ギアナ高地の謎に迫る!いくつもの謎に注目!
ネイチャーガイド今長谷
ネイチャーガイドの今長谷です
ギアナ高地にはいくつもの謎があるとされています。
テレビなどのメディアでも多く取り上げられるほど、未だに知られていないことばかりです。
そこで今回は、ギアナ高地の謎について解説していきます。
観光で訪れられるスポットもあるので、ぜひ参考にしてください。
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ギアナ高地のケレパクパイ川の謎
ケレパクパイ川も珍しい川であり、いくつもの謎があります。
ケレパクパイ川は洞窟だった?
ケレパクパイ川の特徴を見てみると、大小の岩がゴロゴロしていて、崖には地層がむき出しになっています。
この転がっている石が、かつては川の天井になっていたのではないか?と言われているのです。
つまり、ケレパクパイ川は元々洞窟のような水路で、湖の底だったと考えられます。
実際に、崩れた岩の一部には、湖底に堆積した砂がつけた波の痕跡と思われる波紋の跡がついています。
なぜ湖がテーブルマウンテンを形成できたのか?
およそ18億年前、ギアナ高地の一帯は巨大な湖だったとされています。
この湖底には砂が堆積しており、長い年月をかけて砂岩へと変化します。
さらに、地殻変動で湖底が大きく隆起し、砂岩は広大な高原となります。
このようにして生まれた高原が、雨風にさらされて浸食された結果、岩盤部分だけが残り、テーブルマウンテンの頂上となったのです。
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何が不思議と言ってやはり風景でしょう。本当にテーブルというか船と言うか・・というテーブルマウンテンがにょきにょきと立ち並ぶ風景は世界でもここだけです。
南アフリカのケープタウンにもテーブルマウンテンがありますが、1つだけですからスケールは全く違います。
ケレパクパイ川の水が赤茶の理由
これは、植物が堆積した層に含まれるタンニンが染み出したためと言われています。
この「植物が堆積した層」がどこにあるのか?というと、テーブルマウンテンの頂上です。
テーブルマウンテンの頂上に見える土のほとんどは、実は土ではなく、植物が堆積した層です。
そこから、川へとタンニンが染み出していきます。
ギアナ高地のコイシガエルの謎
ギアナ高地では、ほかではみられない独自の生物が存在しています。
代表的なのが、カラフルで体中にイボのある「コイシガエル」。
コイシガエルについては、専門家も以下のような意見をもっています。
ほかのカエルから分化した時期は、南アメリカとアフリカが古代の超大陸ゴンドワナから分裂する6億年前と推定できる」
「木登りに適応した後足は、手のように動かすことができる。非常に特殊な例だ」。
「孵化してオタマジャクシになる種と、直接カエルになるコイシガエルなどの種をつなぐ“生きた化石”だ」。
生物1匹をとってもこれほどの謎があり、未だにギアナ高地に生息する生物の謎は、完全に解き明かされていません。
ギアナ高地の謎を追うメディアも沢山
ギアナ高地の謎は、多くのメディアでも取り上げられています。
- TBS
- NHK
- BS朝日
上記のようなメディアに取り上げられるほど、ギアナ高地の謎は深く、多くの人が関心を寄せていると言えるでしょう。
調べたところ、それぞれのメディアでの放送内容をまとめた情報がありました。
以下では、その内容をピックアップして紹介していきます。
TBSカナイマ国立公園 〜 世界一の滝!謎のロストワールド
TBSでは、ギアナ高地を「ロストワールド」と名付けて2020年7月19日に放送をしていました。
放送内容は、大きく分けて以下の3つです。
- 空から見る!地球最後の秘境
- 深さ350m!巨大穴のヒミツ
- 断崖の上のロストワールド
未だ解明されていない巨大穴や独自の進化を遂げている生物にフォーカスしながら、自然を満喫できる空撮映像も放送されたようです。
当時の映像は見られませんが、公式HPのアーカイブにて、写真ギャラリーを見られます。
NHKスペシャルギアナ高地巨大穴の謎に迫る
NHKでは、ギアナ高地にある巨大穴にフォーカスした放送をしています。
この巨大穴は、1964年に発見されたもので、高さ350メートルもあります。
穴の底は何千年も隔絶されていた未開の場所です。
その穴に、NHKのスタッフが5日間もの探検に行きました。
現在、動画配信などはおこなっていませんが、番組の内容をまとめた書籍が販売されています。
BS朝日 地球最後の秘境! ギアナ高地 テーブルマウンテンの巨大穴に潜入! 地球創世の神秘に挑む
BS朝日では、2016年11月18日に、ギアナ高地の巨大穴の謎について放送しました。
取材チームが巨大穴へと侵入し、未知の動植物なども発見していきます。
また、番組内では、CGを使った巨大穴の成り立ちも解説しています。
過去の放送を見ることはできませんが、以下のページで番組内容がまとめられています。
地球最後の秘境! ギアナ高地 テーブルマウンテンの巨大穴に潜入! 地球創世の神秘に挑む | WILD NATURE 地球大紀行 | BS朝日
ギアナ高地に未だ残る謎
未だ全貌が明らかになっていないギアナ高地については、様々な噂があります。
- ギアナ高地には恐竜がいるのではないか?
- 人喰い鳥が暮らしているのではないか?
- 未確認生物がいるのではないか?
上記の内容は、あくまで噂レベルです。
しかし、それぞれには、噂となって出回る理由があります。
以下で、上記のような謎が噂される原因について解説します。
ギアナ高地には恐竜がいるのではないか?
恐竜は絶滅しているため、現代に生息しているわけがありません。
しかし、未だに「ギアナ高地には恐竜がいるのではないか?」と研究をしている人もいます。
このような噂が出た理由として考えられるのは、以下の2つ。
- コナン・ドイルの『失われた世界』でギアナ高地の恐竜に関する内容が描かれた
- 未だ知られていない生物が多く暮らしているため
現実的に恐竜が生きているとは考えられませんが、巨大穴に恐竜が暮らしている可能性もゼロとは言い切れません。
人喰い鳥が暮らしているのではないか?
これは、ギアナ高地周辺に暮らしているジェクアナ族の伝説が関係しています。
ジェクアナ族が言うには、ギアナ高地の「サリサリニャーマ」という山は、山の中に棲む悪霊が人間を食べるときの「サリサリ」という音から来ているそうです。
そして、この悪霊とされているのが、巨大穴に生息している人喰い鳥を指しています。
実際に人喰い鳥が生息しているとは考えられませんが、こちらも可能性としては、ゼロとは言い切れません。
ギアナ高地は謎に包まれたロマンのある場所
ネイチャーガイド今長谷
いかがでしたか?
ギアナ高地は、未だに謎の多い場所です。
数々の探検隊・専門家・メディアが謎を解き明かそうと奮闘していますが、それでも解明されていないことばかりです。
しかし、決して危険であったり怖い場所であったりするわけではありません。
むしろ、謎が多いことすらギアナ高地の魅力と言えるのではないでしょうか。
とくに恐竜や深い穴などは、一つのロマンと感じられる人もいるはずです。
これだけの謎が多い観光地は、ギアナ高地が以外にはないので、ぜひその謎と向き合うためにも、一度観光に行ってみてはいかがでしょうか。
きっと、他では味わえない神秘的な雰囲気を味わえるはずです。