ナミビアの言語は多様!どんな言語があるの?公用語は?
ネイチャーガイド今長谷
こんにちは!ネイチャーガイドの今長谷です。
ナミビア観光に行った際には基本的に英語が使えれば問題ありません。
日常会話やお店の人とのやり取りなどは英語で通じます。
しかし、実際にはナミビアにはいくつもの言語があるとご存じですか?
大使館の調べによると、ナミビアでは部族別になんと14もの言語があるそうです。
そこで今回は、ナミビアで使われる言語についていくつかを解説していきます。
もちろん民族の言語なので、観光においてすべてを覚える必要はありません。
ナミビアの豆知識として参考にしてください。
→ネイチャーガイドといく南部アフリカ周遊ツアーの詳細はこちら
ナミビアの公用語は英語
ナミビアの公用語は英語です。
ですから、ナミビア観光に行くにあたって特別な言語を覚える必要はありません。
英語さえ話ができればナミビアでの意思疎通はできます。
参考として、以下にナミビア旅行で使える英語フレーズを紹介しますので、ぜひ活用してください。
- Check in, please./ チェックインお願いします
- Do you have a menu in Japanese or English?/日本語もしくは英語のメニューはありますか?
- What do you recomend?/おすすめは何ですか?
上記のように一般的な英語フレーズで意思は伝わりますので、ナミビアへ行く際は英語のフレーズを覚えておきましょう。
ナミビアではオシワンボ語も多く使われている
ナミビアではオシワンボ語と言われる言語も多く使われています。
ナミビアの半数以上の人はオシワンボ語を話せるそうです。
そこでオシワンボ語についても見ていきましょう。
オシワンボ語は少し日本語と似ている部分があるので、コツがわかればすぐに覚えられるかもしれません。
こんにちは | ウハラポ |
元気ですか? | オンギニ? |
おなかいっぱい | ワクタ |
元気です | ナワ |
はい | エー |
ありがとう | ナパンドゥラ |
日本出身です | オンダザコ ジャパナ |
いくらですか | オイニンガピ? |
水がほしいです | オンダハラ オクマ オメヤ |
先述したようにナミビアでは英語で意思の疎通がとれますが、ぜひ機会があればオシワンボ語でも話しかけてみてください。
ただしオシワンボ語も8つの方言に分かれています。
公用語としてよく使われるのはオシクワニャマという方言。
そのほかには、以下のように方言が分かれています。
- オシガンジェラ
- オシクワンビ
- オシンバラントゥ
- オシコロンカディ
- オシンバンジャ
- オシクヮルディ
基本的には上記で紹介したフレーズで通じるので、ぜひ使ってみてください。
ナマ語を使う部族も多い
ナマ語のほか、ダマラ語とも呼ばれてます。
ナミビアでは国民的言語として残っており、国営放送ではナマ語による番組もあるのだそうです。
現在は危機に瀕する言語とされていますが、2019年にケープタウン大学が一連の語学講座を実施し、2020年9月にはコイサン・センターを開設するなど、ナミビアでは残していきたい大切な言語となっています。
ナミビア言語の歴史
現在では英語とオシワンボ語が多く使われていますが、昔の公用語はアフリカーンス語と呼ばれる言語・ドイツ語・英語の3言語でした。
しかし、独立時に多言語化による負担を減らす目的でドイツ語がなくなり、イギリス連邦への加盟などによって英語が公用語となったのです。
ただ、アフリカーンス語は1980年代までは使われていたので、現代でもアフリカーンス語を使う人もいます。
アフリカーンス語のフレーズ
ナミビアではまだアフリカーンス語を使う人がいますので、いくつかのフレーズを紹介しておきます。
公用語としてアフリカーンス語を使う人は少ないかと思いますが、もし機会があれば使ってみましょう。
こんにちは | Goeie dag! | イエ ダフ |
おはようございます | Goeie môre! | ヒエムーラ |
ありがとう | Dankie! | ダンキー |
ごめんなさい | Ek is jammer. | ヤクレスヤーマー |
もう一度言ってもらえますか | Herhaal dit asseblief. | ハールホール ディッツ アスブリーフ |
はい | Ja | ヤ |
いいえ | nee | ネース |
ネイチャーガイド今長谷
以前、ベルギーに住んでいましたのでオランダ語に近いアフリカーンスはとても親しみ深い言葉でした。
それにしてもこの国の人々の語学力は素晴らしく、英語さえ話せたら全く不便を感じることはない国でした。
そのほかの特殊な言語
数多くの言語が使われるナミビアでは、ここまでに紹介した以外にも、以下のような言語が使われます。
- ヘレロ語
- ツワナ語
- コイサン諸語
- ポルトガル語
それぞれの言語について以下で解説していきます。
ヘレロ語
ナミビアとボツワナで使われる言語で、約24万人が使っていると言われています。
ツワナ語
ボツワナ・ジンバブエ・ナミビアで主に使われており、約500万人が使っていると言われています。
ボツワナでは公用語として使われるほどのメジャーな言語です。
コイサン諸語
主にカリハラ砂漠とタンザニアの一部地域で使われています。
ポルトガル語
ナミビアではポルトガル語も使われます。
とくにアンゴラに接する北部を中心に広まっており、全人口の4%~5%がポルトガル語を使うそうです。
学校教育にも取り入れられ、2014年にはポルトガル語諸国共同体のオブザーバーとなりました。
そこで、ポルトガル語のフレーズについても紹介していきます。
ナミビアの観光地では使うことは少ないかと思いますが、覚えておいて損はありません。
おはよう | ボン ヂーア |
こんにちは | ボア タルヂ |
元気ですか | テゥード ベン |
ありがとう | オブリガード/オブリガーダ |
ごめん | デスクウパ |
すみません | コン リセンサ |
ナミビアで言語に悩んだら…
そのため「どの言語を使えば良いのだろうか?」と悩む人もいるでしょう。
そんなときには2つの方法で乗り切ってください。
基本は英語で話す
ですから無理にほかの言語を使う必要はありません。
とくに観光スポットでの会話であれば英語で問題なく通じます。
特殊な言語については一部地域の民族が使う言葉なので、覚える必要はありません。
ただ、もし民族の方と話す機会があればお試し程度に民族の言語を使ってみると良いでしょう。
ツアーを利用する
ツアーであればガイドさんも一緒なので、日本語でも会話が通じます。
また、現地の方とお話したいときにもガイドさんの指示に従って会話をすれば問題ありません。
知りたい言葉やフレーズがある場合もガイドさんに聞けば教えてくれます。
ナミビアへの興味を深めましょう
観光に行くのであれば英語だけで何も問題はないでしょう。
ただ、せっかくナミビアで行くのであれば様々な言語スタイルに興味をもっていくと面白みが倍増するかもしれません。
「どこの地域ではどの言語が通じる」「どの民族にはこの言葉が通じる」など試してみるのもナミビア旅行の楽しさに繋がるかもしれません。
また、ナミビアの言語文化はそのまま歴史文化にも繋がっていきますので、知れば知るほどナミビアについての理解を深められます。
ぜひナミビア方面へ観光に行く際は、事前知識・豆知識として今回の記事を参考にしてください。