ギアナ高地に行く際のベストシーズンはいつ?どんな服装で行けばいい?

ギアナ高地に行く際のベストシーズンはいつ?どんな服装で行けばいい?

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ネイチャーガイドの今長谷です。

ギアナ高地は、1年中観光ができる場所で、過ごしやすく楽しい滞在に期待できます。
しかし、降水量が多く暑い時期(雨季)と気温が下がり乾燥する(乾季)のシーズンによって、観光スポットの光景が異なります。
また、過酷な自然環境スポットと雨季・乾季を合わせて、ギアナ高地で過ごす服装に気を付けなければなりません。
この記事では、ギアナ高地のベストシーズンや服装の注意点、スポット別のベストシーズンを紹介しています。

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ギアナ高地のベストシーズンは?

ギアナ高地観光は年中できますが、雨季・乾季があり異なる景観を見せてくれます。
ここからは、ギアナ高地のベストシーズンについて解説していきます。

ギアナ高地の雨季・乾季はいつ?

ギアナ高地は雨季5~9月・乾季9月~4月となっています(年による差はあります)。
雨季は、降水量の増加から川の水量も増し、滝の迫力が増している時期であるため、エンジェルフォールを観光するにはベストシーズンといえます。
ただし、夕方頃~朝方まで雨が降り続けることが多く、雨具の持ち込みやスケジュール調整をしておくと良いでしょう。
乾季は、湿度が低く天候も安定するため、比較的過ごしやすい気候になります。
上空からエンジェルフォールやロライマ山を遊覧飛行で眺めたり、滝に近づいたりできることから、ギアナ高地の自然を間近に感じられるでしょう。
しかし、川の水量が減少するため、ボートに乗ってエンジェルフォールへ近づくことが難しくなります。
また、乾季の終り頃は滝の水がなくなる場合もあり、各滝の観光を楽しめないかもしれません。
ギアナ高地観光時は、目的地に合わせてシーズンを選択しましょう。
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雨期も良いし、乾季も良い。これでは悩むだけですね。でもギアナ高地にってエンジェルフォールに見応えがないのはあまりにも残念です。かといって雨期では滝自体を拝めないかもしれません。私がお勧めするのはズバリ雨期明け~乾季の始まりの時期。滝の水量はある上に天気も良くなる時期です。9月~10月をお勧めします。

ベストシーズンの気温

ギアナ高地のベストシーズンの気温は、年間を通しても最高気温は30度前後、最低気温は20度以下です。
日本の気温よりも夏季は低く、冬季は高い傾向であるため、いつ訪れても観光中は過ごしやすいでしょう。
多くの木々や葉が木陰となって、涼しく快適に感じる気温になります。

ギアナ高地の年間気温

ギアナ高地の年間気温は、以下の表を参考にしてみてください。

  最低気温 最高気温
1月 15 27
2月 15 27
3月 16 28
4月 17 28
5月 18 28
6月 18 27
7月 18 27
8月 18 28
9月 18 28
10月 18 28
11月 17 26
12月 16 26

 

日本と比較すると、最低気温は肌寒く感じる程度の気温なので、長袖や薄手の上着を用意しておきましょう。

年間の最高・最低気温は最適な時期ですが、目的としている観光地によってはベストシーズンが異なります。

ただし、雨による気温の低下なども考えられるため、観光地によっては寒さ・熱さを感じやすいかもしれません。

ギアナ高地ベストシーズンにおすすめの服装

ギアナ高地ベストシーズンにおすすめの服装は、以下のとおりです。

  • 濡れても良い服
  • 汗を吸収しやすい服
  • 虫・寒さ対策の長袖
  • 履きなれている運動靴

自然環境の中で過ごすため、動きやすい服装を基準に準備しておくと良いでしょう。

また、ギアナ高地観光だからこそ、持っておくべき便利なグッズもあります。

ここからは、ギアナ高地ベストシーズンにおすすめの服装などを紹介しましょう。

濡れても良い服

ギアナ高地観光の服装は、通気性・撥水性・速乾性を備えた服装がおすすめです。
川や滝の水、湿気などによって服が濡れてしまうため、濡れても良い服装にしましょう。
レインコートや遊泳用の水着は必須アイテムですね。

汗を吸収しやすい服

ギアナ高地観光は、自然の中で過ごすことが多くなるため、運動量が増えて汗をかく可能性があります。
汗を体の表面に留めておくと、虫が集まってきたり体調を崩したりする要因にもなりかねません。
汗を吸収しやすく撥水できる機能を持った服が望ましいです。
例えば、汗の吸収力が高く速乾性の機能がある服は、汗をかいてもすぐに乾いてしまうので、汗の不快感を軽減できます。
汗をかいた後の体温低下や、水分量の減少による体力低下を防げるでしょう。

