今長谷
ネイチャーガイドの今長谷です。南米はボリビア・ウユニ塩湖を訪れて外せないのが塩のホテルでの宿泊。ウユニ塩湖から切り出された塩のブロックを装飾に使った世界でも珍しいホテルです。また、ウユニ塩湖の周辺には是非訪れたい観光地があります。ウユニ塩湖ツアーでは欠かせない塩のホテルと近郊の観光地をネイチャーガイド的視点で写真満載でお届けします。
塩のホテル
ボリビア・ウユニ塩湖周辺の魅力
ウユニ塩湖観光の宿・塩のホテル
宿泊すること自体が観光
今長谷
ウユニ塩湖では乾季になると湖の水が蒸発して塩砂漠が現れます。固い岩盤のようになった塩はブロック型に手作業で切り出されて建築材として利用されてきました。周辺の砂漠から舞ってきた砂と白い塩が重なって地層のような独特の模様を持っています。その塩のブロックを観光用のホテルで室内の壁、椅子やテーブルなどの装飾に利用したのが塩のホテルです。湖の周辺に数件建っていますが日本人の観光客にお勧めできる水洗トイレや温水シャワーなどの設備を持つ塩のホテルは数えるほどしかありません。
ウユニ塩湖周辺で一番の観光地
鉄道の墓場
今長谷
ウユニ塩湖観光の玄関口のウユニの街。今でこそウユニ塩湖観光で有名になっていますが、以前は炭鉱の街でした(今も近くには大きな炭鉱があります)。その名残のように鉱物を運んだ機関車や貨車の廃車が無造作に放置されている場所があります。それが鉄道の墓場。ウユニ塩湖からの潮風で錆びた車体、砂漠に埋もれつつある線路や車輪。ボリビアの歴史を感じるノスタルジーたっぷりの観光地です。
お土産屋台と製塩の村
コルチャニ
今長谷
岩盤が弱いため、湖への入口は限られています。ウユニの街から入る多くの観光客の入口がコルチャニ村です。ウユニ塩湖の製塩産業が盛んな村だったのですが、ウユニ塩湖観光が有名になった今ではお土産屋の屋台が軒を並べることで有名になりました。村の中にはこの地方の暮らしを伝える博物館もあります。
今長谷
いかがだったでしょうか? ウユニ塩湖に行ったら泊りたい塩のホテルですが、人気が高く予約は容易ではありません。また設備的に塩のホテルだったらどれでも良いというものでもないですね。塩湖だけではもったいないウユニ塩湖の観光は宿泊や郊外の観光の時間も確保しましょう。標高も3766mですから身体を慣らすことも重要です。世界遺産にはまだ登録されていませんが、少なくとも2泊して満喫して頂きたい世界的な観光地です。