよく出されるコカティーも高山病に効くと言われています。

マチュピチュ観光は服装や持ち物を入念にチェック

マチュピチュは天気が変わりやすいので、服装はできるだけどんな状況にも対応できるようにしておきましょう。
基本的にはシャツ1枚で良いですが、肌寒くなる時間も考えて、常に羽織れるものを持っておくと良いですね。
また、天候の変化も考慮して、雨具(レインコート)も必ず持っておきましょう。
持ち物に関しては、クレジットカードやWi-Fiなどはあくまで「持っておくと便利」というグッズですが、ポケットティッシュや変圧器などは、状況によっては「持っていないと困る」グッズです。
日本と比べて文化の違いも大きい国なので、いざ現地に到着した際に困らないように、服装も持ち物も入念にチェックして用意してください!
Auther: ネイチャーガイド 今長谷 啓享

自分が行って楽しいと思える旅じゃないと作らない!というポリシーで現地調査・企画・手配を行い、現地の案内まで、ネイチャーガイドとして体験型で少人数のくつろぎの旅を提供。北極圏から南極大陸まで、歴史と文化に溢れる世界遺産からヨーロッパや南米アンデスの山々まで、海外への渡航歴200回以上、パリやベルギーにも駐在経験のある旅人。元山岳ガイドの経験も活かし「自然や世界遺産が好きな方々を体験型で少人数のくつろぎの旅の世界」へ今も日々案内中。