虫・寒さ対策の長袖

一般的にギアナ高地は様々な虫がいたり、気候の変化で温度差を感じたりするため、虫や寒さ対策として長袖を準備しておくと安心です。ギアナ高地に生息する虫に刺された場合、かゆみや腫れが続いたりアレルギー反応を起こしたりする可能性があります。
生息しやすい水辺には多数のブヨがいるため、できる限り長袖長ズボンの着用をしましょう。
また、ギアナ高地はベストシーズン中でも、現地でしかわからない気温の変化を考えて、長袖や羽織れる服で寒さ対策が必要です。
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日本人は虫が苦手・・
虫が多いと聞くとちょっと躊躇しますが、確かにイアナ高地は虫が多いです。ジャングルですから!
でも、それはギアナ高地の麓の話です。ギアナ高地のテーブルマウンテンの上は標高差1000mのお陰でかなり気温が下がるため一気に虫も減ります。虫対策よりも涼しさへの対応が重要になります。

履きなれている運動靴

ギアナ高地観光で、現地に滞在する際は、履きなれている運動靴で過ごしましょう。
自然環境の中を歩いて進むことも多く、足への安定性・安全性を考えることは大切です。
また、雨が降った後は、泥濘や滑りやすい場所もあるため、履きなれていない靴・サンダル・ヒールなどの靴はケガの要因になります。
雨によって濡れやすいギアナ高地は、運動靴と合わせてスポーツサンダルを一緒に持っていくこともおすすめです。
もしギアナ高地のテーブルマウンテンの上でハイキングをするなら、やはりトレッキングシューズをお持ちください。

ギアナ高地で持っておくべきもの

ギアナ高地で持っておくべきものは、以下のとおりです。

  • 日焼け止め(クリームやアームウォーマーなど)
  • 帽子、サングラス
  • ビニール袋
  • 懐中電灯

日焼け止めは日差し対策以外に、虫よけ対策にもなるため森林地帯では重宝するでしょう。

ギアナ高地は、雨や水気の多い場所が観光スポットになっているため、スマホやカメラを入れて備えられます。

また、濡れた服を入れておくのにも便利なため、複数枚持っておくことをおすすめします。

動きやすいように、できる限り身軽な装備でギアナ高地観光を楽しんでください。

ギアナ高地のスポット別ベストシーズン

ギアナ高地は年間を通して観光しやすいですが、スポット別にベストシーズンが異なります。
楽しい思い出となるように、ギアナ高地のベストシーズンを紹介しているので、参考にしてみてください。

エンジェルフォールのベストシーズン

一般的にエンジェルフォールのベストシーズンは、雨季の5~9月がおすすめと言われます。
特に、5月下旬〜8月までは、年間の中でも降水量が増加するため、エンジェルフォールへ近づくことができます。水量が増加した滝の迫力に、驚きと感動を感じる方は多いでしょう。
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またこの話題です。一般論でのベストシーズンは5~9月で、5月下旬〜8月までは降水量が増加するため、エンジェルフォールへ近づくことができます・・近づくことが出来るというのはボート観光のボートが進む河の水量が乾季は減ってしまい航行できないこともあるという意味です。それは事実ですが実は雲で見えない可能性があるのも雨期です。はやりベストシーズンは雨期明け~乾季の始まりですね。

テーブルマウンテンハイキングのベストシーズン

テーブルマウンテンハイキングのベストシーズンは、乾季9月下旬~3月頃です。
特に、天候が安定し始める10月からをおすすめします。
気温・湿度が落ち着いて快適にハイキングを楽しめるでしょう。
雨季は山の絶景を見ることが難しいこともあるため、乾季シーズンの方がい勧めです。

ギアナ高地はベストシーズンで感動が変わる!対策をして快適な観光にしよう

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いかがでしたか?

ギアナ高地は、雨季・乾季でスポットの情景が異なるため、得られる感動も変わってきます。
単純にハイキングを楽しみたい方は乾季の9月下旬~3月、エンジェルフォールは雨季の5〜9月がベストシーズンです。
各々の魅力が増す時期でもあるため、ギアナ高地観光を検討した際は、ぜひベストシーズンを選んでみてください。
また、ギアナ高地は濡れたり、虫刺されに遭ったりするため、長袖を着て対策をしておくと安心です。
ベストシーズンと持ち物をチェックして、楽しく感動のあるギアナ高地観光を行いましょう。

Auther: ネイチャーガイド 今長谷 啓享

自分が行って楽しいと思える旅じゃないと作らない!というポリシーで現地調査・企画・手配を行い、現地の案内まで、ネイチャーガイドとして体験型で少人数のくつろぎの旅を提供。北極圏から南極大陸まで、歴史と文化に溢れる世界遺産からヨーロッパや南米アンデスの山々まで、海外への渡航歴200回以上、パリやベルギーにも駐在経験のある旅人。元山岳ガイドの経験も活かし「自然や世界遺産が好きな方々を体験型で少人数のくつろぎの旅の世界」へ今も日々案内中。