南極大陸の氷の世界を目指す旅行

クルーズ船から、あるいはゾディアックボートから見る巨大な氷山。海上に現れている部分だけでも巨大ですが、見えているのは全体のわずか1割。海中にはその9倍のサイズの氷が沈んでいます。大陸から流れ出た巨大な氷の塊を見るとき、南極に来たことを実感します。

天気が良く、風もなく、さざ波もない日のゾディアックボートクルーズは最高です。素晴らしいリフレクション（反射）を映す氷の芸術の世界です。

ゾディアックボートで上陸した南極大陸。時期は夏ですから雪も融けて大地が表れていますが、そこは南極。雪がたっぷり残り、雪を歩いて南極大陸を体験します。ボートからではピンとこなかった氷河のサイズも陸上では驚異の世界です。

南極の氷をゾディアックボートで、あるいは大陸の上で体感します。ボートで海氷をすくい上げてかじるのは定番。何も取ることができない南極で味を確かめることができる唯一のものが氷です。

いかがだったでしょうか？
白い大陸が広がる南極で氷も主役の一つです。世界の淡水の70％は南極などの氷だといわれます（90％というデータもあります）。地球の温暖化で氷が解けることで海面上昇が起こるというニュースを耳にしますが、なんと南極の氷がすべて融けた場合、世界の海は61ｍも上昇するとか。それほど広大で、人類の暮らしと密接にかかわるのが南極です-->4回にわたってお届けした南極の魅力はいかがでしたか？遠い遠い南極ですが、ぜひとも訪れていただきたい大自然と絶景の宝庫です。