南極大陸の大自然!クジラとの出会いは迫力満点

南極大陸の大自然!クジラとの出会いは迫力満点

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今長谷写真
今長谷

ネイチャーガイドの今長谷です。日本を出て国際線の空の旅と、アルゼンチン・ウシュアイアからの船旅を合わせて6日目の朝、ついにたどり着いた南極大陸。これほど到着するまでの期待が高まる旅は他にはないでしょう。もちろん南極大陸への上陸は大きな目標ですが、南極海にも多くの楽しみが待っています。今回は南極の海の主役、クジラたちをネイチャーガイド的視点で写真満載でお届けします。

クルーズ船の甲板から、ゾディアックボートから
クジラとの出会いを目指す

南極半島に住むクジラたち

今長谷写真
今長谷

私がこれまでの南極の旅で出会ったクジラとクジラの仲間は6種類です。ナガスクジラ科のナガスクジラ、ミンククジラ、ザトウクジラ。セミクジラに属するミナミセミクジラ、そしてシャチとミナミマイルカです。

クルーズ船からの出会い
望遠写真のチャンス

今長谷写真
今長谷

クルーズ船の船室でくつろいでいると突然の船内放送でクジラの存在を知ります。船首を零時にして時計回りでその位置を知らせてくれます。「いま2時の方向にハンプバック(ザトウクジラ)が2頭確認できます」という具合です。安定したクルーズ船からの出会いは超望遠カメラでの写真撮影のチャンスでもあります。くつろいでいる時間も双眼鏡にカメラ、甲板に出る服装は常に準備です。

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ゾディアックボートクルーズでの出会い
至近距離で大興奮

今長谷写真
今長谷

クルーズ船から10名程度で乗るゾディアックボート(ゴムボート)でのクルーズ中の楽しみの一つはクジラとの出会い。クジラの息遣いが聞こえるほどの距離で現れることも珍しくありません。ボートの上からなので望遠レンズは不利ですが、それも不要なほどの距離に近づくこともあります。連写で至極の一枚を狙いましょう。

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個性を競う
クジラの尾びれ

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今長谷

クジラの個体識別に使われるのが尾びれです。人間でいえば指紋のようなものとなります。多くのクジラとの出会いを楽しめる南極では真っ白な尾びれや絵のような模様のある尾びれなど個性的な尾びれを楽しめます。しばらく潮を吹きながら回遊していたクジラがひときわ大きく潮を吹き、背中を大きくまげて深く海中に姿を消す瞬間に見せる尾びれは見逃せません。

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大迫力
ブリーチングを目撃

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今長谷

巨大なクジラが海面からジャンプするブリーチングを目撃することはまさに幸運で、南極の忘れられない思い出になります。あっという間の出来事ですが、一度ブリーチングをしたら何度か繰り返すことがあります。ブリーチングをしたクジラがいたら、その少し先の海を瞬きもせずに見つめ、その瞬間を目に焼き付けます。写真に挑戦するなら結果を恐れずにとにかく連写です。

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貴重なクジラとの出会い

今長谷写真
今長谷

2020年2月は珍しいクジラに出会いました。最もよく見かけるのはザトウクジラ、次によく見るのはミンククジラですが、その日はゾディアックボートクルーズを案内してくれたガイドも興奮するミナミセミクジラに出会いました。こういう思いがけない出会いも大自然の南極らしいうれしいハプニングです。さらに南極の王者のシャチに出会うこともあります。

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今長谷写真
今長谷

いかがだったでしょうか?
クジラは世界中の海に住む動物ですから、運が良ければ小笠原や四国などでみることができます。しかし、幸運を必要としないくらい南極でのクジラとの出会いは日常的です。日本をはじめ、捕鯨が盛んだったころから多くの捕鯨船が目指した南極海は今もクジラたちの世界です-->次回は南極を白い大陸と言わしめる美しい氷の世界の魅力をお届けしますのでお楽しみに!

Auther: ネイチャーガイド 今長谷 啓享

自分が行って楽しいと思える旅じゃないと作らない!というポリシーで現地調査・企画・手配を行い、現地の案内まで、ネイチャーガイドとして体験型で少人数のくつろぎの旅を提供。北極圏から南極大陸まで、歴史と文化に溢れる世界遺産からヨーロッパや南米アンデスの山々まで、海外への渡航歴200回以上、パリやベルギーにも駐在経験のある旅人。元山岳ガイドの経験も活かし「自然や世界遺産が好きな方々を体験型で少人数のくつろぎの旅の世界」へ今も日々案内中。